2023年5月16日 更新

人気イタリアンの3号店は洋食とワイン!三条烏丸にオープン「Ao」

三条烏丸にオープンした人気イタリアンの3号店「洋食とワイン Ao」なり。洋食好きには大オススメ!です

人気イタリアンの3号店は洋食とワイン

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三条通烏丸西入にオープンしたニューカマー洋食店が期待通りとても良かった!のでにご紹介。お店の名前は、「洋食とワイン Ao」。

我々も大好きなイタリアンレストラン、lino。その2号店、御所Delinoに続く3号店は、なんとワインを楽しむ洋食屋さんと言う設定。

3日ほど前に予約し、ワクワクとやってきた土曜日。実はその前の週、ランチに行こうとしたら貸し切りでNG!だったので、ワクワク度は更に高まる訳で。


場所は三条通烏丸西入。食べ歩いている人用の説明ですと、「素夢子 古茶家」なるお洒落な韓国カフェがあった跡地にあっという間にビルが建ちまして、その1Fなのだ。店内に。
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まだ、まったく夜メニュー情報がない段階でやってきているので、ワクワク度は更にMAX! メニュー1枚目が夜の概要説明になっていて、夜はアラカルトのみの提供ですな。人数に合わせ、色々細かい調整をしてくれるのは有りがたいサービス。
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こちらが1枚目、2枚目。サラダに冷たい前菜・温かい前菜というアラカルト構成で・・・
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で、魚に肉に〆ご飯物、甘いもの、という王道設定。ヘレステーキ¥4500を除けばこの箱の雰囲気より意外にお手軽。食材の内容から季節変わりで一部は入れ替えつつ、というような構成だとお見受けました。高級洋食店が結構多い京都なのですが、お値段設定はこの手のお店では準高級ライン。
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一週間の労働に乾杯~!ということに。キリン一番搾りは¥650なり。(以下、全て税別価格です~)
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一品目は、「新生姜のポテサラ 鯖の燻製のミルフィーユ」¥1000なり。どこのお店でもポテサラは注文する家族ですので、つい。ジャガイモはそんなにギュッとマッシュしておらず、角切りの形がホンノリ残るほど。それに新生姜の酢漬け角切り、粒マスタードを合わせたあっさり系。程よい火入れの鯖の燻製とともに、という白ワイン持ってこーい!的な。
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が、白ワインでなくてもバゲットとも好相性。linoと同じく、紫竹のブレッドハウスバンブー謹製のしっかりムチムチ系バゲットが超進みますな。以後、パンが添えてあると旨さ倍増!な、お料理多数なので慎重に。
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で、前菜二品目に合わせて、ワインをお願いします!ということに。linoのソムリエが新店応援でこちらに居られたので、ま、色々と教えて頂くのだ。linoはイタリアのあっちこっちの地方の地ワインを色々出すスタイルなのですが、こちらはニューワールド系などお手頃で美味しいものをボーダーレスで出す作戦のようです。

