2019年1月25日 更新

京都の "珈琲博物館” を作ったらこんな感じ?!「きょうの珈琲さんぽ」【京都産業大学ギャラリー】特別展示

下京区の京都産業大学ギャラリーで、京都のコーヒーをテーマに博物館学芸員課程の実習として展示が行われています☆コーヒーに詳しくない方でも分かりやすい、またコーヒー通にとっても興味深い内容です☆3/9まで開催中

学生主体でまとめた京都の珈琲文化

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この展示は、京都産業大学文化学部の ”学芸員資格” 取得のための履修科目「博物館実習」の一環として行われています
博物館展示としての「お手本」が示されているのではなく、あくまで学生が主体になっての企画です
初めての大きい舞台での制作発表的な展示ですので、それなりに温かい目で見た方がいいかも知れません(笑)

テーマの選択はやはり「京都は一人あたりのコーヒー消費量が日本一」という統計があるからこそ、
人気のある分野であるだけに、非常に興味がわきますね

ですが一方で、コーヒーに詳しい方の多い京都ですから…どれだけ掘り下げられるかがなかなか難しかっただろうとも思います

順路に沿って見て行きます
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まず最初にコーヒーショップのテイクアウト用のカップをたくさん展示されています

誰もが知っている有名店から、ちょっとマニアックなお店まで

ほとんど分かる自分が怖い(笑)
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こういうのは当然ありますよね

「さわってみよう!」は青少年向け的ですね

ツッコミどころが早くもいろいろと…でも逆に面白い(笑)
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骨董品的な焙煎機やミル

この辺は「UCCコーヒー博物館」からの借り受けてるようですね

やっぱりこういう「らしさ」必要です
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人気のコーヒーショップのパネル展示

これは楽しい取材だったでしょう
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ここからがメインの扱いになってきます

●イノダコーヒ
●スマート珈琲店
●喫茶ソワレ
●はなふさイースト

この4店の老舗コーヒー店を詳しく紹介されています

上の写真は現在使われているイノダコーヒの制服

こういう見せ方の変化は良いですね
「博物館」というより「記念館」的な(笑)
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各店パネル2枚づつ貴重な写真とともに展示されています

お店で使われていた古い道具なども面白いですね

イノダコーヒはネルドリップ式というのも意外と知られてないかもです
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「はなふさ珈琲店」が入ってるあたりが渋いですね

裏寺にあったお店は、もちろん学生さんは知らないんだろうけど
ここを入れるだけで”企画”に厚みが出ますね
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人気のコーヒーイベント「ENJOY COFFEE TIME」 (エンジョイ・コーヒー・タイム) もしっかりと紹介

これも「今」を語るには外せませんね(笑)
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おなじみOkaffe kyotoの岡田さん、ちゃっかりここにもいらっしゃいました

この場所では目立ち過ぎかも!(笑)
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コーヒーそのものの解説、老舗コーヒー店、そして今時のコーヒー店についての展示でした

その中で4店に絞った老舗コーヒー店の展示は特に充実していて、60−70代のオールドファンには見応えあるだろうと思います
歴史的なテーマだけでも、まだまだ掘り下げる余地がありそうなコーヒーの世界
その奥深さをより感じた展示でありました

「ギャラリー」としての施設で、気軽に見学出来るのでおすすめですよ♪

展覧会 基本情報

【きょうの珈琲さんぽ】

会期: 1/15(火)〜3/9(土)

時間:  月曜日   13:00-16:30
    火-土曜日  10:00-16:30
     (入館受付は16:00まで)
    日曜・祝日 休館

会場: 京都産業大学ギャラリー むすびわざ館2F
    京都市下京区中堂寺命婦町1-10
     Tel 075-277-0254
    
    入場無料
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千恋し 千恋し