2024年7月13日 更新

老舗喫茶の名前と空間をそのままに☆新たな「祇園喫茶カトレヤ」スタート【京都・祇園】

京都の喫茶店文化の草分け的存在で2024年5月に閉店となった老舗「祇園喫茶カトレヤ」☆長年親しまれた店名とレトロ感溢れる空間を遺すべく新たな形で7月3日から再スタートされています☆

店名そのまま歴史を受け継ぐ

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「祇園喫茶カトレヤ」。
創業が1943年頃とされていますから、スマート珈琲やイノダコーヒなどとともに京都における老舗喫茶店のひとつとして名を連ねる存在でした。

2024年5月に惜しまれつつ閉店となりましたが、歴史を創ってきた店名と趣ある店舗をなんとか遺したいというオーナーの意向から、新しい店主を迎えこの7月3日から再スタートされています。

とは言ってもこれまでの喫茶店としての形態がそのまま「復活」するわけでなく、かなりシンプルなスタイルに変わっています。
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メニュー構成は”コーヒースタンド的”と表現すれば分かりやすいかも知れません。
エスプレッソマシンで抽出するアメリカーノやカフェラテなど。
フードはトーストやケーキ類。
ビールやワインなどアルコールも用意されています。

メニューは今後更新されていく予定。
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内装はほぼそのまま。
特徴的な高さのカウンターはハイチェアも用意されていますがスタンディングでいただくのもお洒落ですね。

コーヒー豆は全国に名を馳せる福岡のロースター「COFFEE COUNTY」。

現代のコーヒーシーンを象徴するようなスペシャルティコーヒーを昭和初期からあるレトロ空間でいただく。
これはなかなか面白い事になってますよ。
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日本画家「小嶋悠司」氏の絵。
昔から変わらないランプシェードはどういう経緯か「スマート珈琲店」と同じもの。
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「カサブランカ」という名のユリ科の品種の1つ。
昔から奥の大テーブルにはこれが生けられているんだそうです。
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祇園祭りと言えばの「ヒオウギ」。
開花は1日限りだそうです。
営業日だったら良いですね 笑
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時代の流れにより意図しない変化はつきものです。
変化を受け入れつつ、遺すべきものを護るのは時代を生きる人にとっての大事な役目ですね。

新たなスタートをむかえる「祇園喫茶カトレヤ」。
楽しみです。

基本情報

■店舗名    祇園喫茶カトレヤ(COFFEE Cattleya)

■住所     京都市東山区祇園町北側284

■営業時間   11:00-18:00

■定休日    月曜・火曜

■禁煙・喫煙   禁煙

■詳細ページ   https://www.instagram.com/coffeecattleya/
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千恋し 千恋し