目次
@KCUAの展示室に「音を楽しむ実験エリア」が出現
「@KCUA(アクア)」は京都市立芸術大学のキャンパス内ギャラリーで、京都市立芸術大学の英語表記「Kyoto City University of Arts」の頭文字に「場所(サイト)」を示す「@」を付け、ラテン語で「水」をあらわす「アクア」という読みをあてています。
主に京都市立芸術大学の研究成果発表展ならびに教員・在学生・卒業生による企画展などの展覧会を開催していますが、学芸員スタッフの企画による特別展も盛んに行われています。
今回の「聞く/聴く:探究のふるまい」もそんな企画展の一つで、広い展示室に「音を楽しむ実験エリア」を出現させ、「聞く/聴く」からはじまる探究のかたちをテーマに来場者参加型の展示を行っています。
聞く/聴く:探究のふるまい
「聞く/聴く:探究のふるまい」の解説では、この企画展について以下のように解説されています。
日本語の「きく」という言葉は、さまざまな意味を持っています。音や声を耳で感じること、受け入れること、尋ねること、耳を傾けること。また、聴覚に限らない感覚を働かせて識別することもまた、「きく」の持つ意味の一つです。そして、いずれの「きく」も、情報を認識し、それを受け止めるという点で共通しています。その情報をもっと知ろうとするとき、「聞く」は「聴く」へと変化するのです。それは「探究」のはじまりであり、情報の送り手と受け手の間の関係性が深さを増していくことのあらわれでもあります。
本企画では、こうした「聞く/聴く」を起点とする探究から生まれる芸術実践に注目し、そのあり方と可能性について探ります。
言葉だと少し難解にも思えましたが、展示室に一歩足を踏み入れればすべての不安は解消されました。
そこにあるのは「音」だけで、来場者はただ「音を耳で感じる」だけで大丈夫でした。
そこにあるのは「音」だけで、来場者はただ「音を耳で感じる」だけで大丈夫でした。
入り口すぐの展示スペースは一見すると「何もない」ように見えます。
しかし、ここには天井に設置されているスピーカーから目に見えない「音」が発せられ、その「音」が壁や床に反射して部屋全体が「音」で満たされていました。
何もない様に見えてたくさんの情報で溢れているという不思議な感覚を是非味わっていただきたいと思います。
しかし、ここには天井に設置されているスピーカーから目に見えない「音」が発せられ、その「音」が壁や床に反射して部屋全体が「音」で満たされていました。
何もない様に見えてたくさんの情報で溢れているという不思議な感覚を是非味わっていただきたいと思います。
「音をまとう」体験型の展示
「音をまとう」という体験型の展示があり、興味を惹かれました。
「音をまとう」とはどのような体験なのでしょうか?
「音をまとう」とはどのような体験なのでしょうか?
展示に近づいてみると、天井から床まで円形のカーテンレールに吊るされた布が柱状に伸びていました。
中に入り、天井を見上げると、中央にスピーカーがあり、そこから燦々と「音」が降り注いでいました。
周囲を布のカーテンに遮られた狭い空間で、こうした「音」のシャワーを浴びるのはとても新鮮な体験でした。
周囲を布のカーテンに遮られた狭い空間で、こうした「音」のシャワーを浴びるのはとても新鮮な体験でした。
風を音に変える「エオリアン・ハーブ」
こちらは「琴」のようですが、弦を指で弾くのではなく、風の力で弦を振るわせ、音を奏でるという楽器です。
音を奏でるにはある程度の風が必要で、校内を巡って風を探します。
風を探し当てても音を奏でるにはコツが必要で、楽器をあちこち傾けて模索します。
最初は難しく感じましたが、一度でも音を奏でられるとすぐにコツを掴み、弱い風でも効率よく音を奏でることができるようになりました。
因みに音は雅楽の笙(しょう)が、遠くで鳴っているような「ほわーん」という音が控え目に棚引くような音色でした。
最初は難しく感じましたが、一度でも音を奏でられるとすぐにコツを掴み、弱い風でも効率よく音を奏でることができるようになりました。
因みに音は雅楽の笙(しょう)が、遠くで鳴っているような「ほわーん」という音が控え目に棚引くような音色でした。
「自分を装う」のパフォーマンスも実施
展示自体は1Fの他に2F・6Fでも作品がありますが、2時間もあればゆったりと見て回れます。
また、メインの展示会場では以下の日時に岡留優(おかどめ・ゆう)氏によるパフォーマンス「自分を装う」も実施されます。
2024年9月08日(日) 15:00~
2024年9月15日(日) 15:00~
2024年9月22日(日) 15:00~
2024年9月27日(金) 15:00~
2024年10月4日(金) 15:00~
岡留優氏は「準備不足」「アドリブ」「説明」をテーマにしたパフォーマンスを行うアーティストで、今回の展示でもどのようなパフォーマンスを披露してくれるのかとても楽しみです。
こちらも無料で見学できますので、展示と併せて参加されてみてはいかがでしょうか?
また、メインの展示会場では以下の日時に岡留優(おかどめ・ゆう)氏によるパフォーマンス「自分を装う」も実施されます。
2024年9月08日(日) 15:00~
2024年9月15日(日) 15:00~
2024年9月22日(日) 15:00~
2024年9月27日(金) 15:00~
2024年10月4日(金) 15:00~
岡留優氏は「準備不足」「アドリブ」「説明」をテーマにしたパフォーマンスを行うアーティストで、今回の展示でもどのようなパフォーマンスを披露してくれるのかとても楽しみです。
こちらも無料で見学できますので、展示と併せて参加されてみてはいかがでしょうか?
基本情報
<聞く/聴く:探究のふるまい>
◇会期
・2024年8月24日(土)–2024年10月14日(月)
◇開館時間
・10:00~18:00
◇会場
・京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
◇入館料
・無料
◇休館日
・月曜日
9月16日(月・祝)、9月23日(月・振休)、10月14日(月・祝)は開館
9月17日(火)、9月24日(火)は休館
◇問い合わせ
・京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA
〒600-8601 京都市下京区下之町 57-1
tel:075-585-2010
◇HP
・https://gallery.kcua.ac.jp/archives/2024/11235/
◇会期
・2024年8月24日(土)–2024年10月14日(月)
◇開館時間
・10:00~18:00
◇会場
・京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
◇入館料
・無料
◇休館日
・月曜日
9月16日(月・祝)、9月23日(月・振休)、10月14日(月・祝)は開館
9月17日(火)、9月24日(火)は休館
◇問い合わせ
・京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA
〒600-8601 京都市下京区下之町 57-1
tel:075-585-2010
◇HP
・https://gallery.kcua.ac.jp/archives/2024/11235/
アクセス
<京都市立芸術大学>
◇所在地
〒600-8601 京都市下京区下之町57-1
◇電車
JR/地下鉄烏丸線/近鉄京都線:京都駅より徒歩5分
京阪:七条駅より徒歩10分
◇バス
市バス:塩小路高倉・京都市立芸術大学前より下車すぐ
◇車
※駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。
◇問い合わせ
京都市立芸術大学附属施設事務室
電話:075-585-2008
FAX:075-585-2018
◇所在地
〒600-8601 京都市下京区下之町57-1
◇電車
JR/地下鉄烏丸線/近鉄京都線:京都駅より徒歩5分
京阪:七条駅より徒歩10分
◇バス
市バス:塩小路高倉・京都市立芸術大学前より下車すぐ
◇車
※駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。
◇問い合わせ
京都市立芸術大学附属施設事務室
電話:075-585-2008
FAX:075-585-2018
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