伏見の竹田街道と油掛通の北東角にある老舗和菓子店・伏見駿河屋本店では、季節の和菓子として、秋にイチョウの実の銀杏(ぎんなん)をあしらった「いちょう餅」を販売しています。伏見駿河屋は、江戸時代の天明元年(1781年)、伏見港に囲諸国大名の乗船待合所として旧総本家駿河屋より分家開業、現在のご主人は11代目だそうです。
いちょう餅は、ふっくらと炊き上げた丹波産の大粒小豆の「粒あん」を、もちもちの「道明寺餅」(※)で包み、ほんのり塩味の「銀杏」を添えています。上品な甘さの粒あんと小気味よい食感の道明寺餅は絶妙にマッチしています。ほんのり塩味の銀杏が一層、粒あんの甘さを引き立てます。
(※)もち米を蒸して餅を作り乾燥させて割った粒状のもので桜餅によく使われる
◆「いちょう餅」は銀杏の実が無くなり次第販売終了です。イチョウの黄葉の見頃には販売していない場合がありますので、事前にご確認ください。
伏見駿河屋では、納屋町商店街の老舗パン店「ササキパン」とのコラボ「あんぱん」を販売日と個数限定で販売。粒餡は伏見駿河屋担当、生地と焼き上げはササキパン担当と両店の伝統の技が見事に融合。毎月第2日曜日に個数限定での販売ですので、購入は開店直後がおすすめです。
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