五条楽園のマニアックで楽しい立ち飲み日本酒バル　日本酒の購入も可「曲者酒店」

下京区、五条楽園にある立ち飲み日本酒バル「曲者酒店（くせものさけてん）」。マニアックで楽しい日本酒バルなり。

マニアックで楽しい立ち飲み日本酒バル

ちょっと変わった日本酒Barがあるんだけど、いく？ということに。やってきたのは五条楽園の南外れあたりですかねえ、こちらのお店です。写真少な目なのですが、非常に面白いお店だと思ったので気合シッカリ目でご紹介～。

お店の名前は「曲者酒店（くせものさけてん）」、立ち飲み日本酒バルなのですが、品ぞろえがオーナー様の趣味爆発でなんだか非常に偏っていて面白いお店。店内に。

この五つの酒蔵が一押しらしいわけで。オーナー様の顔で、こちらで酒蔵からお招きした会も行っておられる模様。アルバイトのお姉さんが運営するシステムで現在日替わりで5名ほどで運営中だそうです。

現場ではお値段など全然気にせず注文しているのですが、基本グラス￥500均一という超変態価格。それも、京都市内で扱っているお店がないような酒蔵のアイテムが吞み比べできる曲者なお店。ある種、限定的範囲で変態度が高めな酒場なのだ・・。で、知らないふりをして（滝汗）、どんなのがオススメですかねえ！とカウンター内のお姉さんにお聞きすると・・・

「人気があるのがこちらですね～！」と、こういうのに巡り合うわけで。ワタシは実は好きな酒蔵の１つ、奈良は美吉野醸造謹製「花巴水もと×水もと無濾過生原酒」なり。日本酒の平均値を大きく超えてくる酒が面白いと思っているのですが、水もと純米酒を仕込み水に使用し醸したお酒で、通常は「貴醸酒」に当たるのではと思うのですが、がっちりとした酸と甘みがあり、梅っぽいちょっと癖強系な甘口白ワインのような一杯。ワタシ的には、超辛い中華料理に合わせると面白そうな！と思っているのですが、どうですかね？　過去呑んだ経験は、お気に入りイタリアンHANAMITSU！、それに奈良の蕎麦屋さんはやしでしたが汗

相方は、これも京都市内でこのアイテムを、このお値段で出しているお店は非常に少なそうな「神蔵純米大吟醸　京の輝き　無濾過・無加水生酒」を。一応、酒蔵の会員カード所有者で、相方の通勤経路中にある酒蔵なのですが、最近寄っておりませんでした～。伏見の酒的なまろやかさで迫ってくるアイテムで相変わらず非常に旨いわけで。これは正統派！という感じ。（これをグラス￥500で出しちゃいけないよなあ、と思いつつ。アテに枝豆を出して貰いました）　

こちらも、お店に作り手さんをお呼びして盛り上がったらしいアイテムで、福井の美川酒造場謹製のアイテム３つ。（多分、このボトルが3つ並ぶのが京都市内ではありえない風景）　過去、妄想異国料理店INUI 戌亥に必ずあるので吞んだ経験はあるのですが、合うお料理はオーソドックスな和食じゃない系で気になっているわけで。

今回は、真ん中の「舞美人山廃純米無濾過生原酒 sanQ にごり酒」、それに左手の「美人山廃純米五百万石 sanQ 無濾過生原酒」をお願いしました。にごりの方が色々お料理に合わせやすそうな気がしますが、どちらも意外にすっきり白ワイン系と言って良さそうなお味で美味しい～。（変態度はかなり高め。）

調子に乗ってきたので更に三杯目。秋田は大納川謹製「大納川天花特別純米無濾過原酒　辛口」なり。これはキレのある東北酒！という感じですな。和食全般にバッチリ！だと思います～。

と、オーナー様が入店され、俄然店内は盛り上がる訳で。現在、オススメのスッキリ系は神蔵のフルーツ系アイテム（日本酒ベースです）のソーダ割りで、常連さんが呑まれていたので、ちょびっと飲ませて頂いたのですが（立ち吞みの醍醐味ですな）これがサウナとか風呂上りで汗をかいた後に吞むと超ウマ！だと思ったわけで。カボス山椒酒、梅酒ですが、両方とも非常に美味しかったです。

で、オーナー様になにかオススメはないですかねえ！と出して貰ったのがこちら。滋賀は、浅茅生で有名な平井商店謹製「北船路純米吟醸無ろ過生原酒」なり。我々的には「浜大津朝市」などで結構呑む機会のある浅茅生なのですが、がっちりな滋賀酒！というよりも、もっと食事に寄りそう綺麗な感じもありつつの、スムーズな感じで浅茅生の印象がちょっと見違えたアイテムでした。いやー、とりあえず旨！

ちなみに、このお店は酒販免許をお持ちで、オーナー様から営業されたので神蔵の柚子酒四合を連れて帰ることに。次の日に焼酎を買いに行った円町の島酒店ではカボス山椒酒しかなかったようなので、買っといて良かった￥2200！なり。（風呂上りの楽しみが増えました汗）

以上で〆まして、神蔵の柚子酒持ち帰り付きで￥7000ほどという大大大大納得価格！。1時間少々ですが楽しく呑めて良かったです。間違いなく、また来る予定の良きお店ですな。御馳走様でした！