2024年6月3日 更新

"銀シャリが主役" 路地奥にある京都の居酒屋割烹「米処いなもと」

五条西洞院、路地の奥に居酒屋割烹「米処いなもと」でディナーなり。銀シャリとうまいアテを目指してやってきたいものです。

"銀シャリが主役"の居酒屋割烹

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インスタで発見したお店「米処いなもと」。店名から定食屋さんのような印象を受けるのですが、〆のご飯系メニューにめちゃこだわっている2023年10月オープンの居酒屋割烹。写真を見るとお料理もなかなかイイ感じ。一度覗きに行こう!と数日前に予約を入れ、やってきた五条通西洞院上ル。五条通を上がっていくと、西向きの細ーい路地がありまして・・・

このようなマジック書きなぐり系ミニ看板を発見。この奥です。予約時間の18:00ピタリに到着。
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キッチン前カウンター7席、既にカップル2組が入店中。振り返るとテーブル席も完備。当日は、まだ30代そこそこであろうなあ!と思われるお若いご店主とサブのお姉さん、それにお酒担当のお兄さんの3名体制。この後1時間少々で、テーブル席も埋まる訳で。
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オープン時間は17時。先行2組は既にお料理が結構進行している模様。メニューの説明を受けるのですが、おおよそ1人¥12000からお酒をシッカリ飲む人で¥15000見当だと教えてもらう。看板メニューの金額1人前で、カップルで行くと2皿出てくる仕組みのようです。
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とりあえず「ハートランド中瓶」¥800で乾杯し、さあ何を食おうかということに。
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突き出しからしてお洒落。当日は、「メカブとしゃこの酢の物」なり。丁度良いぐらいの酢加減でGOOD!でした。両脇のカップルとも、テーブルにボトルワイン(白)が出ているのですが、これは日本酒の方が幸せそうだよねということに。
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日本酒は当日4種ほどスタンバっているので、辛口スッキリ系で!とお願いして出して貰いました。酒六酒造謹製「京ひな 一刀両断 純米大吟醸 辛口」なり。京ひななので地元?と思ったら愛媛の酒蔵。 ご店主のご出身地のようです。たしかに魚に合わせやすそうな、すっきりと呑みやすい系。そこまで辛!ッという感じでもなく。
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一品目が、こんなもん注文したかな?なのですが、「大人の肉じゃが」¥900なり。モモあたりの赤身肉を事前にローストしてあり、ほぼ生に近いジャガイモ千切りバター炒めを添え、実山椒を利かせた甘ダレと合わせる趣向ですが、ちゃんと工夫が上滑りせずに美味しい。感性もお若いですな。以後のお料理は〆以外、全部1人で1皿登場!です。
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二品目はお刺身の盛り合わせ。多分一皿¥3000程ですかねえ。ゼロ時の方向は、目の前で火が付いた炭を押し当てて、瞬間タタキ的に仕上げた徳島産のどぐろの腹身2貫。めっちゃ脂ギッシュ&ジューシー、愛媛産アオリイカ2貫、それと合わせて頂くと値打ちが上る生雲丹、良い感じにコリコリ感が残る明石の鯛2貫、という布陣。鯛も非常に旨いのですが、やっぱ、のどぐろが!という感想。イカも超ウマ。
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お隣のテーブルに出ていたので、うわ!あれも欲しい!と追加しようとしたら盛り合わせに含まれていた三品目。「塩釜産まぐろのトロタク」¥1500なり。目の前でハラミの部分をスプーンでほじって、刻んだ沢庵と合わせるわけで。
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底には赤酢の寿司飯を敷いて。米処を名乗るだけあり、こりゃ旨いです~。類似のものをお寿司屋さんで食べた記憶がありますが、握り寿司2貫ぐらいのしっかりボリュームでした。
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二合目、こちらも好きな酒蔵が多い福井県は常山酒造謹製「常山 超 純米辛口」なり。これまた魚にピタリの普段使いの日常酒、一升¥3000(市価)でコスパ良好。
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四品目は「貝柱海苔巻き」¥800。薄い衣をつけ、さっと揚げたものに甘トロ系天つゆを絡ませて・・・・
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海苔に巻いてパックリ~!という趣向。ヨーヨーぐらいありそうな肉厚で超でかい貝柱でした。
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五品目も超ウマだった、「アブラメ甘酢和え」¥1000なり。小ぶりの鯵程のアブラメを開いて軽く干してあるのであろうと思うのですが、それを更に唐揚げにして、中華風甘酢餡を絡めた一品。いやー、ご店主はいろいろと持ち球が多そうですなあ。隠れておりますが、添えてある揚げ茄子も超ウマ。
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三合目の日本酒がこちら。これも御店主の出身地産ですな。愛媛は石鎚酒造謹製「石鎚 純米吟醸 緑ラベル」なり。これはぐっと優しい感じのお料理にも合わせやすい感じ。ANA国際線ビジネスクラスでも出しているようです。
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六品目は、「胡麻豆腐の揚げだし」¥900なり。胡麻豆腐も御店主の手によるもので、いつもあるとは限らないようですが、これはまあ、日本人なら誰でも好きなお味ではないかと。¥1000ぐらいのお手軽系メニューがことごとく旨い!のが嬉しい。(多分、銀シャリと合わせると尚、美味いような)
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我々も〆を1人前だけお願いしようということに。

ご飯が炊けるまで少々待つのですが、その間にハイボールを1杯。久々に見た気がする本坊酒造謹製「マルスウイスキー」をチョイスしているのは珍しいですな。で!
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炊き立てご飯で提供された「いなカレー」¥1200(これだけ一人前)なり。牛スジやらホルモンやらが煮込まれているコラーゲンしっかり系、辛味はおだやかなカレーで、ま、こういうお店のカレーとすると全然OK!な感じ。添えてある胡瓜の古漬けとスライスした長芋を合わせたのが抜かりなく美味いなあ!ということに。

以上で〆て、瓶ビール1にハイボール1、日本酒3合と酒量は若干控えめで¥26000なり。
当初想定よりチョイお高い感じがしたのですが、内容は非常に良いので、全然、納得。どういう注文を入れると良い感じになるか分ったので、次回は、より楽しめそう。
次回はぜひ4人でテーブル席でしんみりと!ですな。銀シャリ目指してやってきたいものです。チョイ高い目ですが、美味しいですよ。

店舗情報

店名:米処いなもと
住所:京都市下京区八幡町534-1
営業時間:17:00~00:00
定休日:不定休
TEL:080-4031-0178
https://www.instagram.com/kome_inamoto
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スイカ小太郎。 スイカ小太郎。