店内では京都中心地で働いているとおぼしき会社帰りの人々が談笑したり、ひとりでふらっとやってくるビジネスマンがクールに麺をすすったりしている。
出町柳に住み、四条でアルバイトをする身としては、この場所はちょうど帰り道の途中となるので丁度いい。
アルバイトが終わった帰り道の途中、ふとあの味を楽しみたくなって寄り道を決意する。
ビニールの簡易的なドアを開いて、早速中に入る。木で作られた小さな小屋のような内装で、小さいながら落ち着く空間だ。
今回も僕は塩白湯麺を注文する。周りの人の会話をなんともなしに聞きながらそれがやってくるのを待つ。
白く透き通った鶏がらと豚骨スープに、細く切ったねぎとチャーシューが浮かぶ白湯(パイタン)麺!
鶏がらと豚骨でとったスープは濃厚さに流れすぎることなく、かといってあっさりしすぎでもない旨みがある。
そしてそれに絡むは細いうどんのような自家製白麺!
平たいかたちのやわらかめの麺がこのスープに良く合う。
やってきた塩白湯麺の香りに耐え切れず、写真を撮るのももどかしく麺をすすり始める。
麺を食べたあとは、替え飯というものを注文する。
替え玉ではなく、替え飯。ご飯をこのおいしいスープに放り込んで、雑炊感覚で2クール目スタート。
実は、すべての麺と替え飯にパクチーを無料でつけてくれるサービスがある。替え飯にパクチーをつけてもらい、もう一度スープの味を楽しむ。これぞ至福!パクチーうまっ!
結局、スープをすべて飲み干してしまった。こんなに飲みたくなるスープはなかなかない。
非常に満足なり!
というわけで近くで働くみなさん、夜仕事が終わって一息つきたいなあと思ったら、ぜひ一度足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?