2019年9月17日 更新

【京都お寺めぐり】学問の神様・北野天満宮の神仏習合寺院!菅原道真の生母墓所も「東向観音寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は学問の神様で知られる北野天満宮の参道途中にある寺院。神仏習合時代の名残りを残し、菅原道真の生母墓所もあり。

北野天満宮にある神仏習合時代の流れを汲む『神宮寺』

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上京区、学問の神様・菅原道真をお祀りする神社。そして、全国にある天満宮の総本山でもある北野天満宮。
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その一の鳥居をくぐり、参道沿い西側にあるこちらのお寺。
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真言宗泉涌寺派のお寺。
延暦25年(806年)桓武天皇の勅願により建立された朝日寺を前身とする。天歴元年(947年)に朝日寺の僧侶・最鎮らが天満宮を建立したのち、応和元年(961年)に筑紫の観世音寺より菅原道真作十一面観音を請来し安置し、本尊として観音寺となる。
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古来より北野神宮寺、または北野奥の院と称する。『神宮寺』とは神仏習合の思想により、神社に附属して建てられた仏教寺院や仏堂のこと。明治時代に入ると神仏分離されるに至りましたが。

本堂が東方を向くことから東向観音とも称され、かつては西方を向く西向観音もあったそうですが、幾多の火災により廃絶。
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こちらは行者堂。修験道の祖・役小角(えんのおづの)、神変大菩薩を祀る。
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土蜘蛛塚。この駒札の背後にあったんですが、画像撮り忘れています(汗)

ここにある蜘蛛灯籠(火袋)はもともと七本松通一条にあり、源頼光を悩ます土蜘蛛が住んでいた場所にあったもの。明治時代にこの火袋を発掘して以降、譲り受けた人が庭に飾っていたところ家運が傾き、「土蜘蛛の祟り」と恐れられ、東向観音寺に奉納。

「土蜘蛛」と言っても、実際は昆虫のクモではなく、先住穴居民族のことで、背が低くまるで土蜘蛛のようだったことから称される。

最近ではゲーム『刀剣乱舞』ファンの間で人気のスポット。
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そのすぐ横にあるのが菅原道真の生母大伴氏の墓所。
参道脇にある静かな佇まいのお寺。北野天満宮参拝とセットで訪れたい場所ですね。

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詳細情報

名称:東向観音寺
住所:京都市上京区観音寺門前町863
関連ページ:http://www.higasimukikannon.sakura.ne.jp/
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