遅咲き桜のお花見“穴場”スポットをご紹介
京都は数多くの桜の名所や名刹があり、一部の観光エリアでは混雑や渋滞が発生する場所もありますが、またまだ知られていない桜の名所がたくさんあります。有名観光地でのお花見もいいですが、人混みを避けて、穴場スポットでと桜ゆったりを愛でるのがホントの「京都ツウ」の楽しみ方。
京都市内からひと足の延ばした、大原、高雄、京北の3つのエリアは、市内中心部より春の訪れがやや遅く、洛中が満開の頃から開花が始まります。「市内中心部はもう見頃を過ぎてしまった・・」と思っていませんか?
地元の方や京都ツウしか知らない、隠れ寺や神社、穴場スポットで“3つの密”を避け、ちょっと遅めの春の1日を満喫ください。
今からでも間に合う、遅咲き桜のお花見“穴場”スポットをご紹介。
京都市内からひと足の延ばした、大原、高雄、京北の3つのエリアは、市内中心部より春の訪れがやや遅く、洛中が満開の頃から開花が始まります。「市内中心部はもう見頃を過ぎてしまった・・」と思っていませんか?
地元の方や京都ツウしか知らない、隠れ寺や神社、穴場スポットで“3つの密”を避け、ちょっと遅めの春の1日を満喫ください。
今からでも間に合う、遅咲き桜のお花見“穴場”スポットをご紹介。
~京北編~
京北(けいほく)は京都市右京区の北西部、桂川の源流域に位置し、総面積は約217k㎡で大阪市とほぼ同じくらいの大きさ。その広大なエリアの約93%が森林で、上桂川の清流と緑あふれた自然豊か地です。周山(しゅうざん)、弓削(ゆげ)、山国(やまぐに)、黒田(くろだ)、宇津(うつ)、細野(ほその)の6つの地域で構成されています。山国、黒田は天皇の直轄御料「禁裏御料」であり、長岡京や平安京の造営や京都御所の改修時には、大量の木材が「筏流し」により上桂川、保津川、桂川を経て運ばれた後、嵐山周辺で陸揚げされ、都へと木材を供給していました。現在でも、木材の名産地としてその名を知られています。
清冽な上桂川の流れは、鮎やアマゴなどの川の幸を育み、美味しいお米や新鮮な野菜もたくさん収穫することができ、伏流水は日本酒の仕込み水としても使われています。
上桂川で獲れた鮎は「献上鮎」と称され、平安遷都から幕末まで、夏には生きたまま京都御所へ献上され朝廷の人々の舌を唸らせていました。また、日本の食卓には欠かせない「納豆」発祥の地で、古くから各家庭で納豆が手づくりされてきました。郷土料理である「納豆餅」は京北のお土産として人気を博し、道の駅でも販売されています。
京都府で桜として唯一、国の天然記念物に指定されている、樹齢約650年の銘桜「九重桜」で名高い、皇室ゆかりの寺院「常照皇寺」をはじめ、知る人ぞ知る隠れた遅咲き桜スポット。その中で選りすぐりの銘桜をご紹介。
清冽な上桂川の流れは、鮎やアマゴなどの川の幸を育み、美味しいお米や新鮮な野菜もたくさん収穫することができ、伏流水は日本酒の仕込み水としても使われています。
上桂川で獲れた鮎は「献上鮎」と称され、平安遷都から幕末まで、夏には生きたまま京都御所へ献上され朝廷の人々の舌を唸らせていました。また、日本の食卓には欠かせない「納豆」発祥の地で、古くから各家庭で納豆が手づくりされてきました。郷土料理である「納豆餅」は京北のお土産として人気を博し、道の駅でも販売されています。
京都府で桜として唯一、国の天然記念物に指定されている、樹齢約650年の銘桜「九重桜」で名高い、皇室ゆかりの寺院「常照皇寺」をはじめ、知る人ぞ知る隠れた遅咲き桜スポット。その中で選りすぐりの銘桜をご紹介。
~大原編~
ブラタモリ「京都・大原~なぜ大原は“癒やしの里”になった?~」が2022年にオンエアされ、“癒しの里”として注目度が俄然アップした京都大原。平安時代のいにしえより多くの人に安らぎを与えてきた癒やしの里・大原に人々は何故、癒やされに来るのか?
