2020年3月28日 更新

【桜の京都】名木なりひら桜が見事に咲き誇る「十輪寺」【京都花めぐり】

京都大原野にある在平業平が晩年を過ごしたといわれる古刹。圧巻の美しさを誇るなりひら桜が見頃を迎えています。

見事に咲き誇るなりひら桜

 (181102)

西京区の大原野に位置する「「十輪寺」850年(嘉祥3)に創建。
文徳天皇が染殿皇后の安産祈願のため延命地蔵を安置したのが起源。
後に在原業平が晩年を過ごされた所としても広く知られています。
 (181119)

境内に入ると見事な桜の風景に出会えます。
回廊の屋根からそびえ立つ背の高い桜は、「なりひら桜」と呼ばれています。
樹齢約200年だそうで、その姿を見た時はあまりの美しさに感動しました。
 (181105)

本堂から庭園の方へ。
「三方普感の庭」と呼ばれ、江戸時代に作庭されたそうです。
高廊下、茶室、業平御殿に囲まれたお庭で、立・座・寝と見る場所から趣の違いが楽しめる庭園です。
見上げれば桜の天蓋の様な、なりひら桜が楽しめ、癒されるお庭です。
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なりひら桜も素敵ですが、苔むした庭園にも趣があります。
 (181107)

本堂の裏山へ登ると、在原業平が晩年塩焼きの風流を楽しんだと伝えられる塩釜が残されています。
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裏山の塩釜へ向かう途中の風景。
本堂や御殿の屋根からなりひら桜がその美しい姿を見せてくれます。
ここでしか見れない壮大な風景ですね!
 (181103)

京都指定文化財の本堂。
創建当時の本堂は応仁の乱の際に焼失し、1750年に再建されました。
鳳輦形(ほうれんがた)と呼ばれるお御輿をかたどった非常に珍しいものです。
 (181153)

御朱印や限定の御朱印帳も人気のようですよ♪
 (181100)

本堂前の手水には美しい椿の花手水がありました。
ソメイヨシノが見頃になる前に咲き誇るなりひら桜。
アクセスは少し遠めですが、ここでしか見れない風景を楽しむことができます。
十輪寺の公式サイトでなりひら桜の開花状況を綴っておられますので、拝観の際にはご参考にされてはいかがでしょうか?

十輪寺 へのツイート

詳細情報

名称:業平寺 十輪寺
住所:京都市西京区大原野小塩町481
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:400円
アクセス:阪急電車「東向日駅」下車  阪急バス「小塩」下車(約20分)徒歩約1分
関連ページ:http://narihiratera.seesaa.net/
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