2022年9月23日 更新

【京都アート】絶対行くべき貴重な中国青銅器展☆世界有数の住友コレクション「泉屋博古館」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は左京区鹿ケ谷にある美術館。現在開催中の中国青銅器の展覧会に行ってきました。

中国青銅器にかけては世界有数のコレクションを誇る美術館

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左京区鹿ケ谷。ここに東洋美術を中心とした美術館『泉屋博古館』があります。財閥系企業・住友グループを創設した住友家、公益財団法人泉屋博古館が運営する施設。じつはしょっちゅうこの前を通りつつ、一度訪れたいと思いつつ、今回ようやく初訪です(汗)
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今回のお目当ての展覧会はこちら『中国青銅器の時代』展。『板谷波山の陶芸』展も同時期開催で、一律入館料で両方の展覧会を楽しめます。

もともと青銅器に興味があり、これまでにもこの施設で青銅器関連の展覧会を開催されていることを知りつつ、やっと初訪です(汗汗)
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ちなみに、自宅で青銅器風のレプリカを持つほど。台湾の国立故宮博物館のミュージアムショップで買った酒器。祖父母の家にもこれに似た青銅器が昔飾られていたんで、かつて京都で青銅器ブームみたいなことがあったのかな、とも思ったり。真相は不明ですが(笑)
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初めて館内を訪れますが、広い中庭が設けられ、開放感もある施設。
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まずは『中国青銅器の時代』展。

この展覧会に関しては全て撮影可能。ただしフラッシュ使用不可。
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今から3000年以上前の商(殷)の時代にさかのぼり、中国青銅器にみる高度な鋳造技術、繊細で複雑さを極めた造形の数々、その変遷を館内4つのテーマごとの展示室に分け、様々な角度からその魅力を紹介。こちら第一室では貴重かつ造形に優れた名品を厳選して展示。

私も浅い経験値ではありますが、ここまで大型で繊細かつ意匠が多岐にわたる青銅器の数々を展覧会で見るのは初めて。大興奮です。こんなに多数の中国青銅器を所蔵しているのも世界有数で、住友コレクションの真骨頂。細かな細工を職員の方が解説してくれる場面もあり、より理解が深まります。
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第二室は青銅器の種類・用途 豪華な道具たち。
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うちのレプリカ酒器と同じ型のやつもありました!ここにお酒を入れ、時に温めたりして使用するとか。注ぎ口もあります。
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第三室テーマ展示は中国古代の説話と文様。
中国古代の数々の説話をもとに、虎やミミズクなど動物などをモチーフにした青銅器も数多くみられ、当時の人々の思想の一端をうかがい知ることができます。この2頭のミミズクデザインが素敵すぎる(笑)
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第四室では青銅文化の展開の様子を展示。

青銅器というと、かつて日本で出土した鏡や刀を目にする機会は多いですが、中国ではこんなにも多種多様に活用されていた歴史があり、その奥深さを知り感無量。決して大げさではなく(笑)
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さらに渡り廊下奥にもう一つの展覧会、陶芸家・板谷波山の生誕150年記念特別展『板谷波山の陶芸』へ。

途中、大文字山がよく見えます。ロケーションも最高。
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特別展はすべて撮影禁止ですが、一部ロビーにも展示されています。作品はジャパニーズアールヌーヴォー、ジャパニーズアールデコと呼ぶにふさわしい、どれも息をのむような名品ぞろい。通常の作陶以上に時間と手間のかかった渾身の手法には、他の追随を許さない孤高さも感じとれます。作品に完全に魅了されました。

地元に居ながら、こんなに貴重なコレクション展が開催される美術館があったことを今更知り、もっと早く来ていればよかったと(汗)最近の展覧会の中では一番心打たれました。超オススメです!

詳細情報

名称:泉屋博古館
場所:京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
電話:075-771-6411
開館時間:午前10時 ~ 午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休館日:開催期間中の月曜日(祝日の場合は開館し翌平日休)
入館料:一般1,000円 高大生800円 中学生以下無料
    ※以下展覧会を両方鑑賞することが可能です。
公式サイト:https://sen-oku.or.jp/kyoto/

展覧会名:中国青銅器の時代
会期:2022年9月3日(土)~ 10月23日(日)
   2022年11月3日(木・祝)~ 12月18日(日)
休館日:開催期間中の月曜日(祝日の場合は開館し翌平日休)

展覧会名:特別展生誕150年記念 板谷波山の陶芸
    -近代陶芸の巨匠、その麗しき作品と生涯-
会期:2022年9月3日(土)~10月23日(日)
休館日:月曜日(9月19日、10月10日は開館)
    9月20日(火)、10月11日(火)
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