2021年7月29日 更新

【京都バル】予約必至のワイン豊富な人気バル☆炭火焼ジビエは必食「三本木商店」

おおきに~豆はなどす☆今回は上京区三本木にある人気居酒屋。炭火焼のジビエを中心に季節の野菜や魚介料理もそろい、さらにナチュラルワインや日本酒も豊富。

予約必須、いや予約至難の人気居酒屋

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上京区鴨川西詰、丸太町通りを北へ。閑静な住宅街。以前周辺散策で訪れたこともある、江戸時代から明治時代初期にかけて花街『三本木』があった場所。激動の時代、幕末の志士たちが密会を重ねた料亭などが軒を連ねた、そんなエリア。
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そんな場所にある、築100年以上の京町家リノベーションの人気居酒屋。というか、バルと呼んだほうがいいですかね。店名には、そんな歴史的背景を織り込まれたのか『三本木商店』。

ずっと来店したいと思いつつ、コロナ禍だったりいつ電話しても満席だったり(笑)
ちょうど緊急事態宣言も解除されてすぐの週末、久々に友人と外で飲もうということで、早い時期から予約してやってきました。友人はすでに来店済で再訪したい!とのこともあり。通常の開店時間17時半より早い16時からオープンされています。
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店内は夜仕様なライティングの、京町家の風情を活かした空間。一段高いフローリングになっていて、最初土禁かと躊躇しましたが、靴のままで、と。

奥には緑の植栽らしき坪庭もあり、テーブル席とカウンター席中心にオープンキッチンになっています。店員さんにも話しかけやすいカジュアルな雰囲気です。実際気さくな店員さんぞろい。
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ワインや日本酒のセラーも背後にあり、さらに地下へ続く階段にもセラーがある様子。

改装前の京町家あるあるな話ですが、かつての防空壕だそうです。京都は第二次世界大戦中大きな空襲はありませんでしたが、意外と地下壕を設えた京町家が多く、商用利用でリノベーションする段になって地下壕の存在がわかり、そのまま潰されてしまうのが大半ですが、こちらではこうしてセラーとして活用されてるようです。

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そして、ドリンクメニュー。ワインと日本酒が豊富にあるようです。ワインについては特にリストなくセラーでチョイスすることが可能みたいでしたが、ものぐさなのでお店の方に好みを伝え、チョイスしてもらいました(笑)
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暑い日だったので、とりあえず赤星でスタート。久々のプハァ~
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で、落ち着いたところで料理を吟味。炭火焼を中心に料理を展開されていて、キッチンの隅で終始ご主人が焼き物を調理されていました。そして、ジビエ、黒豚など、肉の種類もいろいろあります。とにかくどれにしようかかなり迷います。さらにシャルキュトリーの類も充実し、どれにしようか迷いに迷います。さらに前菜では魚介類や旬の野菜などを使った料理がいろいろ。

で、お店の方にオススメを聞きつつ、いろいろとチョイス。
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まずは前菜。五島列島ごん鯵のマリネフルーツトマトとマンゴーのガスパチョソース。脂ののったごん鯵にフルーティーなソースとトマトや紫玉ねぎはハーブの風味。もうお酒が進みまくりの一品。
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シャルキュトリーの盛り合わせ。そこに人気ベーカリー『クルス』のルヴァンがよく合いオススメとのことで添えて。盛り合わせには京鴨の生ハムやクミン香る鶏砂肝のコンフィ、京鴨と黒豚のリエット、鹿と実山椒のリエットなど、酒盗的メニューぞろい。
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すかさずワインにスイッチ。こちらではすべてナチュラルワイン。
友人チョイスのフランス・ロスタルルージュ。
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どのシャルキュトリーもこのクルスのパンとワインとの相性よく、気分も上がります。
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続いてこちら。
鮎の春巻き。鮎の肝ソースと骨煎餅も。和歌山県産の鮎ということで、ちょっと大ぶりなので、こんな分解してから再構築する料理ができるんですね。鮎の苦みもほどよく、骨煎餅の香ばしさも美味。
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それに合わすならどのワインがいいだろう、と思案していると、オレンジは?と店員さんに提案され、それはグッドアイデア!と、こちらに。イタリア・エミリアロマーニャのジャンドンビアンコ。フルーティーで渋みもあり、発酵感もありヤバい美味しさ。
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こうなるとピッチが速いです(笑)友人チョイスのイタリアトスカーナのパーチナ赤。野生酵母使いとか。
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さらに追加の料理はアオリイカとホタテ貝柱と夏野菜ロメスコソース。スペイン料理の定番ソース、トマトやナッツ、パプリカを使ったソース。炭火焼された大ぶりのホタテやアオリイカ、さらに夏野菜をこのソースでいただきます。シンプルに焼いた素材がソースをアクセントにさらに深い美味しさに。
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こちらはお店一番の人気メニュー、美山の鹿しきんぼうの炭火焼。『しきんぼう』とは、後ろ足のももの外側の部位。一頭から取れる量が少ない希少部位なんだとか。
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こうなったら赤だな。とそれぞれ追加。銘柄の件は割愛します(笑)
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火入れ具合抜群で、いい赤身。適度な弾力がありつつ、とても柔らかい肉質。実山椒がアクセントになって味付けはシンプルに塩くらいでしたね。脂身も少なくヘルシーながら旨味十分。
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日本酒もすこしいっとくか、と秋鹿の純米無濾過生原酒。
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最後〆に黒バイ貝の老酒漬け。完全に酒のアテ。これ、精米歩合80%の秋鹿によく合いました。いいコク味がアシスト。

以上、たらふく食べて飲んで、一人会計9000円ほど(笑)おそらく通常の方なら6000円くらいで終える飲食だと思いますが、食い意地張った者どおしの飲み会だったので、こんな具合になりました(汗)

季節の野菜や魚介料理もあり、料理法自体は炭火焼中心で、素材の味を重視したお料理。お酒の種類も抜群で無敵じゃね?なお店。また再訪したいですね。オススメです!

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:三本木商店
場所:京都市上京区真町478
電話:075‐255‐2810
営業時間:17:30~23:00(L.O.22:00)
定休日:月曜日、日曜日(不定休)
公式サイト:https://www.sanbongi-shoten.com/
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