谷崎潤一郎の長編小説【細雪】の京都桜めぐり後編
前回の記事〖【聖地巡礼】文豪、谷崎潤一郎の「細雪」でマキオカ姉妹が愛した京都の桜スポットを行く《前編》〗で、マキオカ姉妹達が京都の嵐山・嵯峨野へ花見へ行った行程を、そっくりそのまま歩いてきたわけです。
平安神宮・神苑の桜
楓、樫、馬酔木(あせび)
小説の中で、神苑の桜樹がつきた辺りに、まだ柔らかい芽を出したばかりの楓や樫、円く刈り込んだ馬酔木(あせび)があると描写されているが、本当にその通りあった。
レポートの途中ですが語らせてください。
ボクは【細雪】が谷崎作品で初めて読んだ小説でした。
船場にある旧家の薪岡四姉妹の上品な魅力、その中にある人間らしさ、そして四季の移ろいゆく儚さと美しさを感じながら読みました。
だからこそ最後の結末を読んだ時に、あっけに取られたことを記憶しています。
「なぜこんな締めくくり方なんや」と。
でもその後、他の谷崎作品の【痴人の愛】【卍】【少年】【秘密】などを読み、考えが変わりました。
「【細雪】の結末、めっちゃ谷崎潤一郎らしいやん」と。
文豪と呼ばれている人たちの小説では、とても読みづらい作品も多いです。
でも、谷崎作品は現代人でもサラサラと読み進められることも素晴らしいと思います。
ボクは【細雪】が谷崎作品で初めて読んだ小説でした。
船場にある旧家の薪岡四姉妹の上品な魅力、その中にある人間らしさ、そして四季の移ろいゆく儚さと美しさを感じながら読みました。
だからこそ最後の結末を読んだ時に、あっけに取られたことを記憶しています。
「なぜこんな締めくくり方なんや」と。
でもその後、他の谷崎作品の【痴人の愛】【卍】【少年】【秘密】などを読み、考えが変わりました。
「【細雪】の結末、めっちゃ谷崎潤一郎らしいやん」と。
文豪と呼ばれている人たちの小説では、とても読みづらい作品も多いです。
でも、谷崎作品は現代人でもサラサラと読み進められることも素晴らしいと思います。
白虎池、蒼龍池、臥龍橋
平安神宮・神苑の桜を見て巡り、マキオカ御一行の京のお花見は終了します。
マキオカ姉妹は神苑の桜を見て、「ああ、これでよかった。これで今年も花の満開に行き合わせた。」とほっとし、そして来年の春もここの桜を見られるようにと願います。
【細雪】を読んだことがある方や、好きな方は、桜の季節が訪れたらぜひ【細雪】のお花見スポットを巡りながら、マキオカ姉妹に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
マキオカ姉妹は神苑の桜を見て、「ああ、これでよかった。これで今年も花の満開に行き合わせた。」とほっとし、そして来年の春もここの桜を見られるようにと願います。
【細雪】を読んだことがある方や、好きな方は、桜の季節が訪れたらぜひ【細雪】のお花見スポットを巡りながら、マキオカ姉妹に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
おまけ
京都には谷崎潤一郎のお墓があるそうです。
谷崎ファンはぜひお参りに行ってみてはいかがでしょうか?
谷崎ファンはぜひお参りに行ってみてはいかがでしょうか?
平安神宮 詳細情報
◆住所/京都市左京区岡崎西天王町97
◆TEL/075-761-0221
◆HP/ http://www.heianjingu.or.jp
◆駐車場/なし
※境内参拝時間、神苑拝観受付時間は季節によって変わりますので、公式HPにてご確認ください。
◆TEL/075-761-0221
◆HP/ http://www.heianjingu.or.jp
◆駐車場/なし
※境内参拝時間、神苑拝観受付時間は季節によって変わりますので、公式HPにてご確認ください。
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