2022年10月7日 更新

【京都イベント】京都固有種フジバカマと京都の文化と歴史に触れるイベント「藤袴祭」【寺町通】

京都固有種のフジバカマに誘われた神秘的な蝶「アサギマダラ」に出会えるかもしれない希少なイベント。革堂行願寺を中心に、寺町通などに約1000鉢の藤袴を展示、文化と歴史にも触れることができ、スタンプラリーやイベントなどを開催。期間は10月7日(金)〜 10日(月 祝日)午前10時~午後5時(最終日は午後3時まで)

神秘的な蝶に出会えるかもしれないイベント

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「藤袴祭」とは、京都の歴史と文化の伝承とともにフジバカマの魅力を多くの人に伝えるイベントです。
主催は源氏藤袴会で、絶滅危惧種で京都古来の自生種「藤袴(フジバカマ)」の保全活動をされています。

フジバカマとアサギマダラ

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フジバカマとは、万葉の昔から親しまれている秋の七草の一種です。淡い赤紫色の小さな花先に集まるように咲き、開花時期は8~10月頃です。
1998年に京都大原野で発見されたフジバカマが絶滅危惧種・京都自生種と確認され、保全活動をされています。
アサギマダラとは、マダラチョウの仲間で、羽を広げた時の大きさは約10センチ大きく、春から秋にかけて見られる珍しい蝶です。
1980年頃から始まったマーキングという調査方法では、台湾や沖縄へ移動することが確認されており、長い旅路、フジバカマの香りに強く惹かれ藤袴祭にも飛来する可能性があります。

藤袴祭詳細

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開催概要
イベント名:藤袴祭
開催日時:2022年10月7日(金)〜 10日(月 祝日)
午前10時~午後5時(最終日は午後3時まで)

関連ページ 藤袴祭

1000株の藤袴

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行願寺を中心に、寺町通(御所東ロード〜二条通間)河原町丸太町交差点北西側、御所南小学校、御所東小学校他などにフジバカマが展示されます。

各種イベント

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【革堂行願寺会場】
・藤袴グッズ販売
・アサギマダラ願い札販売
・甲冑武者体験
・藤袴と秋のお花のいけばな体験 
・御茶 他

【下御霊神社会場】
・平安装束着付けショーと平安を感じるイベント
・とも藤の貝合わせ遊び体験
・桃山南絵画教室/三島由紀個展 他

【その他】
・藤袴湯
玉の湯、桜湯にて
・冷泉家~文化と歴史特別講義
・高木陽子氏の朗読会 他
詳しくはこちらへ
藤袴祭
https://kyotofujibakama.com/fujibakama-matsuri/

革堂行願寺

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藤袴祭を前に、様子を見に行ってきました、
はじめに行願寺から。藤袴祭の中心会場で、行願寺は行円上人により1004年に創建。西国三十三カ所第19番札所でもあり、「西国三十三所草創1300年記念事業」がスタートしたことを機に、源氏物語第30帖「藤袴」に由来した、藤袴を境内で展示することになったそうです。
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境内には参道の両脇にフジバカマが置かれ、フジバカマロードのようになっていました。夏は蓮が置かれていますが、また違った雰囲気です。
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七福神前。こちらもかなりの鉢数です。
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鐘楼周辺です。
残念ながらこの日はアサギマダラの飛来には遭遇できませんでしたが、さすがメイン会場とあって、たくさんのフジバカマが展示されていました。

スポット情報

名称:行願寺 ぎょうがんじ 通称 革堂 こうどう
住所:京都市中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町17
電話番号:075-211-2770
関連ページ:https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=263

下御霊神社

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行願寺のお隣の、下御霊神社。平安初期に創建、御所の鎮守として御霊八所神を祀られています。
今回の藤袴祭では、イベントやフジバカマの展示が行われています。イベント前に境内の様子を見てきました。
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京都指定有形文化財の拝殿前にも、たくさんのフジバカマが展示されています。
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稲荷社前。
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下御霊神社は「御霊水」という名水が湧き出ており、ペットボトルなどに汲んで持ち帰る事が出来ます。京都御所の周辺神社には「御霊水」のような美味しく飲むことができる名水スポットが多数あり、近隣に梨木神社の「染井の水」があります。
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御霊水の水質検査結果書です。
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下御霊神社でも、残念ながらアサギマダラの飛来には遭遇できませんでした。
フジバカマの鉢をよく見ると、このシールが貼られていました。固有種の保全はこういった配慮が大事なんだなと思いました。

スポット情報 下御霊神社

名称:下御霊神社
住所:京都府京都市中京区寺町通丸太町下る
電話番号:075-231-3530
関連ページ:http://shimogoryo.main.jp/

最後に

今回は藤袴祭のイベント詳細と、イベント前の会場の様子を紹介しました。お天気が心配ですが、フジバカマの優しい香りと旅する蝶、アサギマダラと出会えたらいいですね。京都の歴史を感じながら、散策されてはいかがでしょうか?
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