で、いきなりブルガリア産のワインが登場するわけで。/ Bessa Valley Winery Enira 2017なり。メルロー40%、シラー55%、プティ・ヴェルド5%使用。いやー、こんなに呑みやすい、軽やかなのに味がある赤がこんなにお手頃に!ですな。ちなみに後程伝票をチェックしたところ、グラス¥900~1200というお手頃価格で出されているようです。いやはや、ニッコリ!
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で、二皿目でいきなりハートを鷲掴みされた一品。「馬肉フィレとアボガドのタルタル」¥2000なり。これがまた情報量大過ぎ!なのですが、叩いた柔らかい生馬肉はバルサミコソース、それに松の実とあえてあり、角切りアボガド&マヨあえの上に。中央に卵黄がぽてんと乗っかり、上からパルメジャーノがしっかりと!と言うような構成。全体的にはまろやかな味わい。
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これまたバゲットと超絶相性バッチリ。これだけで三切れぐらい楽勝で食べられそうな。程よい酸とまろやかな玉子のハーモニー、ときおり酸っぱいケッパーが!というような、とりあえずいきなり僅差で本日一!な一皿でした。
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うお!店内写真を忘れたと、タイミングを計ってパチリ。こういうキッチリ掃除出来ているキッチンを見るだけで、お味は確かだよと想像できますな。カウンター席が10席チョイ、奥にテーブル席が2席と4と言うこじんまり店。Linoのソムリエ氏を含め、当日は4名体制のお若いお店なのだ。
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お次はシッカリ目の白を!ということで、こちらを。米カルフォルニアから、Adulation Chardonnay 2020。ステンレスタンクにフレンチオーク樽の樽板を入れて風味付けしているようなのですが、これまた驚くほどしっかりなバニラの香り。お安くて美味しいものがまだまだ世界に眠っているぜ!と思っちゃう一品。
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これが面白い一品で、「魚介と野菜のバーニャカウダ チーズフォンデュ風」¥1800なり。
このメニュー名とビジュアルのギャップに、どういうこと?と思うのですが、パンをくりぬいて、帆立・天使の海老・ジャガイモ・ペコロスを炒めたものをベシャメルソースとバーニャカウダソースを合わせたソースで合わせて詰めてあり、それをオーブンで火を入れて、仕上げにとろけたチーズをこれでもか!という、絶対にイタリアンレストランでは出てこなさそうな一品。
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半分に切って取り分けました。サイズは小ぶりですがガツン!とボリューム感のある一品。基本「パングラタン」の延長線上のお料理なのですが、チーズ好きなら間違いなく好きになれるでしょうな。美味しいです。
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更に海鮮系から、「天使の海老フライ 西京味噌セミドライトマトのタルタルソース」¥1500なり。
メニュー名がそのまま構成なのですが、頭までバリバリ頂ける海老味噌の旨さを、西京味噌、それにセミドライトマトを入れたタルタルソースが激しく補強するわけで。これまた適切な白ワインのお供系。
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で、〆の肉料理前に再び赤グラスを~!ということに。左手は南アフリカ産、「Stark Conde Wines The Press Club Cabernet Sauvignon 2020」なり。重すぎず、かといって味わいはシッカリで旨しですな。右手はオーストラリア産で「Soumah Soumah Syrah Hexam Vineyard 2021」なり。実は赤はシラー好きなのですが、これもなんだか超旨かったような!こういう色々な国のワイン、かつキッチリ美味しいので酔っ払えるのは幸せだよねえ!ということに。 (もう、いい加減酔っ払っております。) 
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お肉料理はお手軽系でハンバーグにしてみました。「アオ特製 黒毛和牛1000%ハンバーグ 180g」で¥2700なり。御覧のようにこの皿だけ2皿に取り分けて頂いておりました。
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割りましたの図。粗びきミンチをできるだけふわっと、柔らかめに握ってある感じなのですが、旨味は十二分で淡路ビーフを採用されている模様。で、デミグラスソースが非常に特徴的。香味野菜類の焦げ由来のビター感はほぼ無い感じで、ありえない濃度のフォンドボーをこれでもか!と使っている濃密なタイプ。多分火が入っていないと固まるほど濃厚なゼラチン量なんでしょう。肉好きな相方は本日一!と大絶賛。私はもちょっと甘さ成分を足してほしいかな~?と言う感想。ま、賛否はあろうかとですが、美味しいです。

で、〆の一品も面白いのを選びました。(洋食店らしく、〆カレー、ガーリックライスもあります)
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また、ビジュアルとメニュー名のギャップにやられるのですが、「黒いオムライス 雲丹の濃厚リゾット」¥2000なり。Linoのスペシャリテ、「超濃厚雲丹パスタ」の味付けを超濃厚雲丹味リゾットに焼き直しし、上にイカ墨入りのオムレツを乗っけてある飛び道具的一品。これまたスプーンが止まらない反則技的な旨さ。いやはや、大満足なのだ。


とはいえ、超絶お腹いっぱいで、甘いものはちょっと無理な状態でした。以上で生ビール2、グラスワイン6としっかり呑んで、〆て¥20000チョイ割れという大大大大納得価格。

京都の高級洋食店のお客さんは年配者が多いので、余計に若い人には敷居が高いのでは?と思うのですが、こちらなら若い人でも頑張れば記念日使いできそうな価格ライン&スタッフの皆さんがお若いのが良いですな。
特にワインが良きチョイス(&お手軽)なのが呑み助には嬉しいお店。とりあえず、洋食好きには大オススメ!です。

店舗情報

店名:洋食とワイン Ao(アオ)
住所:京都市中京区三条通烏丸西入御倉町73番地 ファーストコートビル 1F
営業時間:11:30~15:00 / 17:30~22:00
定休日:火曜日
TEL:075-253-6089
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