2018年10月8日 更新

【京都豆腐めぐり】京都イチの歴史ある老舗京豆腐店!洛中名水使用とおくどさんで手づくり幻製法☆「入山とうふ店」

京都府庁スグの場所にある、京豆腐の老舗。昔ながらの豆腐店の風情を残し、さらに昔ながらの手づくり製法にこだわった幻的お店。

昔懐かしい風情を残す歴史ある洛中の有名豆腐店

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京豆腐のお店、大手ばかり紹介していてこちらが抜け落ちていました(汗)
京都府庁スグ、丸太町から油小路上がった場所にあるお店。
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周辺は狭い通りに住宅立ち並ぶ、ご近所さん御用達のような風情のお店なんですが。
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小規模ながら超有名店。文政12年(1829年)創業で、京都では一番古いお豆腐屋さん。店構えからして、なんとも懐かしい雰囲気漂う。
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表から厨房が一目瞭然はわけですが。
ご主人で8代目。ここのお店は古いんですか?と伺うと「うちは古いですよ!」と返事がきて、何代目ですか?と聞くとムフッ♡としか応答がなく、あとで調べました(笑)洛中男の奥ゆかしさでしょうか。
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こちらのお店は昔ながらの製法にこだわり、今も現役のおくどさんで大豆を炊くそうです。
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店先にはお揚げがならび、半分のサイズや三角揚げも。
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この日は昼前にうかがい、すでに朝のうちに完売してしまったのか、木綿豆腐と焼豆腐とさっきのお揚げのみ、ということで、揚げ豆腐280円、焼豆腐260円を購入。
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こんなパッケージ。
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まずはお揚げ。パッケージに「滋野井の水使用」とあり、平安時代の公家・滋野貞主の邸宅がこのすぐ近くにかつてあり、そこに湧き出た井戸『滋野井』と同じ水脈の地下水を使用ということ。

そして、原料には国産丸大豆と上質な白絞油を使い、油抜き不要。
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お揚げなんですが、商品名「揚げ豆腐」というだけあって、かなり分厚め。これまで出会った京揚げの中で、一番分厚い印象。しかもかなりの重量感。
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で、せっかくこんな上質なお揚げなんで、シンプルに食べた方が絶対美味しいだろうと、ワンパターン調理ではありますが、焼き揚げに。
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まず、豆腐自体が高密度でしっかりとした歯ごたえもあり、食べごたえ十分。揚げた部分が美味しいです。白絞油効果。これは立派なメインディッシュになるお揚げ。
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焼き豆腐、驚き製法なんですが、こちらでは大豆を煮るおくどさんに残った薪炭でこの焼き目をつけています。なので、水には浸かってない状態。せっかくの焼き目の風味が飛んでしまいますからね。
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ほとんどのお店がガスバーナーで炙った均一な焼き目だったりしますが、こちらでは炭火焼きのなんとも美味しそうないい焼き目です。お豆腐に串打ちして焼くというこだわりようで、その串打ち跡もお豆腐に残っています。
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焼豆腐なので、すき焼きや肉豆腐にするのが妥当かとも思いましたが、せっかくのこの焼き目を活かせないかとステーキに。スキレットに乗せて、少し甘め醤油タレ、わざわざ作ったエスカルゴバターを乗せてステーキっぽく仕上げましたが、ここまでこねくり回す必要ありませんでした(汗)

豆腐自体がとにかく重厚な味わいで存在感ありあり。ある意味個性的。きっと他が真似できない手づくりの幻製法の賜物。これは必食。ぜひお試しあれ!

ヨ~イヤサ~♪

入山とうふ店 への口コミ

店舗情報情報

住所:京都市上京区東魚屋町347
電話番号:075-241-2339
営業時間:9:30~18:00
定休日:日曜日と第1、3月曜日
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