2019年4月15日 更新

【京都喫茶店めぐり】創業300年の老舗で本物を味わう!新年は縁起物の抹茶で☆一保堂茶舗「嘉木(かぼく)」

おおきに~豆はなどす☆創業300年余の歴史ある、寺町二条上がったところにある老舗茶舗。その店舗内にある喫茶、茶寮。老舗の味を季節の和菓子と共に手軽に味わえる落ち着いたスペース。新年にふさわしい縁起物のお抹茶をいただきました。

迎春のお抹茶をいただきに

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寺町二条上った場所にある全国的にも知られる老舗茶舗。創業300年余の歴史。
いつもは普段使いのお番茶や進物を買いに来るのですが、そういえば一保堂の喫茶室はまだ紹介したことがなかったな、と思いやってきました。
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これまで何度か喫茶利用はしてましたが、お抹茶はいただいたことがなかったなと。
ちょうど茶道界でも初釜の茶会が催される季節。新年にお抹茶をいただくのもいいかと。
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いつもなら、満席だったりかなりのにぎわいを見せる喫茶室ですが、1月ともなるとどこの飲食店ものんびりムード。この時期こそ、地元民が悠々と利用できる憩いの季節とも言えます(笑)
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お茶には全て和菓子が付き、入り口ショーケースに花びら餅が飾られ、新年にふさわしいお菓子が食べられる!と喜んでいたら、品切れで残念。新年から迎春のお菓子ということで、市内の京菓子店から日替わりで花びら餅を提供されてるみたいです。新年の和菓子なので、1月14日(月)までですが。
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お手軽な煎茶もあります。煎茶も玉露同様、お茶を抽出するのにテーブルに置かれたタイマー見ながら時間守って淹れるんでしたかね。ここに来ると、お茶って本来そういうものなんだな、と再確認させられます。家ではお構いなしな淹れ方してるので(汗)
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この際だから一番美味しいお抹茶をいただこうと思ったら、こんな期間限定の新年用特別抹茶が。干支・亥にちなんだ『亥昔(いのむかし)』。せっかくの縁起物、しかも今月いっぱいまでしか楽しめないということで、こちらをお濃茶でチョイス。1150円(税別)。
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待ってる間、普段だったらこんなにゆったり店内の設えを観察できないくらいお客でにぎわってたりしますが、心置きなく観賞。掛け軸、凧揚げですかね。しめ縄も飾られてお正月らしい雰囲気。
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お花は白い椿と蝋梅。どちらもまだつぼみですが、これから季節が移ろうとともに開花していくのも楽しみの一つ。
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花びら餅が品切れになった代わりとして、和菓子は笹屋守栄さんの『亥』と模られたピンク色の生菓子。
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そのあと、練られたお濃茶が登場。うわぁ~絵具っぽい(笑)照り照りの艶やかなお抹茶!ちょっとテンション上がる緑。ミドリスキーにはたまらない質感。
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この際作法とか関係なく、あくまでも美味しいお抹茶とお菓子をいただくということで。肩肘張らずに。

まず、お菓子。ねっとりとした食感に白あんの奥ゆかしい甘味。
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どろりとした粘性のお濃茶を一口ずつ味わいながら。お抹茶の持つ、旨味やコク、そして面白いんですが、これくらい濃厚なお抹茶ってある種チョコレートのような深い重厚な味わいを感じます。そして、苦味はさほどでもなく。
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お濃茶、まだまだお茶碗のまわりにへばりついているんですが、それを点てなおしてお薄にしてくれます。このお抹茶で2wayで楽しめます。で、薄茶にするとまた全然味わいの趣きが変り、今度は多少の苦味も感じられたり。淹れるお湯の温度によるんでしょうか。
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お抹茶の緑も味もいろんなパターンで楽しめる、この一服。最近、抹茶スイーツや抹茶使いのフードが多い中、ほんまもんの味を知ると驚きと感動があります。新春のお抹茶で、そんな体験をぜひしてみてください。お茶に対する意識が変わりますよ!

ヨ~イヤサ~♪

一保堂・嘉木 への口コミ

詳細情報

名称:一保堂茶舗
住所:京都府京都市中京区常盤木町52
電話番号:075-211-3421
営業時間:10:00~18:00(L.O.17:30)
定休日:年末年始
関連URL:http://www.ippodo-tea.co.jp/
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