2019年10月8日 更新

石窯ピッツァが美味しい十条の隠れ家イタリアン「ゴリーズキッチン」

近鉄十条駅から徒歩圏内、ポツンと佇む隠れ家イタリアン「ゴリーズキッチン」でピッツァとワインなり。

十条にたたずむ隠れ家イタリアン

 (165770)

お店の名前はGori's Kitchen(ゴリーズキッチン)、場所は近鉄十条駅から十条通を西に。大宮通を下がり、マクドを越えたら次の角を西に入ると、こういうお店が見えてくるのだ。多分100m近隣には、先のマクド以外は飲食店がほぼ無いので、間違いなく予約が吉のお店。
 (165771)

店内に入ると意外に広い。逆L字のカウンター席がゆったり目に6席。色々アレンジ可能なテーブル席が全16席。奥に12席の座敷があるらしい(我々は未確認ですが、ネットによると乳幼児も受入可!のようです)。我々が2組目の客だったのですが、それ以後、くるわくるわ、2時間ほどの滞在時間でがっちり2回転目に突入し、帰りがけには空いたテーブル席で3回転目の8人席をセットされているほどの人気度合い。
 (165772)

本格的な薪窯で焼かれるピッツアが人気のお店なのですが、それ以外のメニューも豊富。こちらはレギュラーメニュー以外のお勧めをまとめたものですが、前菜が色々20種ほど、パスタにリゾットが15種ほど、メインが3種(牛・鴨・夏鹿)ほどあり、自分でコース仕立てで頂けるのが嬉しい。ピッツアは好きなのですが、ピッツアに行く前に色々ワインのアテも欲しいなあ!と思う我々には嬉しいメニュー編成。
 (165773)

で、先に泡グラス(確か¥580だったような)を呑みつつ、先にすぐ出てくる前菜をお願いして、メニューを更に子細に検討しようということに。
 (165774)

前菜盛り合わせは¥1200なり。しっかり量のグリーンサラダと、小さなカップには豚肉の煮込み、自家製と思われる鶏ハム、鱧炙りにトマトソース、で、特筆すべきは湯剥きしたでっかいトマトをほんのり甘いシロップに付け込んである面白さ。同じようなレシピのプチトマトはフレンチの前菜などで見ますが、このサイズは初めてですな。ナイフが切れないので少々イライラしますが(汗)
 (165775)

大羽の鰯を自家製オイルサーディンに。¥480なり。少々崩れていますが柔らかく、ガーリックの効きも適切。ピッツアに乗せると絶対美味しい奴なので、ピッツアまで半分ほど残す相方。(こういう行動に食い意地が現れますな。。先見の明だ・・・汗)
 (165776)

で、ピッツアメニューその1。後程伺ったところによりますと、御店主は15年前、大阪は靭公園近くにある人気ピッツエリア、サンタルチアに4年間ほど居られ、更にイタリア修行経験もある方なのだ。サンタルチアは、①2階に上がる超急で狭い階段、②お店に横付けされたオーナーのフェラーリ ③夜、マルゲリータが¥2000超え、という、色々印象深い高級店。大阪に住んでいた時代、ランチ・夜とも何回か行ったことがありますが、お味は間違いないお店なので、これは期待が高まりますなあ~。
しかし、場所が十条とは言え、この値付けは相当頑張っておられるなあ、というのが第一印象。。お師匠筋の半額設定なのだ。
 (165777)

更にピッツアメニューその2。速攻でピッツアはハーフ&ハーフを、それぞれの半額+¥300!で注文できるのを発見し、俄然、このお店は良い店だ~!!!!と歓喜な我々。 まず1枚、ピッツアをお願いし、その後流れで何か追加しよう!ということに。
 (165778)

本腰を入れて呑む気になったので、ワインをボトルで貰う。赤白とも8種類ほどスタンバっていて、ワイン呑みなら嬉しい¥2000から¥3800までというお手頃価格。すっきりしたピノグリージョでしたが、たしか¥2700かな。良いグラスなので値段以上に美味しく感じますな。で、更にどんどんと大体20代前後のお若いカップルのお客さんが、予約無しで飛び込みで入ってきて残念そうに帰っていくのに感心しながら、ピッツアを待つ。

