街歩きの達人・タモリさんが“ブラブラ”歩きながら知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫るNHK人気番組「ブラタモリ」。街の新たな魅力や歴史・文化などを深堀する番組で、案外地元民が知らなかった知見にも巡り合えたり。
京都もこれまで数々のエリアが紹介されてきましたが、5月20日放映「京都・山科~要衝・山科は何を生んだ?~」回において、これまであまり観光スポットとして紹介されてこなかった山科の魅力について深堀されていました。
番組ではいくつかの項目でそのスポットを紹介されていましたが、今回はその中でも注目の史跡『山科本願寺』についての史跡をさらに深堀します。
via © 国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省
その後、山科本願寺は天文元年(1532年)、法華宗や延暦寺、六角氏に攻められ焼失。巨大な要塞の痕跡は今もこの山科に色濃く残され、『山科本願寺跡』というテーマで観光するにふさわしい充実ぶりです。これまであまり歴史観光的観点で紹介されてこなかった京都山科。ブラタモリの影響で今後注目を集めそうなスポットですね。
こちらは現在の山科区の航空地図。山科本願寺は3つの郭(くるわ)で構成され、阿弥陀堂や宗祖親鸞の像を祀る御影堂があった「御本寺」、僧が住んだ「内寺内」、町衆の家が並んだ「外寺内」。そして晩年蓮如上人が過ごした「南殿」。