2023年3月16日 更新

河原町丸太町近く 良心的で日本酒も豊富な焼鳥店!〆には盛り蕎麦「焼鳥 仰(あおぐ)」

河原町通夷川上ル、ツボをおさえたメニューが揃う「焼鳥 仰(あおぐ)」なり。豊富な日本酒や〆の盛り蕎麦、これがなかなかイイ感じでしたので、気合を入れてご紹介。

ツボをおさえた焼鳥店

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23年のお正月明けから、マイブームな焼き鳥店巡り。一昨年から我が家で焼き鳥!というと、昨年ミシュランビブグルマンになられた「ひいらぎ亭」を無条件で思い出すようになっているのですが、少々席が取れにくくなったので、新しい店にも行ってみようとリサーチ中。正月明けから、未訪問のお手軽店4軒を回ったのですが、お店毎の微妙な違いがなかなか面白い!ので、さらに追及してみようということに。

今年5軒目になるのが、今回ご紹介する「焼鳥 仰」なるお店。実は結構前からマークしていて、過去何回か予約電話をしていたのですが全然電話がつながらず、4回目ほどでようやく席がとれたわけで。マークをしていた理由が、〆メニューなのですが、これがなかなかイイ感じでしたので、気合を入れてご紹介。
場所は河原町通夷川上ル、京阪神宮丸太町駅から450mほどにある物件。お店の前は散々通っていて、いつもお客さんが入っているなあ!と気になっていた一軒なのだ。店内に。
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カウンター席が8席、奥に半個室6席があり、そちらには既にグループ客が居る模様。全14席というこじんまり店。カウンター内にはお若い男前が3名。
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で、生ビールを注文しつつ、メニューを確認。種類はこのページの分のみですが、本日の一品はなかなかソソるラインナップで、日替わりで入れ替えられている模様。焼き鳥も種類豊富とまではいかないのですが、ツボをおさえたメニュー編成。更に我々が嬉しくなってしまうのが・・・
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このドリンクメニュー。日本酒が豊富且つお値段お手頃。目の前のカウンターに辨天娘に玉櫻、花巴の各種常温バーションが並んでいるのだ。これは古酒系が呑めそうだな!とニンマリ。一合で¥1000までという安心感の高い仕組み。後程日本酒は頂くことにして・・・・
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生ビール(麒麟一番搾り)¥500を頂きつつ、とりあえず今日は焼き鳥が食べたいということで、前菜系は控えめに2種類、お願いすることに。
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一品目は、朝引き京赤地鶏のももたたきで¥980なり。上からこんもりと香味野菜が乗っかっているので、よくわからないのですが・・・
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アップ写真。高温近火でさっと表面を焦げが付くほど炙りました!的な火入れ。中は概ねレアなのですが、いやー、これまた美味しいですな。中心はほんのり温かい程度の火入れで、概ね生。ぬったりした身の食感と、皮の香ばしさ。お味はポン酢系ですが、これは美味しい!と言う感想。しかし、お安いですな。
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更に、いつものごとくポテサラは注文するわけで。鶏そぼろのポテサラは¥550なり。いやー、最近よく見る、半熟味玉子添えなのですが・・・
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玉子を突き潰してよく混ぜて頂く手法ですな。玉子にそのままかじり付いても良いわけですし、好みで色々調整できるのが楽しい。このレシピならポテサラに茹で玉子を混ぜないで作れますので、かなり日持ちがするのが嬉しいレシピなのだ。我が家でも定番化してういる間違いなく美味しい一品。

で、ようやく焼き鳥の注文が決まり、先行で4種類をまず注文。
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まずは、砂ずり¥180から。サイズは若干小ぶりな感じの中心までは火を通さないレア焼き。塩の乗せ方がお上手ですな。キッチン内は特に煙たく無く、御店主の手元が見えないので、どう焼いているかはわからないのですが、最近の新しい焼き鳥店はどこも、火入れが確かだよねえ!と感心するのだ。
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更に、せせりは¥230なり。お店により火入れ方針が結構異なるせせりなのですが、こちらは結構しっかり火を入れ、肉汁を封じ込めている感あり。ぐりぐりしたしっかり食感で、噛みしめると鶏汁がぶわっと! 塩、タレのチョイスはお店にお任せ状態ですが、これは塩で。
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超好きな皮は¥180なり。表面はぱりっと、皮の裏はねっちり、と言うハーモニー。相方も納得の一品でした。これは塩で。

