2021年9月3日 更新

【京都ぶらり】合流地点・鴨川デルタの中継☆高野川に架かる昭和建築「河合橋」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は左京区下鴨にある橋。鴨川デルタ、高野川に架かかる昭和建築。

大文字山も望む高野川に架かる橋

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京都市上京区。京都の町の中心を流れ、四季折々の景観を展開し、京都の伝統文化とも深くかかってきた、ある意味京都人のマザーリバーである『鴨川』。その鴨川の上流を流れる東側の高野川と西側の賀茂川。その2つの川が合流する『鴨川デルタ(三角州)』を基点に東に向かうと、高野川に架かる『河合橋』があります。その逆に西の賀茂川に架かるのが『出町橋』。
今回は河合橋を紹介します。ここからも大文字山が見えます。
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大正7年(1918年)、京都大学建築科教授だった建築家・武田五一氏の設計により竣工された橋。京都市内には武田氏の手がけた建物が今も残り、いずれも歴史的建造物として保存され、レトロ建築好きの間では有名な建築家。

昭和10年(1935年)に起こった京都大洪水。鴨川や高野川をはじめとする、各河川の橋梁に甚大な被害をもたらし、鴨川水系では北大路橋、賀茂大橋、丸太町橋、四条大橋、七条大橋を除く橋全てが流出。その後、昭和13年(1938年)の洪水復興事業により、建て替えられたのが現在の河合橋。さらに昭和41年(1966年)には下流側、昭和52年(1977年)には上流側の拡幅工事も行われました。
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橋の下流には賀茂大橋も望め、右手の鴨川デルタの様子も見えます。現在河合橋は歩道拡幅工事中。来年3月いっぱいまで工事の予定とか。
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すでに下流側は工事を終えているようで、真新しい状態になっています。この上にまた灯籠が設置されるんですかね。
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下流側に回って橋全体を眺めると、その真新しさがよくわかります。
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そして、これから改修されていく上流側。ある意味、見納めとも言えます。今から45年ほど前に改修されて以来、ということでしょうか。
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そして上流側から見た河合橋の全体像。ある意味、下流側と上流側でその景観が違う、レアな状態とも言えます。
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ちょうど今の時期、市内の橋はどこもわりと改修工事される周期のようですね。最近、地球温暖化に伴い、以前よりも水害が頻発し、治水やその施設の重要性が見直されつつある、ということでしょうかね。

基本情報

名称:河合橋
場所:京都市左京区下鴨宮河町他地内
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