その秘密とはは、どこか懐かしい長閑な日本の原風景と周囲の山々の豊かな自然、点在する歴史あふれる寺院、高野川の水と「小野霞」(おのがすみ)と呼ばれる朝霧が生み出す豊かな食材にあります。
大原地区は、京都市左京区の北東部、比叡山の北西麓に位置する四方を山々に囲まれた盆地で、日本海の若狭から京都に海産物を運ぶ「鯖街道(若狭街道)」の中継地点でもあった地。鴨川の支流、高野川の清冽な流れが里を潤しています。
京都市内からわずか約30分の場所にもかかわらず、田園風景が残り、ホタルが舞う清流や四季折々に美しい花々が咲き、食材の宝庫として、心癒やされる自然豊かな地です。
京都駅からでも地下鉄とバスを乗り継げば約40分、都会の喧騒に疲れたら少しだけ足を延ばすだけで辿り着ける場所。そんな大原の里でこの春、遅咲きの桜を愛でながら山里を散策し、心身ともに癒されてみませんか。
市内中心部より山あいにあり、約1週間遅れで開花が始まります。京都市内で満開の桜を見逃してしまった方も、大原の里ならまだまだ間に合います。
その秘密とはは、どこか懐かしい長閑な日本の原風景と周囲の山々の豊かな自然、点在する歴史あふれる寺院、高野川の水と「小野霞」(おのがすみ)と呼ばれる朝霧が生み出す豊かな食材にあります。
大原地区は、京都市左京区の北東部、比叡山の北西麓に位置する四方を山々に囲まれた盆地で、日本海の若狭から京都に海産物を運ぶ「鯖街道(若狭街道)」の中継地点でもあった地。鴨川の支流、高野川の清冽な流れが里を潤しています。
京都市内からわずか約30分の場所にもかかわらず、田園風景が残り、ホタルが舞う清流や四季折々に美しい花々が咲き、食材の宝庫として、心癒やされる自然豊かな地です。
京都駅からでも地下鉄とバスを乗り継げば約40分、都会の喧騒に疲れたら少しだけ足を延ばすだけで辿り着ける場所。そんな大原の里でこの春、遅咲きの桜を愛でながら山里を散策し、心身ともに癒されてみませんか。
市内中心部より山あいにあり、約1週間遅れで開花が始まります。京都市内で満開の桜を見逃してしまった方も、大原の里ならまだまだ間に合います。
~高雄編~
西明寺がある槇尾(まきのお)、神護寺がある高雄(高尾・たかお)、高山寺がある栂尾(とがのお)は、京都市の北西部に位置し「三尾(さんび)」と呼ばれ、室町時代から紅葉の名所として、夏の風物詩「川床」での納涼で広く知られています。
春の魅力は何と言っても、山桜とミツバツツジの競演。槙尾山西明寺の裏山斜面には、遅咲きの「山桜」と「ミツバツツジ」が山桜の開花時期限定で、2つの花を同時に楽しめます。山の斜面が山桜の薄紅色、ミツバツツジの濃紅色に染め上げられ壮麗な風景を見せてくれます。国道162号線(周山街道)の高雄バス停、清滝川沿いの散策路からも、その風景を楽しむことができます。三尾エリアをゆったり散策しながら絶景と寺院めぐりをお楽しみください。
春の魅力は何と言っても、山桜とミツバツツジの競演。槙尾山西明寺の裏山斜面には、遅咲きの「山桜」と「ミツバツツジ」が山桜の開花時期限定で、2つの花を同時に楽しめます。山の斜面が山桜の薄紅色、ミツバツツジの濃紅色に染め上げられ壮麗な風景を見せてくれます。国道162号線(周山街道)の高雄バス停、清滝川沿いの散策路からも、その風景を楽しむことができます。三尾エリアをゆったり散策しながら絶景と寺院めぐりをお楽しみください。
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