今回は、お香、書画用品、はがきなどを扱う専門店「鳩居堂(きゅうきょどう)」をご紹介します。
寺町通りにある重厚で趣きのある建物。ディスプレイも師走の装い。和モノのお店ですが、クリスマスのものも。こんなところからも季節の移ろいを感じたり。こちらは、京都、東京にそれぞれ本店を構えるお店。都が京都から東京に移った際、宮中の御用勤めのため東京にも出張所を作ったことから本店が2つになったようです。
入ってすぐ。正月飾りあれこれ。来年は申年ですね~♪
最近は正月でもスーパーや飲食店やってたり、普段と変わらない雰囲気だったり正月感があまりなかったりもしますが。でも、新年はこんな小物たちで玄関や床の間を飾る習慣って大切にしたいですよね。
ここはこの時期必ずチェック。
ポチ袋(お年玉袋)あれこれ。和紙で作られた和のかわいい絵柄。お年玉をあげる側のテンションも上がります(笑)
年賀状自体、最近ではメールで済ませる人もいますが、年賀ハガキもいいですね~もらう側もほっこりする絵柄です~
他にも便箋類や千社札。どれもこれも質がよく丁寧に作られたものとわかる品。
そして、いつもここに来ると大人のたしなみとして書を習ってみようかなぁ~と思わせられます。まだ実現してませんが(笑)
お店でこんな本も出版されてます。京都は年中行事の中に昔からのしきたりや慣習が受け継がれていること、けっこうあったりしますが、それでも忘れがち。それは昔も今も、皆が健やかに日々暮らせるようにとの思いも込められているのかと。四季折々の移ろいを日常に取り入れて風流に過ごす術が示されてるのかと。
案外、日本人なのに伝統文化に疎かったり。そんな意味で、指南書としてまた日本のよさを再確認するのにいいかな、と。なかなか忙しい現代人の私たちですが、こんな余裕のある感覚も持ち合わせていたいですよね。