府民の憩い場『京都御苑』
江戸時代には宮家や公家の邸宅が約200軒連ねられていた1周約4kmの『京都御苑』。多くの歴史が積み重なった今は緑豊かな国民公園となっていて、市民の憩いの場として利用されています。梅や桜やイチョウなど、四季の移り変わりが楽しめる上に邸跡や様々な遺構があるため、歴史にも触れることができます。
芝生や砂利が広がっていて、私はこの砂利の上を歩くのが結構好きだったりします。参道を歩くみたいに身を清められたり、心を鎮られる気がするからです。だからいつも踏みしめながら歩いています。
紅葉の時期には、もみじを楽しむこともできます。
紅葉の時期には、もみじを楽しむこともできます。
「御所の細道」
「御所の細道」をご存知ですか?実は『京都御苑』は地元の方にとっては通勤や通学のショートカットコースで、砂利道を自転車走行されているそうです。ハンドルをとられて乗りにくくない!?と驚きましたが大丈夫。通称「御所の細道」とも呼ばれる自転車走行の末にできた轍があり、自転車が1台走れるほどの白い筋が通っているからです。毎日のようにみんながこの轍を走行したことでできあがった隠れた名風景。私も自転車で走ってみたいです。
『厳島神社』
『京都御苑』内にある「厳島神社」は、平清盛が広島県の『厳島神社』から勧請して創建されました。その時の場所は兵庫県神戸市だったそうですが、縁あって今は九条池の中島にあります。
『厳島神社』の鳥居は『伴氏社』と『蚕の社』と共に「京都三珍鳥居」の1つに数えられています。石造鳥居で唐破風が付いていることから「唐破風鳥居」と呼ぶ珍しい鳥居です。
『京都御苑』はとても広いので、是非お気に入りの場所で思い思いの時間をお過ごしください。
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