2022年2月11日 更新

五条楽園で食の感動体験☆話題のレバノン料理店「汽 ki:」【京都・河原町五条】

昨年5月にオープンし、感度の高い京都の方からの発信を契機に瞬く間に人気店となったお店「汽 ki:」☆レバノン料理という珍しさだけでなく、シェフの長年の経験による技術の裏付けがあってこその人気です☆

感動的な食事体験のために

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2021年5月のオープン。
特に力の入った告知も無かったように思いますが、あっという間に人気店になっちゃいました。

たぶんシェフの前職を知る人達からの口コミから広がっていったと思います。
それはお店の見栄えやお洒落さからの評価ではなく、場所的な面白さでもなく、またレバノン料理という珍しさからでもない。

評価はとてもストレート。
「とにかく美味しい!」。

ほんとに一口目から美味しい!
でもそれはあくまでファーストインプレッション。
ただ美味しいからだけでないのが次第に分かってきます。

オーナーの長野さんはフレンチシェフとして20年以上のキャリア。
前職のお店ではミシュランの評価も受けられたそうです。
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写真は「チキンシャワルマとファラフェルのmixプレート」。

旬の野菜など自然の色合いがとても綺麗ですね。
この美しさの理由は真上から降り注ぐ自然光。
これこそが正真正銘、”映える”というやつです。
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これまた見たことのない色のピタパン。

これは野菜の皮やヘタなどの端材を薪窯で炭化させ、生地に練り込む事でこういう色に。
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このピタパンにプレートの具材とソースをいろいろミックスして入れ、かぶりつくというスタイル。
でも最初は具材のお味を確かめるためにそのままちょっといただいてみましょう。
ハーブやスパイスの鮮烈な風味。
もうこの時点で美味しい。

それぞれの味を確かめたらいっぱい詰め込んで食べてみよう。
どんな感じになるのか体験してみてのお楽しみです。
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まずピタの内側にアイオリソースやフムスを平均して塗って、あとは自由に詰め込んでいただくのがコツだそうです。
ジューシーで柔らかいチキンはこういうスタイルでもとても食べやすい。
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「ババガヌーシュ」。
焼きナスにレモンやゴマをオリーブオイルで和えたディップ。

不思議にこういう素朴なお料理の方が異国を感じたりします。
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お店の大きな特徴でシンボル的な存在、石の大テーブル。

テーブルを囲む人たちは必ずしも仲間とは限らない。
いや殆どの場合、他人同士。
隣同士仲良く、というのではなく、全く違うスタイルの人たちが同じテーブルでお料理をいただく。
これがお店とここを訪れる人との唯一の取り決めで、その風景その空間がお店のアイデンティティなんだと思います。

この感覚はおそらく、最も日本的なものから遠い存在であり、だからこそ異国の情緒を感じたりするのかも知れません。

自然光の演出がまたなおさら効果的。
曇りがちの日などは薄暗くてとても面白いと思います。
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こちらはイベント時の夜の風景。

いろんな可能性を秘めた空間です。
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シェフは自ら「ファストカジュアルレストラン」と表現されています。

確かにドレスコードがあるわけでもなく、足を組んで食べようが本読みながらでも基本自由。
コロナ禍の中ではちょっと微妙だけど、ほうばりながらのおしゃべりも。

決まり事は大テーブルでいただくことだけ。
感動的な食事体験を実現するためにはこういうスタイルでも可能だということを実践されています。

もちろん確かな技術と感性による一流のお料理があってこそですが。

「君はもう体験したか?!」と言いたくなりますね(笑)

店舗 基本情報

■店舗名    汽 [ki:]

■住所     京都市下京区都市町149

■電話番号   075-585-4224

■営業時間   モーニング 8:00-9:45(20食限定)
   
        ランチ  11:00-14:45 (売り切れ次第終了)

■定休日    水曜日

■詳細ページ   https://www.instagram.com/p/CZZmEyJPxMz/
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千恋し 千恋し