【京都ツウ】夏の風物詩☆アイドル『うみうのウッティー』注目！平安時代の伝統漁「宇治川鵜飼」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです！FU～FU～☆彡今回は京都府宇治市を流れる宇治川で、毎年行われる夏の風物詩。その主役となる鵜も身近に見られる場所が。

夏の京都宇治を彩る風物詩『宇治川鵜飼』の主役

通称『お茶の京都』で知られる、京都府宇治市の中心を流れる宇治川。その中洲「塔の島」にかかる橋「喜撰橋」。普段宇治川も北側の川岸を歩くこと多く、こちら南側はほとんどなく。ちょうど、この塔の島を挟んで宇治川の流れが２つになっている場所。

岸には、屋形船が停泊中。ここでようやく思い出した、夏の風物詩『宇治川鵜飼』シーズン。

宇治川の鵜飼の歴史は古く、平安時代にはすでに行われていたとされ、藤原道綱の母が『蜻蛉日記』にその様子を記しているとか。平安後期には仏教の影響で殺生が戒められ、一時衰退しましたが、大正15年（1296年）に再興され、近年では女性鵜飼が3人いることでも注目を集めています。

こちらが、その鵜飼を取り仕切る『宇治川観光通船』のある場所。

若干、宮崎駿アニメ映画『君たちはどう生きるか』のフライヤーを思い出す構図ですが（笑）

喜撰橋を渡った塔の島に、その受付があります。この時は昼間だったので関係者は皆無でしたが、7月1日～９月30日（予定）の期間中、鵜飼の乗船を楽しめる様子。出船は夜、19時（7～8月）、18時半（9月）で、凡そ1時間程度の乗船。その間に乗船料とは別に、船内食や貸切なら京料理を楽しむことも可能。

じつは鵜飼体験をしたことがないのですが、けっこうたくさんの屋形船が停泊し、かなり楽しまれる方も多いんですかね。

そんな乗船場の脇に建物が。

よく見ると中でたくさんの鵜が飼われ、これが鵜飼で登場する鵜たちなのか！と。この時かなりの猛暑で、鵜にとっても堪える暑さだろうと思われましたが、ゲージの中に水槽があり、時折これで水浴びしてクールダウンをはかっている様子。

宇治川の鵜飼の鵜、てっきりカワウ（川鵜）かと思っていましたが、実はウミウ（海鵜）。カワウが海水魚、ウミウが淡水魚を餌にすることはわりとよくあることらしく、鵜にとって川と海でそれほど境界はない様子。微妙に嘴の色など、見た目に違いはあるそうですが。

また、国内初の人工ふ化により海鵜のヒナが誕生したのをきっかけに、公募で『うみうのウッティー』と命名。それを機に、日本唯一の漁法『放ち鵜飼』が実現。通常の鵜飼で使用する「追い綱」（鵜と鵜匠を繋ぐ4メートルほどの綱）を使用せず、鵜匠が鵜を呼び寄せて行う、人工ふ化による互いの信頼があってこそ可能になった漁法。

ちなみに、放ち鵜飼は春と秋の昼間に開催される注目イベントですね。