2022年8月1日 更新

愛宕山ふもと「鮎茶屋 平野屋」今が見頃の紅葉を愛でながらいっぷくを【茶屋】

鳥居本の石畳の一番奥、愛宕山のふもとにたたずむ「鮎茶屋 平野屋」。歴史は古く、江戸時代より旅人をもてなす茶屋として愛されてきましたが、実は紅葉スポットとしても人気。今まさに見頃を迎えていますよ。

紅葉が見事!愛宕山ふもと・一の鳥居のお茶屋さん

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鳥居本の石畳、愛宕街道の古道を愛宕山へ向かうと見えてくる「一の鳥居」。愛宕神社はまだまだ先ですが、ここをスタートとして参道が始まります。
そばにある「鮎茶屋 平野屋」は、苔で覆われた屋根が歴史を感じさせるお茶屋さん。

この辺りは昔、多くの茶店や旅篭があり、愛宕信仰で賑わっていたそうですが、現在は平野屋と「鮎の宿 つたや」がある程度。

平野屋はおよそ400年前の江戸時代初めに建てられたそうですが、去年末から今年春にかけて修繕工事が行われ、当時の風情を大切に守り受け継ぐ努力をされています。
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平野屋は歴史ある建物や鮎料理が名物ですが、紅葉のスポットとしても人気。
特に上を走る清滝街道から見下ろす景色が圧巻!
赤く燃えるような紅葉と藁葺の屋根のコントラストが見事で、シーズンになるとこの位置を狙ってカメラマンが押し寄せます。
この時も天気がよく、紅葉も見頃で本当にキレイ!時間を忘れてずっと眺めていられそうでした。
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昔から愛宕神社へ向かう参拝客が一休みしたのでしょう、当時の旅人の姿が見えるかのような趣ある雰囲気。
現在でも一休みや料理を楽しむ事ができます。
いっぷくのお茶は玄関に設けられた席でいただく事ができますので、見頃の紅葉を眺めながらお茶…という贅沢なひとときが味わえます。

春・秋のハイシーズンは利用客が増えますが、それでも嵐山から距離があるので、さほど人出も多くなくのんびり。
嵐山界隈では考えられないぐらいの、ゆったりとした時間が流れています。

名物・志んこ団子で一休み

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志んこはその頃より参拝者に親しまれてきた愛宕山の名物です。
米の粉で手造りしただんご(志んこ)はニッキ・お茶・白の三色で愛宕山の
九十九折(つづらおり)の坂道を現しております。

平野屋では、代々女性が志んこを作り続けてまいりました。
志んこのねじれた形は、愛宕神社までの山道を模したもの。一の鳥居のふもとにて、この先のしんどい山道にさぁこれからまたがんばるぞと気合を入れる参詣者のみなさまへ、また参詣帰りのひと休みに、この優しい甘さのお団子を供してきたのです。
鮎料理とともに、名物の「志んこ」と呼ばれるお団子。
愛宕山を模した団子たちはどれももちもちと柔らかく、和菓子ならではの優しい甘味が旅の疲れを癒してくれます。

調べてみるとこの志んこ、每日おくどさんで蒸しあげて作られているとか。
おくどさんに火を入れ、お湯を沸かすのが女将さんの朝一番の仕事だそうですが、そうして手をかけて作られているからこそ、優しさを感じる味に形なのでしょう。ありがたく頂戴しました。
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お値段はおうすと、画像の桜のお茶とセットで840円。やや割高感もありますが、このロケーションでいただけるのならむしろ安いくらい!

また春限定の桜餅、冬限定の柚子しぐれというのもあるそうですよ。
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愛宕山・愛宕神社へ行く時はついバスや自家用車で通り過ぎがちですが、たまにはこのあたりを歩きながら平野屋に立ち寄り一休みしてみてはいかがでしょう。

もしくは嵐山散策の際に足を伸ばして、こちらでいっぷくも風情があってオススメですよ!

SHOP DATA

店名:鮎茶屋平野屋
住所:京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町16
電話:075-861-0359
営業時間:11:30~21:00(L.O.19:00)
定休日:ナシ
アクセス:京都バス 鳥居本バス停下車 徒歩約5分/JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅下車 タクシーで約10分

H.P:http://ayuchaya-hiranoya.com/
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