2021年2月26日 更新

京都「祇園 北川半兵衞」が開発した新感覚 緑茶のリキュール『有楽』とは?

歴史ある抹茶問屋ならではの商品力と経験をいかした「抹茶のデグリネゾン」などの抹茶スイーツが人気の「祇園 北川半兵衞」から、オリジナルの本格的な緑茶のリキュール、『有楽』が誕生。現在、限定200本生産されている緑茶のリキュールを無料試飲する方法をキョウトピだけが教えます。

茶問屋が運営する本格 日本茶カフェ&バー

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「祇園 北川半兵衞」は、幕末創業の宇治茶問屋「北川半兵衞商店」が、お茶会などで使われているような最高級のお茶の魅力を伝えるために2018年1月にオープンした日本茶カフェ。
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八坂神社の南(四条通りの一筋南)の道を西へ入って1分ほど歩いた場所にある、築120余年の京町家で、茶葉本来の味わいを感じられる日本茶とお菓子の楽しめるお店です。
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代表的なメニューのひとつが、「茶詠み」。5種類のお茶の味を飲み比べしつつ、それぞれに合わせて趣向を凝らした一口菓子5つを楽しめる雅なセットです。自家製抹茶スイーツは、製菓用の抹茶ではなく、お点前でいただく抹茶を使用するなどホンモノ志向のお店。夜は業態が変わってバーになるのですが、緊急事態宣言をうけて、時短営業中。その間に水面下ですごい商品が企画されていたのです!

無添加なのにほんのり茶の甘味がする本格緑茶リキュール

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夜の営業がストップした間に、水面下で進められていたのが「祇園 北川半兵衞」特製の緑茶リキュール『有楽』。この度試作品200本が完成。希望の人に限り、無料で試飲させてもらえると聞いて、やってきました!
『緑茶のリキュール 有楽』の入っている陶器のボトルは、陶芸の産地・信楽で別注した誂え品。陶器のボトルにしているのはちゃんと理由があって、光を完全に遮断するため。添加物を加えないお茶は色が変わりやすくて、蛍光灯や電球の明かりでも、すぐに緑が退色していきます。『緑茶のリキュール 有楽』には添加物がまったく入っていないため、天然茶葉の色を保つには、この陶器のボトルが必要不可欠なのです。
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楽しみ方は、ストレート、ロック、トニック割りの3種類。それぞれテイスティングさせていただきました!

まずはトニック割り。トールグラスに合わせて氷を氷柱型に削ります。そこに緑茶のリキュールとトニックをそっと注ぎ入れます。

正直、イケズ目線で「お茶のお酒って、いわゆるわかりやすい抹茶色をしていて、色は抹茶だけど味はアルコールでしかない飲み物なんじゃないの?」と思っていたのですが、口にして、はっとする、まったく予想していなかった、まったく新しいジャンルの酒の味。ちゃんとアルコールと緑茶が一体化していて、切り離すことができない、新しい種類の酒。トニックのほのかな甘さが緑茶の爽やかさを引き立て、とにかく美味です。
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ロック。まんまるに削った氷の塊に緑茶のリキュールを注ぎ入れます。

トニック割りは、トニック自体に糖分が含まれているので、ロックだとどうなのかな?と思ったのですが、ロックで飲んでもほんのり、かすかに甘さを感じます。気のせいといわれれば、そうかも。と思うくらいのほのかな甘さなのですが、これがてん茶(粉にする前の抹茶の茶葉)の甘みなのかもしれません。
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そしてストレート。緑茶のリキュールなので爽やかなイメージですが、アルコール度数は40度。テキーラと同じくらいの度数があります。

チョコレートボンボンに入っている洋酒のような、まったりとした甘さと痺れるようなアルコールの強さがあって、スイーツとペアリングしたらハマりそう。

開発秘話、聞きました

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お話を伺ったのは、店舗統括マネージャーの山形陽さん。夜の木屋町に神出鬼没する無類の酒好きです。酒好きの山形さんが、今回の緑茶の酒『有楽』を作るときに心に決めたことは2つ。「甘くないお茶のリキュールを作ろう」そして、「グレードの高い茶葉で、本当のお茶の美味しさが感じられるリキュールを作ろう」ということ。
そのために使った茶葉は、てん茶。抹茶の原料となる茶葉で、育てるときに、直射日光に当てないように、葦簀(よしず)などで覆って光量や温度を調節しながら育てた最高ランクの茶葉。

