2022年9月17日 更新

【京の涼さがし】1000個の風車が回る風景は壮観「三十三間堂」

9月も半ば過ぎましたが、残暑が厳しいですね。三十三間堂で1001体の千手観音像の素晴らしい風景を楽しんだ後、「京の涼さがし」で、1000個の風車が涼しげな風景を楽しみませんか?9月30日まで展示されています。

朱色の回廊に風車が回る風景が魅力

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三十三間堂の創建は1164年、正式名称を蓮華王院 (れんげおういん )で、東山区にある寺院です。ご本尊は千手観音像で、1001体の千手観音像は圧巻で、多くの方が魅了されています。
現在、JR東海の「京の涼さがし」が行われており、イベントを中心に紹介します。
三十三間堂へのアクセスは、京阪七条駅から徒歩約7分、JR京都駅からも市バスで約10分と比較的近く、「三十三間堂・博物館前」下車すぐです。
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JR東海 そうだ京都行こう ~京の涼さがし~
開催期間:2022年8月23日(火)〜9月30日(金) 
拝観時間:8:30~17:00(受付終了16:30)
拝観料:600円
アクセス:京阪「七条」下車徒歩約7分
関連ページ:https://souda-kyoto.jp/other/ryosagashi/

イベントは、「影の涼」「風の涼」「水の涼」「怪の涼」で、構成されていて、三十三間堂は「風の涼」で、風鈴や風車などが楽しめます。
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境内東の回廊がイベントの設えがされており、朱色の回廊がより華やかになっています。
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約1000個の風車が設置されていて、その風景は圧巻です。風車の間に風鈴もあり、風が吹くと風車が回り、風鈴の音色と共に涼を感じられます。
お寺の方によりますと、朝早くや、お昼から風が吹くことが多いんだとか。
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約1000個という、風車。ひょっとして、千手観音の数に由来するのかな…?と思いました。
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友禅風鈴です。黄色と白の風鈴が、涼やかな音色を奏でています。風鈴は厄除けの効果があるともいわれていますので、このご時世、涼を感じながら厄除もできればいいですね。
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友禅柄の風車です。この色で、朱色の回廊が柔らかい雰囲気に感じました。
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夜泣泉です。三十三間堂の創建の翌年に、堂僧が夢のお告げにより発見した泉だそうです。夜の静かな時に、すすり泣きのように聞こえたことから、夜泣泉と呼ばれるようになったそうです。
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こちらにも風車が展示されています。青い風車の方が、より涼を感じられますね。
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こちらの風車は、頻繁に回っていました。これで夜泣きもどこかへ行けばいいですね。
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お地蔵さんの後ろにも風車があります。
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国宝の本堂「三十三間堂」です。高さ16m、奥行き22m、南北m120mの壮大なお堂は、その大きさに見る度圧倒されます。
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「三十三」という数は、観音菩薩の変化身三十三身にもとづく数を表していて、南北にのびるお堂の柱間が33もあるという事にも関係しているそうです。
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三十三間堂東庭です。
昭和36年に作庭家中根金作によって作庭された、比較的新しい庭園です、
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南北に二つ池がある池泉回遊式庭園で、令和3年に保存工事が完了したそうです。1001体の千手観音像も素晴らしいですが、東庭も四季折々の季節が楽しめそうです。
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本堂と庭園の周りは、車いすでも移動しやすいスロープがあり、配慮が行き届いています。
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東回廊付近にあるマンホールです。マニアの中では秘かに人気なんだとか(笑)寺院のマンホールってあまり目に留まることがありませんでしたが、他の寺院のマンホールも気を付けてみてみようと思います。

今回は、三十三間堂の「京の涼さがし」を中心に紹介しました。近くへ行かれた際には立ち寄られてはいかがでしょうか?

三十三間堂 on YouTube

京の涼さがしを中心に、庭園の様子も動画でまとめました。良かったらご覧ください。

スポット情報

名称:三十三間堂 蓮華王院
住所:京都市東山区三十三間堂廻町657
電話番号:075-561-0467
拝観時間:8時30分~17時(11月16日~3月は9時~16時)受付終了は30分前
拝観料:600円
関連ページ:http://www.sanjusangendo.jp/
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