2021年2月20日 更新

京のアーティストがオンライン茶会を開催!「光冠(コロナ茶会)」

アーティストの活躍の場として、京都市内の文化・芸術の魅力を発信する「京都まちじゅうアートプロジェクト」の一環として、京都を舞台にバラエティに富んだアーティストがオンラインでの茶会を開催します

オンラインで茶会を愉しむ

 (201460)

京都市では、新型コロナウイルスの蔓延により活動する機会が失われた芸術家やアーティストに活躍の場を提供し、また、京都市内の文化・芸術の魅力を発信することを目的に「京都まちじゅうアートプロジェクト」が実施されます。

今回ご紹介するのは、プロジェクトの一環として2021年2月から3月にかけて、計10回開催されるオンライン茶会イベント「光冠茶会(ころなちゃかい)」。

茶会の席主は、ダンサー、劇作家、歌舞伎俳優、料理人、現代美術家とさまざまなジャンルの第一線で活躍する人たち。それぞれの日ごとに席主は代わるので、どんな席主がいつ登場するかは要チェック。リアルタイムのオンライン視聴がベストですが、どうしても難しい人には後日アーカイブ配信があるので、ご心配なく!

次に参加方法をお伝えしますが、参加者には事前に席主が選んだ「お茶やお菓子を詰めあわせた茶箱」が届きます。家で、お茶を淹れて、席主が選んでくれたお菓子を食べながらリアルタイムでお話を聴けるのは貴重。それが1500円〜3000円程度で楽しめるのは、超破格!

席主によっては「茶箱」に入れるものに茶菓子ではなく入浴剤をチョイスされている方も。茶箱の中身も個性に溢れているので、こちらも要チェックです。
茶会では、招いた者(席主)と招かれた客の心が通い合い、 気持ちのよい状態が生まれます。このことを「一座建立(いちざこんりゅう)」と呼び、この概念をとても大事にしています。

新型コロナウイルスの影響で分断されてしまった社会において、「一座建立(いちざこんりゅう)」こそ、今の時代に必要なのではと、思わされる日々です。

参加方法

Step1:
下記URLより参加申込をします(先着順)

https://corona-chakai.kyoto/

※開催日時・参加費用は、席主によって異なります
※締め切りは実施10日前になります

Step2:
茶箱(参加キット)がご指定の住所に届きます
※茶箱はそれぞれの席主によって異なります

Step3:
茶会にあわせて準備をお願いします
※案内をよく読んで少しだけ準備をしてください

Step4:
開催時間に参加サイトにアクセス
※インターネット環境を確認の上、専用URLにアクセスして開始されるまでお待ちください

バラエティに富んだ席主のご紹介

茶会に見立てたイベントになるので、登壇者などといった呼び方ではなく、ここでは「席主」。
魅力な「席主」を少しご紹介します。
 (201463)

ヤノベケンジ(現代美術家)

「渡月茶会-2021年宇宙の旅半」

東に太田達氏を迎え、ミクロとマクロの時空間を旅するドーム型の「小宇宙」での茶会です。

開催日 3月20日(土・祝) 15:00-
参加費用 3,000円
 (201470)

宮永愛子(現代美術家)

「Voyage」

ひとつの箱から宙(そら)の海へ。宇宙を感じることのできる茶会です。

開催日 3月20日(土・祝)
参加費用 2,500円
 (201665)

神里雄大(劇作家・演出家)

「オンライン・マテ茶会」
南米アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイなどで飲まれているマテ茶をお出しします。地域ゆかりのお茶菓子もつきます。

開催日:3月6日(土)15:00-、7日(日)15:00-
参加費:1,500円

 (201467)

西條茜(陶芸家・美術家)

「胎内茶会」

私たちの足元に拡がる地下空間、京都市営地下鉄醍醐車庫での茶会。コラボレーター:中山福太朗(茶人)

開催日 3月21日(日)17:00-
参加費用 2,500円
 (201469)

吉田裕子(料理人)

「中国茶、台湾茶〜時間をたのしむ」

大宮エリー、カヒミ カリイ&ニキをゲストに「見ること、つくることを楽しむお茶」をカタチにします。
開催日 3月13日(土)15:00-
参加費用 2,500円
上記で紹介した席主のほかに、第一線で活躍する席主がもてなします。

英 ゆう(美術家) 「帰家穏坐きかおんざ」 / 神里雄大(劇作家・演出家)「オンライン・マテ茶会」
/ 康本雅子(ダンサー・振付家)「How to 溶けるレロ」 / 岡田暁生(音楽学者)「あなたのメロディが名曲に」/ 黒嵜想(批評家)「国際人類観測年」

多角的にうつす京都の魅力

それぞれのアーティストからみた、京都を感じる会場から特別に中継されます。
京都芸術センター、地下鉄醍醐車庫、二条城の香雲亭、鴨川湯、三井家下鴨別邸など、席主がバラエティに富んでいるため、会場も個性のある場所、それぞれが、また京都らしくもあり。
旧三井家下鴨別邸

旧三井家下鴨別邸

下鴨位置する旧三井家下鴨別邸は、大正14(1925)年に完成した豪商・旧三井家の別邸で、重要文化財に指定されている貴重な空間です。
京都大学 花山天文台

京都大学 花山天文台

現役では日本最古の望遠鏡が稼働する花山天文台。
吉田や

吉田や

山科区の九条山に位置する閒居吉田や。京都大学の教授宅として造られたそうです。
鴨川湯

鴨川湯

北大路、京都府立植物園近く、レトロな雰囲気漂う銭湯です。地元の方々に長年愛されてきた、憩いの場所。
京都を彩るアーテイストと会場から、おまねきするオンラインのお茶会。あなたは、どちらの茶会に参加されますか?

基本情報

主催:京都・まちじゅうアートフェスティバル実行委員会(構成:京都市等)
企画:京都芸術センター

公式サイト:https://corona-chakai.kyoto/
23 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

Kyotopi 編集部 Kyotopi 編集部