2019年2月17日 更新

まだまだ知られていない京料理の実力店|四条烏丸の「観山(かんざん)」

四条烏丸からもほど近い、高辻通沿いの割烹「観山」なり。曜日限定、ランチの5000円コースをいただいてきました。

まだまだ知られていない実力店

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今回のターゲットは、高辻通沿い、仏光寺の東南向かいにある割烹「観山」なり。ランチ営業は水金日だけなので、我々がお邪魔可能な日曜日に予約を入れたのだ。完全予約制で、二日前には連絡が必要。電話したのは1週間前でしたが、オフシーズンの2月は予約が入りやすくてありがたい。結果、超!良かったので気合いを入れてご紹介。

一階にピザハット、二階以上がゲストハウスのあるビルにあるお店。
店内は最低限の飾り付けで凛とした雰囲気。カウンターのみ8席ですが、狭くはない程良い空間。なんと、今日は我々だけの貸切状態で、ご主人お一人で回されておりました。某情報源によると、ご主人は嵐山吉兆、それに柊家旅館のご出身な模様。

基本が¥10000と¥12000の二種のコースで、ランチのみ¥5000、¥8000のお手軽なコースも注文可能という仕組み。このネタの趣旨通り、¥5000を予約時にお願いしておいたのですな。
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当然、お昼から呑む気満々な我々。日本酒メニューはこんな感じ。ご主人も日本酒系呑兵衛だそうで、和食に合うものをチョイスされているのだ。
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出して頂いた酒器も品が良いのだ。杯も明治~大正ぐらいの骨董ばかり。で、静岡の菊久酔 特別純米からゆるゆるとスタートなり。
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どれを選ぼうかな?と表返すと、細工の細やかさに驚くのだ。ほとんどがこういう見事な絵付けをされたものです。いやー、眼福!
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お銚子も明治の作のようですが、ご実家でお正月三が日だけ使われていたのを持ってきたのですよ!とのこと。お洒落ですな。(後で、ご実家が新門前にある骨董屋とお聞きして、超納得!)
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食前酒の後は八寸。 左の豆鉢には、畑菜の辛子合え。京都では二月初午に食べる風習があるそうな。(京都検定に出ます!汗)
右奥が鰯の梅煮。手前左が立派で柔らかな堀川牛蒡、お稲荷さんと、唐墨大根。テーマは勿論節分。
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この堀川牛蒡が「農の匠」に認定されている生産者さんによるもので、堀川牛蒡では唯一。世界で京都にしかない牛蒡ですので、世界一の堀川牛蒡ですね!とご主人。このように野菜類は修学院産にこだわっておられる模様。
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お次は椀物で、牡蠣しんじょう。若布からほんわりいい味が出ますなあ。それにしても、品のいい見事な蒔絵の漆器。蓋があると真っ黒なのですが、蓋を開けると精巧な細工でびっくり!という趣向。輪島方面の物だそうです。
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お次はお刺身。小鉢に入っているのは天然の土佐産鮪の山掛け。トンブリがプチプチ楽しい食感。手前は鯛ですがこれも天然物を軽くこぶ締めに。あしらいも綺麗でお味もばっちり!
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食べるのに一生懸命で忘れている日本酒。福岡は三井の寿 純米吟醸 大辛口。スラムダンクの作者で福岡出身の井上雄彦氏が日本酒はこれしか呑まないと聞いた蔵元がこういう裏ラベルを貼っているそうな。
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お次は少々洋風エッセンスな揚げ物。鯛のフライ、それに雲子の香煎揚げ。香煎とは玄米を煎って砕いたもので、本来は湯を掛けて頂くお茶のような飲み物なのですが(京都では黒七味の原了郭製が有名)それを香ばしい揚げ衣に使うのだ。酸味の効いた玉ねぎドレッシングで頂くのですが、間違いない美味しさ。。
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お次は炊き合わせ。大根、生麩、金時人参に揚げの酒粕煮。粕汁濃いめ版!みたいな感じですが、これもほっこりと間違いないお味。美味しいです~。
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で、最後にもう一合!と、更に日本酒。新潟は荷札酒 月白 純米大吟醸なり。これまたするするとスムーズに頂ける正に和食向けの綺麗な一本。始めの菊久酔も一緒にボトルを見せてもらうのだ。
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食事は炊き立ての鯛飯。「少なく炊いても美味しく無いので、お二人でもこれで二合弱炊きますね」とご主人。米好きには嬉しすぎ~、なシステムですな! 
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で、炊き立て熱々をほっこりと頂くのだ。普段はお代わりしない相方共々、ついお代わり!とお願いしてしまうのですな。
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八丁味噌を使った、深いコクのある赤出し、お漬け物と共に。思わずほほが緩むのだ。いやはや、お腹パンパンなり。
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が、甘いものも抜かりなし。林檎と苺のコンポートにサッパリしたジュレが。いやー、最後まで大満足でした。
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最後に熱いほうじ茶で〆。この湯飲みがまたお洒落。六つの瓢箪で六瓢(無病)息災。このお店、オリジナルだそうです。
しかし、このコースが¥5000とは、有り得ない!という感想。つい「これは有り得ないですねえ!」と食後、ご主人に感想をお伝えしたら、「¥8000のコースが更に有り得ないことになっています!」とのことでした(笑)。 更に残った鯛飯はお持ち帰りになるので、相方は「明日の朝ご飯!」とにっこり。三合呑んで支払いが¥16000ちょいで済んで、更ににっこりでした。

お話しすると16年11月オープンの、まだまだ新しいお店。ミシュランも見落としされているようですが見事です。ランチが水金日だけなので盲点になっているのかも?ですな。日取りが合う方は是非挑戦を。美しい器を愛でながら頂く美味しい和食ランチ。激しく、お勧めです。まずは2日前以前の予約電話からどうぞ。

クチコミでの評判

基本情報

店名:観山(かんざん)
住所:京都市下京区高辻通高倉泉正寺町465-2 たかくらビル 1F
営業時間:水金日12:00~14:00 火~日18:00~22:00
定休日:月曜日+不定休
TEL:050-5595-9697

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