2026年3月17日 更新

【京都】全国的に珍しい"ラオス料理店"が2月オープン!日本酒にも合う「 タマサート」

六条通の角に2026年2月1日にオープンしたばかり「ラオス料理 タマサート」でディナー。全国的にも珍しいラオス料理店なり。

全国的にも珍しいラオス料理店

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やってきたのは地下鉄五条駅の3番出口から東洞院通を250mほど下がり、六条通の角に2026年2月1日にオープンしたばかりのお店。御店主とはご縁がありまして随分前からnstagramをフォローしていて、2か月ほど前に実店舗を立ち上げる!と読みまして楽しみにしていたのだ。で、予約は4日ほど前にInstagramのDMでお願いしました。オープン時間は満席で、席が取れた19:30ごろに訪問。

お店の名前は「ラオス料理 タマサート」。タマサートとはラオス語で「天然、自然」を指す言葉のようなのですが、調べますと英語では「Traditional」と訳されていて、自然との共生のようなニュアンスがあるようです。で、ご自分の屋号を「小松亭タマサート」と名乗られているご店主が始められたお店。

実は、我々がちょこちょこ伺っている「和酒美ずき」の日本酒会で2022年に京丹後の向井酒造さんが市内へ来られた時に、握り鮨を握っていた人が小松亭さん。当時は京都中央市場でお勤めされていて、「実はラオス料理人なんです!」とお聞きして、こりゃ面白い人だなあ!とそれ以来Instagramをフォローしていたわけで。前のお客様と入れ替わりで店内に。
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キッチン前にカウンター席が7、8席。上の写真の左手奥に、詰めれば8人ぐらい入れそうな座敷席があります。
で、カウンター上に並んでいる日本酒を確認しつつ、まずは何を呑もうかなあとドリンクメニューを確認。なにせお一人で運営中なので、のんびりやらせて頂くことに。
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ドリンクがどれでも¥770!(税込)というのは分かりやすいですな。まずは現地系のビールでゆるゆるとスタート。左はラオスビール「Beer Lao」のラガー、相方は同じくゴールドを注文。あまり味の違いが分からない(汗)のですが、非常にさっぱりした夏向けのお味ですな。
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お料理のメニューがこちら。ラオスは、北は中国、東はベトナム、南はカンボジア、西はミャンマーとタイに接している内陸部にある海のない山岳国で、魚料理は様々な淡水魚。それらの接している国のお料理と同じくハーブ類、それにナンプラーなどの魚醤を多用するのが特徴。そういうのも好んで食べますので、今日は食べたことが無いものを頂こう!とワクワクと注文。自家製ジビエ腸詰の「サイウア」が売り切れで、代わりに豚ミンチのレモングラス蒸しがありますよ!とのことで、それを含む3種類ほどを注文。
お料理に蒸し料理が色々ありまして、一度に3、4人前できるので、他の方用のお料理を作り始めたご店主から「これは直ぐ出来ますので食べられます?」と確認され、適宜追加・変更をお願いしつつ。
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で、ご店主がこだわられているのがこちら。向こうに見える竹かごで蒸した「カオニャオ」(もち米)。手で揉んで団子にして頂くのですが、全然手にくっつかないで綺麗に食べられます。我々も当然注文。10分程で蒸し上るようで、我々が座っている間にこの量で3籠が蒸されるわけで。
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カオニャオは、こういうお弁当サイズの竹かごに入れて提供されます。コンビニおにぎり2個分ぐらいありそうなしっかり量。実は、おかずと一緒にこれを食べて欲しいんです~!とご店主。確かにお米の合いそうなものがどんどん登場するわけで。
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ビールは速やかに空いてしまったので、日本酒にスイッチ。基本ひや(常温)提供のようです。左手は滋賀の冨田酒造謹製「七本鎗 木ノ環(きのわ) 生酛 木桶仕込」。まろやかな生酛づくりで酸もほどほどでバランス良好。右手は鳥取は久米桜酒造謹製「久米桜 Hiチーズ」なり。こちらは商品名のようにどことなくチーズのような後口が残るしっかり酸なお味。 確かにハーブが効いたお料理に合いそうな!と思った一品。 (白い矢印はカオニャオの蒸し器。丸いボールで蓋をして蒸し上げるわけで。)
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ご店主が目の前でバナナの葉で器用に包んでくれたお料理が一品目。「モックパー」なるお料理で「魚のバナナリーフ包み蒸し」¥1870なり。本日の魚は「にごい」でした。バナナの葉を開きますと・・・
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にごいのたんぱく質で全体がソーセージ状に固まっているのですが、ご飯と食べるために解してみた図。レモングラスなどの刻んだ大量のハーブ類と共に和えてありまして、想像以上にさっぱりとした食べやすいお味。手でこねて団子にしたもち米に合わせて食べると、なんだかほのぼの美味しい。これは全然辛くない一品。
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お料理の進行がゆっくり目なので、お酒がどんどん進みますな。当日、カウンターの上に並んでいた日本酒はこちらで、滋賀酒の大治郎、それに諏訪酒の御池鶴も制覇。ひやの大治郎がめっちゃ旨。こういう香りの強いお料理でもどんとこい!と受け止めてくれる感じがイイのだ。
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で、お次はご店主から「もう1人前取れそうなので、お出しします?」と営業されたので注文したのがこちら。大きなひね鶏を蒸したものを、ザクザクと刻んでいくのですが、目の前で隠し事なく、どんどんお料理が進行していくのを見ているのが楽しい。この後、デッカイ木製のボール(縦に細長い形)に入れて、デッカイすりこぎで叩き潰しながらハーブ類と合わせるのだ。
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登場したのが「ひね鶏の香草和え」こと「スアガイ」¥1210なるお料理。この寒い季節に香り高いハーブ(レモングラス、パクチー、スペアミントなど)を仕入れるのは大変だろうなと思うのですが、ご店主にどこで仕入れるんですか?とお聞きしたら「最近、京都でもベトナム人の農家さんが年中ハーブを作られるので手に入るんです。その農家さんがいるのでラオス料理店をやろうと思ったのはありますね」とのこと。ま、冬の間はハーブ類は高価なのでそれなりに良いお値段になっちゃうわけで。
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で、だんごにしたもち米「カオニャオ」に合わせて頂くとめっちゃ旨。程よい唐辛子の刺激がイイですな。どことなく、タイっぽいお味だと思いました。
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ピリ辛系のお味なので、ソーダ割が合いそうだと思い、追加した「Lao Lao」なるラオスの米焼酎25°。煎り米のようなめっちゃ香ばしい風味がします。間違いなくピリ辛系のお料理にピッタリ。
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ご店主にお願いしてボトルを見せてもらいました。本来は蒸留酒なので40°ぐらいあるようなのですが、日本向けパッケージですかね。古来、琉球に伝わった琉球泡盛のルーツのお酒ということです。
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で、更に「魚のミント和え」こと「コイパー」¥1760なり。折角なので他に注文していない魚にしようとナマズでお願いしました。ナマズは下茹でしてあるようで、皮まで柔らかく鰻的にブリンブリンとした白身で、それに御覧の様に大量のハーブを合わせる趣向。これは唐辛子を利かせて、ガツンとパンチのある辛さなのですが、なかなかウマー!な一品。おもわずカオニャオ(もち米)のお代わり迄お願いしてしまうわけで。

