2016年12月1日 更新

大覚寺が紡ぐ幻想的な世界!夜間特別拝観「真紅の水鏡」12/4まで開催中

夜の特別拝観・ライトアップのハイシーズンですが、右京区の大覚寺でも夜の特別拝観が開催中。池に映し出される「水鏡」の風景が見事で見応えたっぷり。清水寺など有名寺院に比べ人出もおだやかでゆっくり楽しめますよ。

夜ならではの、幻想的な風景に酔いしれる

 (64379)

京都の秋の紅葉・観光シーズンも終盤に差し掛かってきましたね。
各地で盛んにライトアップや夜の特別拝観が行われていますが、ここ大覚寺でも「真紅の水鏡」をテーマに12/4まで開催中です。
 (64377)

本堂および大沢池周辺の広大なエリアを、幻想的で柔らかな光で照らし出します。見頃を迎えた紅葉と光の競演は、大覚寺ならではの風雅を演出したもの。 放生池の水面に映し出される心経宝塔や、勅使門前の白砂の上に浮かび上がる嵯峨菊のあでやかさは圧巻の光景です。 1200年の歴史を誇る大覚寺ならではの悠久の時間を是非ご体験ください。
門からエントランスをくぐり、右手に見える大沢池。その対岸には木々が七色にライトアップされています。
「水鏡」というテーマ通り、池に映し出されるリフレクションがとても幻想的。
紅葉のライトアップも美しく、皆さん足を止めて眺めていたり写真に収めておられました。
 (64356)

 (64360)

特別拝観では庭園だけでなく、本堂など建物内の見学も可能。
お寺ならではのほの暗い雰囲気が、昼間とは全く別の表情で印象的。
広大な敷地なので、のんびり眺めているとあっという間に時間が過ぎていきます。
 (64362)

またこの時は、11/30まで開催されていた「嵯峨菊展」を見ることもできました。
嵯峨菊とは、大沢池の菊ヶ島に自生していたという嵯峨野独特の野菊で、この時期この地域で見られる花。
背が高く独特な形で目を引きますが、この時も赤白黄色のカラフルな花々を咲かせていてとてもきれいでした。
 (64374)

嵯峨菊展は終わりましたが、この時期の花としてこの界隈で育成されていますので、散策中にご覧になれるかも。
先日ご紹介の平野屋 http://kyotopi.jp/articles/UQuD0
でも可愛い花を咲かせていましたよ。
 (64363)

本堂を出て庭園を先に進むと出現する「心経宝塔(しんぎょうほうとう)」。大覚寺を象徴する建物のひとつですが、こちらもライトアップされていて近くまで寄る事ができます。
こちらも「水鏡」に映し出される姿がとても美しい!
凛とした静けさを感じられるのもまたいいですね。
 (64378)

 (64366)

きちんと色が出ておらず魅力がお伝えできなくて申し訳ないのですが、更に奥、梅林や竹林の先の「名古曽の滝跡(なこそのたきあと)」へ向かう道中もライトアップされ、まるで「もみじのトンネル」のよう!
少し見頃が遅いのかまだ緑の木々が多い印象でしたが、大きな木々が覆いかぶさるようで迫力充分。闇に浮かび上がるもみじが神秘的とさえ感じられてとても素敵で、ずっと眺めていたい景色でした。

夜の特別拝観は今週末の12/4(日)まで。
広い境内ですので、人が多くてものんびり見物・散策できてオススメスポット。ぜひ大覚寺で「残りもみじ」を堪能してくださいね!

EVENT DATA

開催日時:11月11日(金)~12月4日(日) 17:30〜20:30(20時受付終了)※昼夜入替制
開催場所:旧嵯峨御所 大本山 大覚寺(京都市右京区嵯峨大沢町4 電話:075-871-0071)
拝観料:大人 500円/小人 300円(嵯峨菊展見学付き)
アクセス:市バス・京都バス 大覚寺バス停 下車すぐ/JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅下車 徒歩約15分

H.P:https://www.daikakuji.or.jp/
facebook:https://www.facebook.com/daikakuji
twitter:https://twitter.com/#!/kyoto_daikakuji
15 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

デブ子デラックス デブ子デラックス