嬉しいハーフ&ハーフピッツァ

 (165779)

まずはトマト・クリーム系をハーフで頂くのが正解だろうと、奥がゴリーズピッツア¥1280・手前がインサラータ¥1480という布陣で注文。ゴリーズピッツアは、京丹波町の「ミルクファームすぎやま」謹製のモッツアレラチーズを使っているマルゲリータ。このお店でのこだわりの一品ですな。インサラータは、ホワイトソースにモッツアレラ、生ハムとサラダが乗っかった定番。 これで各半額+¥300の、合計¥1680!なので、我々のような食い意地カップルには、超ありがたいシステムなのだ。

で、肝心のお味ですが、ピッツア生地はかなりしっかりした焼き上がりで香ばしく、とは言え焦げていない良い感じの線。それほどボリューミーではなく、若干薄手に仕上げてあるので軽やかにバクバクと頂ける。いやー、これは美味しいじゃん!と相方と顔を見合わせるのだ。少し気になるのは、もっちり系でコシの強い生地が、出して頂いたナイフでは驚くほど切れない!ことだけですな汗。
 (165780)

で更に、我々がこのピッツアの虜になる仕掛けがこちら。右手は自家製の唐辛子オイル。辛味は控えめで風味付け程度ですが、有ると味に深みを追加、と言う感じ。(お隣のテーブルのお兄さんがいきなり、1枚に全部ぐるぐるぐるぐる~と掛けてしまうのを見てびっくりしましたが汗)、で、特筆すべきは左にある唐辛子パウダー。超粗びきで自家製なのかも?なのですが、多分相当辛い品種の唐辛子をお使いで、ちょっと掛けただけで異次元の辛さが体験できます。辛いもの好きに超!お勧め。
 (165783)

で、当初〆は夏鹿だ!と言っていたのですが、これはピッツアで攻めるべきだ!とピッツアハーフ&ハーフを更に追加!ということに。サブのお若いお姉さんが現在実習訓練中、のようで一生懸命ピッツア窯に取り組んでおられるのを見学しつつ、流石に満席なので、30分ほどは待ちましたかねえ。。(現在、一枚ずつしか焼いておられないようなので・・汗)
 (165781)

お次のピッツアがこちら。奥がホワイトソース+モッツアレラ、茸と生ハムのフンギ¥1380、手前がトマトソースにハチノスなどのホルモン煮込み乗っけのトリッパ¥1380なり。このハーフ&ハーフが¥1680なので、相当コスパは優秀。期待通り、先にご紹介した唐辛子パウダーが滅茶合う組み合わせ。大満足!なりでした。(つい、途中で赤グラスも追加の方向で。。。汗)
 (165782)

帰りがけにとった店内写真その2。結局、この樽製2人テーブルにまで客が入ったのだ。驚きですな。。。
で、泡グラス2、白ボトル1、赤グラス1と結構しっかり目に呑んで以上でほぼ!¥10000なりという大納得価格。いやー、これはお安いですなあ。で、レジの横でお持ち帰り用瓶入りティラミスを発見し、3個¥1000なので2セットも買ってしまう相方。ネット通販もされているようです。

想像以上に美味しくて、且つ、お値段は非常に良心的設定。。近隣に京都らしい観光地は無いのでわざわざ他県から来てくださいね!とお勧めはしにくいですし、お料理提供キャパシティも余裕は全く無いので、タイミングではかなり待たされることもありそうな。でも、この設定なら南区住民&近隣の企業に勤める人なら知っておいて絶対損の無いお店。(更に言うと、駅近なら近鉄沿線住民なら覚えておくと良いかもです!)
パスタやリゾット、メインのお料理も食べてみたいので、確実に再訪店。ご馳走様でした~。また来ます!
 

クチコミでの評判

基本情報

店名:ゴリーズ キッチン (Gori's Kitchen)
住所:京都市南区上鳥羽菅田町65
営業時間:11:30~13:45(L.O) (火〜土) 18:00~23:00(L.O) (火〜日)
定休日:月曜日(祝・祭日の際は火曜日)
TEL:075-200-9304
関連ページ:https://www.goris-kitchen.com/
21 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

スイカ小太郎。 スイカ小太郎。