2021年6月4日 更新

【京都パン】完全予約の通も唸る幻の農家パン☆市内スーパーでも入手可能「弥栄窯」

おおきに~豆はなどす☆今回は京都府京丹後の弥栄町にある完全予約制の農家パン。一部、京丹後や京都市内の指定スーパーでも購入可能。パン通の間で知られる幻のパン。

パン通の間で絶賛される幻の農家パン

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京丹後市にある丹後の銘品、地酒など品揃え優れた食品スーパー『いととめEAT店』。以前、京丹後エリアの取材で日本酒を買いに訪れた場所。
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京丹後や京丹波の地酒の品揃え抜群。生鮮品、地元でとれた野菜や果物、さらに鮮魚や肉は一通りそろい、加工品も丹後のメーカーのものはもちろん、マニアックな輸入食材も。普段使いの食品スーパーであり、レアものも並ぶ食品バイヤーやグルメな人にウケそうな高級スーパーでもあり。
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その、レジ前でこんな広告を発見。『予約できます。農家パン弥栄窯(やさかがま)』
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前々からうっすらと知っていましたが、峰山あたりに自家製酵母を使い薪窯で焼く、パン通の間ではかなり評判のパン屋さん。マニアックなパンの雑誌でも見かけ、某グルメサイトのランキングなどではそれほど知られていないお店。知ってる人は知ってる名店ですが、このスーパーで予約販売されています。

で、この時予約制であることを知っていれば買えたのになぁと残念に思っていたわけですが。工房でも購入できるそうですが、それも完全予約制。他、入手手段としてオンライン販売もされていますが。
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その後、京都市内でも入手できるお店を発見。この日は隔週土曜日の販売日ということで、開店前から少し並びました(笑)昼過ぎには完売してることもしばしばらしく、希望のものを手に入れようと。
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惜しまれながら閉店した錦市場のお惣菜老舗『井上佃煮店』が復活したスーパーとして、以前ご紹介した左京区下鴨にある『フレンドフーズ下鴨』。高品質のこだわりを持った食品が並ぶスーパーとして知られ、私も勉強のためたまに立ち寄ったりするんですが。

そして、弥栄窯のパンも扱っているとは。さすがの目利き、いや舌利きか。凄いな社長さん。と感動を覚えるわけですが(笑)

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こちらでは隔週土曜日に販売。そして、予約や取り置きができないため、こうしてオープン時間めがけて来店したわけですが。

店内入ると、井上佃煮店のお惣菜が並ぶコーナー横に弥栄窯のパンが個包装された状態で並んでいます。店内同業者の撮影禁止表示があり、私って同業者じゃないけど同じ扱いかなと判断し、撮影を自制しました(泣)

この画像にあるパンが並び、さらにカンパーニュはこの丸いタイプの他楕円状のものもありました。
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で、今回購入したのがこちら。カンパーニュ・ビオ(田舎パン)。この丸型は数少なくすぐ完売しました。どうですかね、径25センチくらいはありましたかね。お値段1490円と少々お高め。まあでも、お店に直接買いに行ったり、オンライン注文でパン以外のコストがかかることを思えば。
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で、ちょっと話が脱線しますが、フレンドフーズでは他の商品も魅力的すぎてつい長居をいつもしてしまうわけですが、こんな薬膳ソースが気になり購入。これもなかなかレアなソース。
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もとい、パンですパン。
原材料がここに明記。北海道産有機小麦、栃木県産ライ麦、自家製発酵種、京丹後産海塩。

こちらでは小麦を石臼で自家製紛し、小麦、ライ麦、水のみで発酵種を作る伝統的な手法で、発酵器や電動ミキサーは使わず、木桶の中で 全ての生地を手捏ねし、薪窯で焼き上げているそうです。
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そして、そのカンパーニュがこちら。ライ麦使用だと褐色パンという特徴であることはわかりますが、それにしても黒々しています。なんとも唯一無二というか。私のパンに詳しい友人談では、京都はパン先進国だな~と言わしめるほど。
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クープも素朴な印象を与えています。いかにも『田舎パン』という風貌。
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そして、カットしてみます。
パン切り用のナイフ、けっこう切れるやつを使っているんですが、パン自体がずっしり重く、生地がみっちりと密でなかなか刃が進まないほど。そして、ライ麦、小麦と酵母の熟成されたような独特の濃い香りが漂います。
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添えられた、美味しいパンの食べ方に沿って、購入して翌日、焼かずにそのまま食べることに。保存方法も詳しく書かれています。店主さんの温かいお人柄がうかがえる文面。
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そして、副菜とともにいただくカンパーニュ。一番の長径部分をカットしたのでお皿いっぱいいっぱいまであります。理想的な色目。美味しそう。
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そして、このまま。独特な味わいです。まるで醸造蔵を思わせるような、熟成感というか酵母の風味というか。皮はしっかりと厚め。焼き立てスグではないので、パリパリとした食感は少し鈍いですが、深く、より深く噛みしめると、その旨味や風味がじわじわと姿を顕すというか。ビールに例えると黒ビール的な味も感じます。ほのかに乳酸発酵らしい酸味もあり。そして、もちっとした弾力と歯ごたえ。とても個性的な、この窯の情景が浮かぶような、そんなパン。こんなパンがあるんだなぁという、ちょっと驚きの体験でもあり。

今回はカンパーニュでしたが、他のパンも魅力的。早々に品切れすることが予想されますので、隔週土曜日の早めの出撃が吉。

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:弥栄窯(やさかがま)
場所:京都府京丹後市弥栄町野間
電話:090-2938-1019
詳細サイト:http://yasakagama.com/
      https://www.facebook.com/yasakagama
      https://www.instagram.com/yasakagama/
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