なまずはどこ産なんですか?とお聞きすると、流石に琵琶湖ではないようで、霞ケ浦だったかそちら水系で採れた外来種ナマズの国産、という珍しい一品でした。(流石、市場に居られたのでそういうルートも調べられたんでしょう)
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更に自家製腸詰の代わりにスタンバっていた「豚ミンチのレモングラス蒸し」が登場。料理のあちこちにフレッシュのレモングラスが登場するのですが、これはレモングラスの茎に切り込みを入れ、その切込みに豚ミンチで作った団子を挟み込んで蒸しました!的な一品。そえてあるのはディル。
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レモングラスとディルの風味で、見た目以上に爽やかなお料理に仕上がっていて、これまたなかなか乙なお味。ディルを千切って合わせて頂くとより美味しい。いやー、断然オススメな一品でした。で、最後が・・・
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「ほんもろこのバナナ葉焼き」こと「ネップパーノーイ」¥1650なり。いやー、色々と想像外なモノが登場しますなあ。若干ピリ辛味ですが、味付けは抑制的で、バナナの葉の焦げた香りがなんだか香ばしいわけで。基本、魚自体は蒸し焼で業務用サラマンダーでじっくり焼くのですが、調理時間は結構かかる感じ。
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ご飯のおかずにもなりますが、どちらかというと日本酒のアテにナイスな感じでした。
以上で〆まして、ビール2、日本酒5、焼酎ソーダ割1かな。結構しっかり呑みまして〆て¥14500ほどという大大大大納得価格。カオニャオのおかげでお腹も大満腹!という感想。流石にご店主お一人だったので、お料理進行はゆっくり目でしたが、色々とお話が聞けて楽しかった2時間30分一本勝負。(食べ終わったら22時でした)

ご店主曰く、日本の電話帳を調べるとラオス料理店は2軒しかなく、その二軒とも京都市内にある(もう一軒は、以前ご紹介した「ラオス食堂 YuLaLa」)のですが、両方のお店とも日本酒推しなのが日本酒呑みには嬉しいですな。 カウンター席でお話を聞きながらの楽しいディナーになりました。また是非!

店舗情報

店名:ラオス料理 タマサート
住所:京都市下京区橋詰町133-3 六条東洞院上ル北西角
営業時間:17:00~22:00
定休日:不定休
https://www.instagram.com/komatsu_tei._thammasart/
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