2018年12月30日 更新

京町屋の屋根裏レストラン|隠れ家フレンチ「ラ・メール・ギキ」

高辻御幸町の西側、京町屋を大胆にリノベーションしたフレンチレストラン「ラ・メール・ギキ」でクリスマスディナーなり。

隠れ家フレンチレストラン

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パソコンを眺めていたら神奈川県に移転するため閉店した「ラ・ターブル・オ・ジャポン」の跡地に南仏料理のお店がオープンしているのを発見。お店の名前は「ラ・メール・ギキ」、祇園にあるフレンチ「キャレドミュー」などにおられたシェフが独立して興されたようです。
アップされていたオマールの写真にクラクラっとなり、速攻で予約電話。と、クリスマスディナー¥8000になりますが!いうことでお願いしたのですな。
お店は高辻通沿い、麩屋町東入にある。ご覧の京町屋リノベ物件。ダイナミックな改装で一階は駐車場、二階屋根裏がレストランという建物なのだ。
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ラ・ターブル・オ・ジャポンは、傍に近寄らないと何のお店なのか解らなかったのですが、今回は大きな看板があるので、とても解りやすい。オマールだよね~、と思いつつ、急な細い階段を登り二階へ。
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基本、ラ・ターブル・オ・ジャポンと店内の印象は大きくは変わらないのですが、少々明るくなった印象。オープンしてまだ2ヶ月たらず。二人用テーブル5卓、カウンター席4卓かな。こじんまりした、が、清潔でお洒落な空間。先客はカップル2組。現在は、シェフ独りで回されている模様。(ランチ時は奥様がフロアに入られることもあるようです)ここも隠れ家的と言えば非常に隠れ家のような雰囲気なのだ。
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取りあえず泡グラス¥700をお願いし、お料理を待つ。ワクワク!
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アミューズは、ご覧の玉子料理、ウフ・ブリュリエ。揚げガダイフが鳥の巣的なビジュアル。流石に鳥の巣部分は食べないのですが汗
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柔らかいスクランブルエッグにトリュフたっぷり! なのだ。
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で、速やかに出てきたパン。パリッとしたバゲットと、もっちりな自家製のイカスミパンという2種。添えてあるのが、ガーリックがほんのり効いたトマトと黒オリーブのペースト。これは、ついついパンが進みますな。(パンお代わりOKだったので、ソースを頂くため、ついつい2個づつ注文汗汗)
取りあえず白だよね、とグラスのソーヴィニオンブランとシャルドネを注文。それぞれ¥600、¥750のお手軽プライス。
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で、前菜は鹿児島産ツムブリのカルパッチョ。合わせるのは九条ネギのソース。ツムブリなんて魚、初めて食べたように思うのですが、確かに鰤らしく脂のりのり!本鰤のようにむちむちっとした食感は無いのですがでとろける食感ですな。それに九条ネギ!を主張するソースにビネガーをまとった蕪の薄切りが合わさって良い仕事をするのだ。
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お次はクリスマスディナー用なのかフォアグラと大根のブレゼ。やわやわの大根に程よい濃度の甘口ソース。合わせるフォアグラソテーに茹で空豆、それに春菊の芽。間違い無さすぎなお味。
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で、これを食べに来ました。多分このお店では必殺技的スペシャリテ、オマールのビスクソース! ビジュアルも良好なのですが、とても柔らかい火入れでバッチリ!過ぎな一皿。旨味満載なのに重くないソースも、追加したイカスミパンで一滴残らず頂きました。激しくお勧めいたします。
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メインは鴨肉ソテー。シェフ曰く、あえて薄口に仕上げてあるので、添えてあるワイン塩で調整してくださいね!とガイドされる。ワイン塩を乗せると、ぐんと鴨肉の旨みが際立ってくるのが面白い。これも手堅いお味。
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デザートはクリスマスらしく、濃厚ガトーショコラと可愛らしいサンタ苺。こういうちょっとした工夫が嬉しい。珈琲と紅茶でまったりし、充実ディナー完了。フレンチを食べた!感しっかりなのにお腹はほどよくパンパンなり。シーフードにウエイトを置いているから、でしょうな。味付けもお上手です。

以上で泡2、白4とそこそこ呑んで¥21000という納得価格。酒飲みとしてはグラスワインが弱い(泡1赤白各2)のが少々残念なのですが、ビストロ価格設定。ディナー¥6000からあの!オマールが頂けるので気軽に来れるのが嬉しいですな。 更にランチは¥2500から!と更にお手頃価格。メイン付きの¥4500も検討中、とのことでした。夜はアラカルトもOKのようです。

オーソドックスなお料理ですが、雰囲気も良く上品なので、また来たくなって速攻で来年の予約を入れてしまいました。また、気の合う仲間にお声掛けし、やってくる所存です~。ご馳走様でした。

基本情報

店名:ラ・メール・ギキ (La Mer giki)
住所:京都市下京区茶磨屋町228-2
営業時間:12:00~15:00(L.O.14:00) 18:00~22:30(L.O.21:00) 
定休日:火曜日
TEL:075-371-4343
関連ページ:http://la-mergiki.com/
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スイカ小太郎。 スイカ小太郎。