2019年12月29日 更新

生粋の洋食、歴史を刻む傑作オムライス「開陽亭 (カイヨウテイ)」【先斗町】

先斗町に佇む歴史ある老舗洋食店。技術のみならず、丁寧さと真心のこもった欧風料理は来客をひと時の美食の楽園へ誘います。

生粋の古典モダニスム洋食

気品ある店構え

気品ある店構え

先斗町に位置する老舗洋食店「開陽亭」1915年(大正5年)、初代別所常一が祇園右段下に開業、そして昭和24年、先斗町に移転。
生粋の洋食を求め中尾彬など著名な役者さんも御用達の名店。

ブラウンの扉から覗く可憐なレースカーテン。気品ある佇まいを細路地にひっそりと奥ゆかしくその存在を留めています。
一階

一階

扉を開けると自然光に照らされたオーセンティックな飲食スペースが出現。
一階、二階とツーフロアで構成され一階はカウンターとテーブル席。
お二階はテーブルメインのレイアウト。
マリンテイストの群青色のテーブルクロスにオフホワイトのアンテークチェア。

市松模様のハイカラモダンな壁紙。
風格あるエレガント空間。
両階ともにたっぷりの陽光がさ仕込み、四条大橋を行き交う人の流れ、リバーサイドの
清廉な空気感がシンクロ。
窓からは祇園のランドマークの南座やレストラン菊水など京都を満喫。
二階

二階

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テラス席もあり、キャビネットには絵皿やインテリアとしてのワインボトル、テーブルクロスや卓上のシルバーのセッティングなどオーセンティックなディテール達に気分も上がります。

そして奥には京都の飲食店のお決まりとも言える花団扇のおもてなしも祇園ならでは。
客層はシニア世代の紳士や淑女が大半がしめます。

ランチメニューは洋食弁当やコース、アラカルトと豊富なラインナップ。
サラダやスープなどサイドメニューも
評判のよう。
ポタージュスープ

ポタージュスープ

ポタージュスープ

香味野菜とバターを炒め鶏ガラ、ブイヨンと煮込み裏ごし。
そして牛乳と生クリームで仕上げた基本に忠実なレシピで作られた秀逸な舌触りのスープ。

深みあるデミグラスソース

ビーフオムライス

ビーフオムライス

ビーフオムライス

薄焼き卵で丁寧に仕上げた古式ゆかしい流線形フォルム。
卵はふんわり、鮮やかなクロムイエロー。

そして決めてはデミグラスソースならぬ、伝統的な“ドゥミグラ”ソース。

鳥ガラ、牛筋、香味野菜を炒め、トマト、ブラウンルーとともに10日間以上煮込み、何度も裏ごしをすることにより鏡の様な艶をクリエイト。
滑らかさを極めた口当たりと豊かなコクは正に究極の欧風ソース。

ライスはオーソドックスなケチャップライス。
中はマッシュルーム、グリンピース、玉ねぎ、そしてビーフが惜しみなく使われ、ライス一粒一粒がムラなくケチャップでコーティング。
シンプルながらも洋食店ならではの手間暇かけた深い味わいを堪能できる傑作オムライス
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あっと言う間に満席になるも、流れる気品ある空気感は忙しない居心地ではなくゆったりと美食の余韻を堪能。

夜はアラカルトメニューも豊富で川沿いの夜景を眺めつつラグジュアリーなディナータイムを過ごせそう。
繁忙期は予約で満席になり当日客は、入れない場合もあるので事前に予約される方がベター。
当たり前のことを当たり前に。
食材に拘る、作る工程にこだわるる。あたりまえのことを当たり前にできる事がこだわりだそう。
これだけ有名で人気を博していても傲り高ぶらない、ご主人と奥さまの紳士的でゆるりとした安定感あるおもてなしもそんな実直さを表しているような愛され洋食店でした。

基本情報

店名:欧風料理 開陽亭 (カイヨウテイ)
住所:京都市中京区先斗町通四条上ル柏屋町173
電話番号:075-221-3607
営業時間:12:00~15:00 / 17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:火曜日
店舗HP: http://kaiyoutei.com/

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