2018年8月21日 更新

【京都パンめぐり】絶滅危惧種『ニューバード』発見!京都らしい昭和レトロな懐かしベーカリー「バード観月堂」

伏見区向島にある昭和レトロな雰囲気そのままのベーカリー。今はなき老舗パンチェーン店「バード」の支店。そして、京都発祥パンともいわれている名物レトロパン『ニューバード』も発見。

京都らしい佇まいの老舗パンチェーン店「バード」の名残り店

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伏見区向島。
とある古いパン屋さんを探していて、こちらがヒット。住宅街にある、かつて市内にはよくあった仕様の店舗。
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ちょうど、通りの角店。テントの店名とは別に、古びた看板には「バードチェーン」の文字。

京都にはその昔、「西湖堂」という製パン会社があり、今では京都老舗ベーカリーの筆頭として有名な「進々堂」と並び、二大巨頭的存在。その西湖堂はバードチェーンという店舗を66ヶ所展開。工場で生地を成形したものをチェーン店に配送。店舗のオーブンで焼き、焼きたてのバンを提供するというシステムでしたが、2~30年前に倒産。今ではそのまま個人店として営業してるパン屋さんが市内にわずか数店。お店自体が幻的存在で絶滅危惧種とも言えます。

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こんなところに京都らしさが。

通称『いけず石』。車の往来で敷地内に入ってこないよう、ギリギリのところに大きな石を設置。市内にはこんないけず石が至る所で見つけられますが。ちなみに『いけず』とは意地悪という意味。まあ、よく京都人はぶぶ漬どうですか~説にならい、本音と建て前が違ういけずな人多いとディスられますね(笑)
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いろんな意味で昭和感が満載。
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店内にもレトロ感。かつての名残り、バード西湖堂の文字。フォントもそういえばこんな感じでした。あとでご主人に聞くと、かつて西湖堂の工場、南区にあったそうです。
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店内はこれまたレトロな陳列スタイル。一つ一つがビニール袋に入れられ、トレイに収まっています。
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これを見つけて、ちょっと小躍りしたくなる衝動。
幻パン『ニューバード』。

バードチェーン店の看板商品でもあり、今また京都レトロパンファンの間でブーム再燃の『ニューバード』。京都の古いパン屋さんでしか見かけない、絶滅危惧種パン。
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おかずパンもあります。
何より、この価格設定自体が昭和水準というか。今時こんな安い値段で売ってないんじゃないですかね。
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こちらも懐かしめなサンライズ。こちらのは『サンライス』になってますが。全国的に言うメロンパン。これも京都、いや関西呼称ですかね。
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冷蔵ケースには素朴なケーキ類も。コルネはきっと生クリーム使ってるんですかね。あと、ロールケーキも。
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こちらがここのご主人。昭和40年代から創業されて、今も現役でパンづくりに励んでおられます。照れながら撮影に応じてくださいました。ステキな笑顔。
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で、今回はニューバード100円、サンライズ100円を購入。ラスクはおまけで入れてくれました。
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まずはニューバード。わりと小ぶりです。
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こちらは揚げたタイプですかね。中には赤いウインナー。これも昭和レトロですね。昔は魚肉ソーセージだったそうですが、最近ではそれすら入手困難らしく、こちらを採用とのこと。
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食べてみます。生地自体は普通のパン。赤いウインナーまわりにカレー粉がまぶしてあり、それが生地に移ってほんのりカレー風味。赤いウインナーの懐かしい味。最近のこだわりソーセージとはまた違うノスタルジーを誘起。
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サンライズ。こちらもわりと小ぶり。
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そして、しっとり仕上げ。もちろん表面の焼いた部分は甘くカリッとした歯ざわり。そして、中の生地はやわらかふんわり。
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食パンの耳を再利用したラスクは焼いたタイプ。程よい塩加減がおつまみにもなり、ちょっとクセになるような味わい。

いや~まだこんなお店が残っていることに感激。昭和パン好きには必訪の聖地的ベーカリー。お試しあれ!

ヨ~イヤサ~♪

バード観月堂 への口コミ

詳細情報

住所:京都府京都市伏見区向島庚申町45-14

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豆はな 豆はな