【京都ランチ】パエリア世界大会で優勝！和をミックスした唯一無二のスペイン料理「アチェ」

御所南にたたずむスペイン料理店の「アチェ」。和の要素を融合したスペイン料理で、シェフはパエリア世界大会でも優勝した実力者です。

御所南にたたずむスペイン料理店

御所南、夷川間之町を少し下がった場所にある京町家レストランが今回の目的地。
ひとつ建物の中に、２つのレストランが同居する少し変わったスタイルです。

１階が薬膳イタリアンの「LUDENS（ルーデンス）」、２階がスペイン料理の「estilo h（エスティーロアチェ）」になっています。

今回は２階のアチェへ。予約をしてランチに伺いました。
この日も満席、人気店につき予約をされた方がベターです。
カウンターと個室のテーブル席がありますが、ライブ感や香りを楽しめるカウンター席がやっぱりおすすめです。

ランチは、3800円、5800円の２種類。
タパス盛り、パエリア、デザート、カフェが3800円のコースで、5800円のコースにはメイン料理がセットになります。
このほかにお酒をペアリングしたコースもありました。

世界一のパエリアを堪能！

色鮮やかなタパス盛りは想像以上のボリューム。きれいな盛り付けで食欲もそそられますね。

季節の食材をメインに趣向をこらした多彩なタパスです。
人参のポタージュ、自家製パテ、トルティーヤ、サーモンマリネ、イベリコ豚のチョリソーとポテサラ、さわらの炙りとパプリカソース、オリーブなどなど。ワインが欲しくなるラインナップです。

この日の選べるパエリアは、地鶏のパエリア or 牡蠣のイカスミパエリア。＋1300円で、オマール海老のパエリアも選ぶことができました。
１人１台ずつ、メインのパエリアを選べるのがうれしいですね。グループなら違うパエリアを頼んで、シェアするのも楽しそう。

大粒でプリっとした牡蠣がたくさんのった真っ黒なパエリア。鱧出汁のスッキリした旨味をベースに、牡蠣とイカスミのコクが加わり、美味しさがたくさん詰まったパエリアに仕上がっています。

海のミルク、牡蠣の旨味が口の中いっぱいに広がります。鱧出汁とイカスミの旨味を吸ったお米は食感もよく、いくらでも食べられそうなほどの美味しさ。
レモンの酸味が牡蠣とパエリアの美味しさを引き立てます。

リンゴのバスクチーズケーキとコーヒーを頂いて、充実のスパニッシュランチが終了。
コーヒーだけではなく、大原の紫蘇でつくったハーブティーも選べます。
どれも手間暇かけて作った美味しいお料理で、終始感心しっぱしなしでした。

シェフの畑下さんのパエリアは、鱧の出汁がベースになっていて、契約の生産者さんより１年中鱧の骨が届くようになっているそうです。
畑下さんのパエリアの象徴ともいえる鱧を象った取っ手のパエリア鍋のフタです。職人さんに特注で作ってもらったシェフお気に入りの一品。

じつは、2023年のWorld Paella Day Cupで優勝し、パエリアの世界チャンピオンに。大会でのパエリアも鱧出汁をつかった和のエッセンスを加えたパエリアでした。

イタリアンやフレンチに比べたら、店舗数も少ないスペイン料理店ですが、お米を使ったパエリアは日本食に通じるものも多くあるので、一回食べるとハマってしまうかも？
ぜひ足を運んでほしいスペイン料理です、ぜひ、世界チャンピオンのパエリアを食べてください。おすすめです。