遮光をすることで茶葉にどんな変化が起こるかというと、生育が遅れる分、葉の葉緑素が増し、色は鮮やかな緑色に、葉は柔らかく、品質の高い茶葉が育つのです。
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商品名の『有楽』。東京の方は有楽町のイメージで「ゆうらく」と読んでしまうかもしれませんが、京都の地名では「うらく」と読みます。「祇園 北川半兵衞」のある地域が有楽町(うらくちょう)。

東京の有楽町も京都の有楽町も、戦国武将、織田信長の実の弟で、大名茶人であった「織田 有楽斎 長益(おだ うらくさい ながます)」に由来しているそうです。

京都の有楽町は、かつて織田有楽斎が再興したという、建仁寺の塔頭・正伝院とその墓所もあったとされる場所で、「祇園 北川半兵衞」から歩いて1分ほどの場所には「有楽稲荷大明神」が祀られています。

有楽斎の茶は、抹茶は「有楽流」、煎茶は「織田流」として現代に伝えられ、格調の高さと優美さを特色とします。

有楽の茶には

一、相手に窮屈な思いをさせないこと

一、相手に恥をかかせないこと

一、相手に満足感を与えること

との口伝があり、「祇園 北川半兵衞」の緑茶の酒『有楽』も、この心を持って作られています。

メニューにない、秘密の試飲

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この試飲ですが、現在、200本限定で作られた試作品がなくなるまでの間、来店(飲食)して、「有楽の試飲がしたいです!」と言った人すべてに試飲させてもらえるそうです。

「試飲は、どのグラスで提供なんですか?」って聞いたところ、メニューとして出すサイズそのまま、写真のサイズが1杯無料になるそうです。
※グラスが変更される場合があります。酒の量の目安として考えてください。
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そして、これ、完全にクローズ企画。お店のメニューにも店内POPにも、トイレの張り紙にもどこにも告知がありません。そう。いまのところキョウトピを読んでいるあなたと、関係者のみぞ知る企画です。メニューに書いていなくても大丈夫!「キョウトピ見ました」っていわなくても大丈夫。「有楽のトニック割り(またはロック、ストレート)の試飲したいです」と言えばいいだけ。通っぽいでしょ? 試飲後、アンケートにご協力くださいね!
最後に、「祇園 北川半兵衞」以外にも、この緑茶リキュールが飲める(試飲できる)お店があります。それはこちらの5店舗。やさしい香りなのに印象的で、一度飲んだらもう一度飲みたくなる緑茶の酒『有楽』、取り扱い店をハシゴ酒したくなるかも・・。アルコール度数はそれなりにあるので、飲みすぎには注意してくださいね。

1 Jelly Beans Rocket
https://travel.navitime.com/ja/area/jp/guide/NTJsingle0007016/

2 沖縄ダイニング PEPPER
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26005274/

3 エル・テソロ (El Tesoro)
https://kyotopi.jp/articles/KsSUK

4 天ぷら 京星
https://kyotopi.jp/articles/3z8JC

5 Bar山水
https://san-sui.biz/

6 レスカモトゥール バー 
https://kyotopi.jp/articles/dGys9
お店でのショット売りや、ボトル販売が待ち遠しい『緑茶酒 有楽』。見るからに高級な陶器ボトル入りの緑茶酒は、贈答品にも良さそうです。筆者個人的には家に置いて、ちいさな目標を達成したら、ご褒美に一杯飲みたい感じですね。とにかく爽やかですっと飲みやすいけれど、1杯飲みきった頃にはふわっと気持ちが軽くなる。かなり良いお酒でした。

試飲は無料なので、ぜひお試しを〜!

店舗情報


店名:祇園 北川半兵衞
住所:京都市東山区祇園町南側570-188
電話番号:075-205-0880
営業時間:11:00~22:00(夜カフェ営業 18:00〜)
※緊急事態宣言発令中は〜18:00、以降の対応は要問い合わせ
定休日:不定休
公式ホームページ: http://gion-kitagawahanbee.kyoto/
オンラインショップ: https://www.gion-kitagawahanbee.co.jp/
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