2022年9月21日 更新

もっと早く行けばよかった!四条烏丸でお値打ちのフレンチレストラン「エール新町」

四条烏丸から新町仏光寺へ、ちょっといい日のお食事におすすめしたい「エール新町」なり。

四条烏丸近くのお値打ちフレンチレストラン

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イタリアンやフレンチ、洋食は大好きなので、新しいお店が出来ると、お高い店以外は概ね行こうとするのですが、こんなにお値打ちなお店をいままで見逃していたなんて!と思いましたので、これまた気合いを入れてご紹介。
以前からブックマークしているお店を思い出すのだ。 どうかなー?と電話すると無事席が取れて、やってきた地下鉄四条駅。

駅から徒歩5分ほどの新町仏光寺上ル東側。お店の名前は「エール新町」、室町にも系列店があるフレンチレストランなのだ。お店の外のテーブルに・・・
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こういう可愛らしい手書きニューが。土日ランチは、御覧のように¥3000、¥4000、¥5000の3種。予約不可の¥1500、平日限定の¥2000という豊富なラインナップ。とりあえず¥3000のフルールコースが非常に良心的設定!という前情報をネットで読んでいたので、ワクワクしつつ店内に。
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店内は想像以上にリッチな雰囲気で、ランチを¥1500から出しているようなお店には見えないですな。席数は30席のゆったり空間。入り口から奥に向かって二列のテーブルが並んでいて、右側テーブルはコロナ対策なのかテーブル毎にスクリーンで間仕切りし、我々は左側テーブルに案内されるのだ。右側は満席、左もこの後、テーブル1つ飛ばしに人が入り、空き2テーブルと言う状況。ちなみにほぼ女性グループ客で、おっさんは私とあと1人だけでした。
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メニューを見せて頂くのですが、とりあえずフルールコースに釘付け状態。(お任せは内容が分からないので・・・)
前菜、メインがチョイスできるプリフィックス式で、かなり選択肢は豊富。注文をききに来てくれたマダムが「うちのオススメ、前菜は海の幸のガトー仕立て、または大理石仕立てですね」と教えてくれるのだ。こういう時はオススメにのっかるのが正解!なので、その線でお料理を決定。
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で、ランチはグラスワインが、泡2、ロゼ1、白赤各3もスタンバっているのが超嬉しい。更に500ccカラフェが¥2600前後であるのも呑み助には嬉しい仕組み。スペインのカヴァ¥750を頂きつつ、お料理を待つのですな。
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つき出しは、鱈のブランダード(塩鱈のディップ)を添えたカリカリバゲット、それに可愛らしいチーズのキッシュというかパイというか。塩分コントロールがバッチリで、どれも食べやすい味付け。ワクワク感が更に高まるのだ。
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一緒に、バリバリなバゲットとふわふわと柔らかい丸パンが登場。バゲットはお替りOKだそうです。で・・・
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いきなりメーンイベントかよ!的な前菜登場。このお店のスペシャリテ「海の幸のガトー仕立て」なり。一番下は焼きナス。で、間の緑色の野菜はスライスしたズッキーニ、黄色なのは煮てマリネしてあるパプリカ。その間に、帆立とサーモン、白身魚のマリネした身が、セルクルで綺麗に塔のように整えられて出てくるのだ。 単に綺麗だー!ではなく、酢や油が効きすぎない程度の程よい味付けできっちり美味しい。一番上は海老ですが、これも半生で良いお味。いやはや、これは確かにスペシャリテですな。これを¥3000コースの前菜に持ってくるとは、いやー!ビックリ! 
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で、こちらが「海の幸の大理石仕立て」。材料は概ねガトーと同じですが、テリーヌ型で外はキャベツで包んだ形に整えてあるのが工夫。これもまた美味しい。ちゃんとガトー仕立てと味の傾向を変えてある(ソースが決め手)のも嬉しい。ボリュームは前菜なので控えめですが、非常に充実感のある一皿。

これは、今まで来なかったのは大失敗だよねえ!と反省!
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こんな美味しいお料理なら、当然呑まないと!ということになるわけで。カラフェで、チリのシャルドネ500cc!がなんと¥2000!という超絶お手頃価格なので、つい。昼から、いい気分~!
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お次は、冷たいジャガイモのポタージュで、お口をリセット。濃すぎない味付けでこれまたちゃんとしております。で、いよいよメインの皿。珍しく、2人とも加算メニューをお願いしなかったのですが、これがまた、超~!良心的設定なのだ・・・・
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私チョイスは、塩漬け豚バラ肉のコンフィ。お肉はしっかり煮込まれていて、フォークで切るまでもなく、スプーンで解れそうなほどほろほろに炊けている一品。量も程よい感じ。粒マスタードと多分蜂蜜を使った甘口ソースがまた美味しい、パン劇消化系な一品。
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相方は「本日のお肉料理」がハンバーグ!と聞いて、即断即決状態。で、ですね・・・・
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いつものごとく、断面図をどうぞ。しっかりお肉を練ってある感あり。表面はがしっとしっかり焼いてあり、食べ応えは満点。それに、デミグラスのような玉ねぎの焦げ味を前面に出したソースではなく、もちょっとトマトの効いた濃厚なソースを合わせるのが良いですな。確かに洋食店ではなくて、フレンチだよなあ!と思った一品。

なんだ、このお店は!想像以上にすばらしいじゃないの!と喜んでいると・・・
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¥3000コース内に、甘いものとお茶もしっかりスタンバっているのだ。(注文は先に全て済ませています)
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私はアイスとソルベの3種盛り、相方は、今日唯一加算メニューをチョイスした(+¥300)、フルーツグラタンをチョイス。これまた手堅いお味でにっこりでした。
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で、お茶を頂いて充実ランチ完了。〆て1時間30分とテンポ良好。以上で泡2、カラフェ500cc付きで合計¥9000台!という大納得価格。いやはや、この内容でこのお値段は少々驚き。 これは女性客が自腹で来るわなあ!という感想。 
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帰りに一番奥のテーブルもお客様が掃けたのでパチリ。お洒落ですな。

京都市内で最近オープンされるフレンチ新店は、なんだかお高いところが多いのですが、このお店と似たスタイルのレストランは、北区に移転されたルナール・ブルーや閉店されたティアレ(花園でle parfumとして復活)などを思い出しますな。現在、京都市内中心部で、このお値段でしっかり食べられるフレンチレストランはかなり貴重!と思いつつ。 お誕生日などちょっと良い日使いに適切なチョイス、オススメいたします~。

店舗情報

店名:エール新町
住所:京都市下京区船鉾町400
営業時間:11:30~14:30(L.O13:30) 17:30~22:00(L.O20:30) 水休
TEL:050-5868-4986
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スイカ小太郎。 スイカ小太郎。