鳥居本の石畳の一番奥、愛宕山のふもとにたたずむ「鮎茶屋 平野屋」。歴史は古く、江戸時代より旅人をもてなす茶屋として愛されてきましたが、実は紅葉スポットとしても人気。今まさに見頃を迎えていますよ。
志んこはその頃より参拝者に親しまれてきた愛宕山の名物です。
米の粉で手造りしただんご(志んこ)はニッキ・お茶・白の三色で愛宕山の
九十九折(つづらおり)の坂道を現しております。
平野屋では、代々女性が志んこを作り続けてまいりました。
志んこのねじれた形は、愛宕神社までの山道を模したもの。一の鳥居のふもとにて、この先のしんどい山道にさぁこれからまたがんばるぞと気合を入れる参詣者のみなさまへ、また参詣帰りのひと休みに、この優しい甘さのお団子を供してきたのです。
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そばにある「鮎茶屋 平野屋」は、苔で覆われた屋根が歴史を感じさせるお茶屋さん。
この辺りは昔、多くの茶店や旅篭があり、愛宕信仰で賑わっていたそうですが、現在は平野屋と「鮎の宿 つたや」がある程度。
平野屋はおよそ400年前の江戸時代初めに建てられたそうですが、去年末から今年春にかけて修繕工事が行われ、当時の風情を大切に守り受け継ぐ努力をされています。