で、このあたりで日本酒の燗酒をお願いし、奈良は美吉野醸造謹製「花巴」を頂いたのですが写真大失念!シェリーのように琥珀色で、古酒好きはおもわずニッコリしたような。
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で、更に4串ほど追加。つくねは¥220なり。ごらんのようにタレはさらっとした重くない味付け。3個刺さっているので、小ぶりなのはお分かりかも?ですが、軟骨練り込み系でこれまた大納得。
なお、写真に写り込んでいますように、テーブルには山椒、七味のグラインダーが完備していて、擦りたてが掛けられるのですが、七味のグラインダーは初めてみたかも!です。
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ささみは¥260なり。外は白くなるまでさっと火を入れました!という超レア焼。中心はあたたかくなった?ぐらいの火入れですが、山葵には丁度いい感じで合いますな。
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次のお酒もこういう古酒系から。「玉櫻 生もと純米 長期常温熟成」なり。21BYと28BYのブレンド酒のようですが、これまた、焼き鳥や、多分中華料理などさらっとした脂分しっかり目のお料理に絶妙に合うであろうと!という。
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心は¥200なり。パッカンとひらいた心臓が二個。火入れは超レアですが、胡椒の効いた塩胡椒味で、これまたホルモン好きなら間違いなさそうな一品。
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焼鳥屋さんであるような、焼き鳥の合間につまむ野菜類は出てこないので、野菜が欲しい!と自家製糠漬け¥480を。これが超超超超良いのだ。胡瓜に白菜、大根、どれもしっかりと漬かって乳酸発酵!な古漬けですが、古酒と相性が悪いわけはない!という。いやー、お代わりしたいぐらいの好き度MAX!でした。 

で、串サイズが小ぶりなので、まだ食べられるよ!と、更に追加で4本をお願いする。
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で、背ギモ¥250なり。これもサイズは小ぶりですが充実ですなあ。通常、背ギモというと鶏肉の腎臓なのですが、白子の小ぶりなのが間に挟んであるのが工夫。超レア、火はさっと入ったばかり!と言う感じですが、これまた間違いはないのだ。
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で、次は御店主に、ほっこりキレイ目の燗酒でオススメは?とお願いし、「玉櫻 山廃純米酒」を。いやー、もう結構酔っ払っているのですが、これまた間違い無し!だったような(滝汗)
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うずらは¥180なり。以前、「うずら玉子を出す焼き鳥店は京都では少なそう」と書いたのですが、こちらにもありました。もしかして焼く前にタレに漬け込んであるかも。
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で、ようやくもも¥280とご対面。皮はぱりっと、身はパンパンに膨らんで、ぷっくりジューシー。最近のお店のももの扱いの確かさにビックリ!なのですが、これまた間違いのない一品。
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で、〆串がこちら。厚揚げ¥180なり。タレの糖分のおかげか、ぱりっと仕上がっていてちょっと飴っぽい感じがまた美味しい。イヤー大満足。で、楽しみにしていた〆メニューを注文するのですが・・・
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お酒が無くなったので、冷酒の〆酒も注文。メニューにないものも色々置いておられるようで、こちらは静岡は高島酒造謹製「白隠正宗 富士山の日朝搾り 純米おりがらみ」なり。製造日が23/2/23の概ね開けたてバージョン!でした。
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焼鳥店なのに、〆にこういう盛り蕎麦がお願いできるのは嬉しいですな~。コシもしっかりのなかなか美味しい蕎麦で¥800で超ニッコリ。2人でシェアするとちゃんと蕎麦つゆは2人前分出して貰えます。蕎麦湯もでてきて、ほっこり〆て大満足でした。

以上の大満足度で、生ビール中1、小1、日本酒3合+グラス1で、〆て¥11000!という、間違っていないですよね?と思わず再確認してしまう、大大大大大納得価格。とりあえず、メニューに書いていないお酒も¥1000以下で置いているのは概ね間違いなさそうな良心的価格設定店。

焼鳥自体もお味は平均はらくらくクリア!で、色々と使いやすい要素満載。そろそろ温かくなるタイミングなのですが、燗酒好きなら押さえておいて損無きお店であろうかと。御馳走様でした、また来ます!

店舗情報

◆焼鳥 仰(あおぐ)
住所:京都市中京区河原町通夷川上ル指物町322
営業時間:18:00~翌1:00(L.O.24:00) 木休
TEL:075-754-8760
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スイカ小太郎。 スイカ小太郎。