2020年3月10日 更新

冬の風物詩、京都大原三千院 「初午・大根焚き」に行ってきました!

2020年 2月8日(土) ~ 2月11日(火)の4日間、京都大原三千院にて「初午 大根焚き」があります。11日、行事に参加し、無料接待の大根焚きをいただいてきました!

大根焚きの言われ

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左京区 大原のバス停を降り、冬の風物詩 京都大原三千院 「初午・大根焚き」へ。

そもそも初午(はつうま)とは、立春(2020年は、2月4日)を過ぎて初めての午(うま)の日をさします。
午(うま)は、十二支の7つめ。初午以外にも、初子(はつね)の日、初虎(はつとら)の日など新春を祝う行事があります。


中でも初午は、五穀豊穣の神である「稲荷明神」が神馬に乗って君臨したとの故事にちなんだ、農耕の神様のお祭り。稲荷大社をはじめとした各所で五穀豊穣を願った祭事がおこなわれます。

ショートトリップ、大原三千院

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♪ きょうと〜大原三千院 ♪
大原三千院というと、" 女ひとり”というタイトルの曲が自動的に脳内再生されるのですが、この曲が主に流れていたのが1980年代ということ。

ミレニアム世代にはなんのこっちゃ・・という感じでしょうが、歌詞は、♪恋に疲れた女がひとり〜♪ と続くので、なんとなく裏寂しい場所なのかなと子どもゴコロに思ったものです。

大原のバスからすぐ、参道をすすみ三千院へ向かいます。
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物寂しいというよりも、牧歌的ですね。菜の花畑を越えて。
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参道に並ぶ茶店やお土産店をひやかし・・・
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大原女の小径(おはらめのこみち)を歩きます。
大原の地域は、平安時代の頃、「炭」の産地として知られ、大原に住む女性達は、揃いの装束を身にまとい京都の街中まで暖をとるための「炭」(のちに、薪やシバ)を運んだそうです。
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大原女イメージのかかし発見!
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三千院までの道はまだまだ続きます。参道入り口からは、徒歩10分ほど。
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柴漬けの「志ば久」さん。銀座三越やジェイアール京都伊勢丹など限られたお店にのみ取り扱いのある「志ば久」さん。

ナスとシソに手塩を振り、樽の中で長期熟成させた自然乳酸発酵の柴漬け。
自家農園で種から育てるシソで作る柴漬け。
せっかくここまで足を運んだのならばお土産にぜひ買って帰りたいものです。
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ようやく「三千院」の文字が見えてきました。
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参道には、「そば処芹生茶屋」や「土井志ば漬本舗三千院前店」のレストランがありますので、小腹が空いたらこちらへ。甘味もあります。
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三千院門跡の「御殿門」。
城廓の石積み技術で、自然石を使った石組みの機能的な美しさは見どころのひとつです。

これが大原三千院の「大根焚き」

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ここでひとつ注意!大根焚きは無料イベントですが、三千院境内に入るのには通常の拝観料(2020年2月現在、大人料金700円)が必要です。
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暖冬のまま春が来るかと思いきや、この日は急に冷え込み、客殿前の庭園「聚碧園」も雪化粧。
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本日のイベント『初午大根焚き(はつうまだいこんだき)』が行われたのは、境内をずいぶん奥に進んだ金色不動堂の前。初午の日の前後4日間にわたって開催されます。極寒にかかわらずこの賑わい。
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大原女の装束に身を包んだ女性たちがテキパキとお接待。
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直径1メートル以上ありそうな大きな釜に、ぶっとい切れ目の大根がいっぱい焚かれています。
近所の大原の畑で有機栽培された大根、とても美味しそう。
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ほかほかと湯気をたてる焚きたての大根。お出汁がしみた大根は優しい味わいで、冷えた身体に染みる美味しさ。身も心も温まります。
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この大根、金色不動明王のご加護とご利益をいただけるよう祈祷されているのだとか。今年も一年、無病息災に過ごせそうです。

基本情報

祭事名:『初午大根焚き(はつうまだいこんだき)』

日時:令和2年2月8日(土)~2月11日(火)
時間:9時〜16時
場所:京都大原三千院 不動堂前広場
料金:参拝料(大人 700円)
アクセス:地下鉄烏丸線「国際会館」駅から京都バスで大原下車 徒歩10分またはJR「京都」駅から京都バスで大原下車 徒歩10分
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