【京都ランチ】リピート必至の人気店☆食材宝庫・大原の古民家レストラン「わっぱ堂」

おおきに～豆はなどす☆今回は左京区大原にある築130年の古民家レストラン。土地の食材をふんだんに使った料理たちはどれも美味しく、リピート必至で予約至難の人気店。

リピート必至で予約至難の人気古民家レストラン

左京区大原、寂光院へ向かう里山風景広がる道すがら。ここに土日限定営業で予約至難の人気の古民家レストラン『わっぱ堂』があります。この日はすでに終盤の紅葉散策に大原を訪ね、どこかで美味しいランチを食べようと。

以前から気になっていたお店で、本当は11月中に来店したかったのですが、どの日も満席で12月なら空いてます、と。口コミを見ていると、一度来店するとリピートする人が大半ということで、きっと満足度高いお店なんだろうな、と。
この日ももちろん満席。11時30分と13時30分スタートの2回転でランチのみの提供。料理はおまかせコース3500円1本とのこと。

店内は玄関から部屋に入るまで、いかにも昔の農家さんの家の間取りといった具合で、築130年の建物なんだとか。靴を脱いで上がると、入ってすぐの場所にカウンターの厨房があり、そこからテーブルのある部屋を経て、奥のちゃぶ台６つくらいある広間のお好きな席にどうぞ、と。

市内の中でも冷え込みの厳しい大原ということで、部屋には薪ストーブを中心に、いくつもストーブが配置されていました。軒先には干し柿が吊るされ、ちょっと田舎の親戚の家に来たような、そんな和む雰囲気。

今回は床の間横の座椅子のある席へ。この長方形のちゃぶ台、うちの実家にも同じのあるわ～とか話しながら（笑）器もわりとアンティークものを使われているようで、それも好感。

お酒メニューいろいろ。この後続く料理たちはお酒向きでした（笑）持ち帰りに出汁巻きやおそうざい、自家製パンや焼き菓子などもあり、買って行かれる方も多数でした。

で、しばらくして落ち着いたところで料理がスタート。まずは小鉢が並んだ前菜的な一皿。

12時の位置から時計周りに、大根と金時人参とお揚げの炊いたん、壬生菜のごま和え、堀川牛蒡の揚げ浸し、3色人参のきんぴら、菊菜と湯葉の辛し和え。

お米や野菜は大原の里山の大自然の中で農薬、化学肥料を一切使用せず、真心こめて作られたもののみ使用。いわゆるおばんざい系の料理ですが、どれも滋味深い素材の味を感じる美味しさ。

続いて椀物。
椀種には小浜産かます、かぶら、大原産地卵でつくった自家製玉子豆腐。柚子もあしらいに。かぶらはお出汁にもみぞれ状に入っていて、冬らしいお椀にお客は皆満足されている様子。玉子豆腐も濃厚な味わい。

岩魚のカルパッチョサラダ。ソース2種類で、ビーツと黄色人参。ほとんどクセのない岩魚のお刺身にビーツのちょっと甘酸っぱい味わいがマッチして、これも美味。

石窯ピザにはキャベツと自家製オイルサーディンがトッピング。生地は薄めのクリスピーなタイプで、添えられたバジルソースも香り強く、これもいくらでも食べられそうな（笑）

どうでしょう、直径50センチオーバーくらいの石皿が登場し、一気にメインディッシュ的テンションが上がる一皿。

中央に大原の地鶏つくね、さわらの柚子味噌焼き、その周囲にはかぼちゃ、菊芋、赤こんにゃく、万願寺とうがらし、香ばしく焼いた岩魚の骨などが散りばめられ、こういう演出女子は好きだろうなぁと思える一皿。

最後、〆のご飯。
黒米焼きおにぎりの湯葉あんかけ。細かく切った三色人参、壬生菜などの野菜とぶぶあられも。焼きおにぎりは外側香ばしく、中には完熟梅も入っていて、とても趣向を凝らしたご飯。

そして最後のお菓子には、カタナーラというスペイン発祥のクレームブリュレのようなアイスクリーム。上にはハチミツがかかっていました。これ、最高に美味。そしてコーヒー。

あと余談ですが、トイレの離れ感や水槽の小さな熱帯魚たちと水草の感じも癒されます（笑）

全体を通して、ふんだんに季節の食材を使い、さらにジャンル問わず美味しく料理され、しかもこの和む古民家の雰囲気。これだけのお料理で3500円はコスパ良すぎ。これはリピート必至なのがわかります。しかも、お客の層も老若男女問わずで、普遍的にこの美味しさが支持されているんだろうな、と。大原の魅力を存分に発信してくれるお店でもあり、オススメです！

ヨ～イヤサ～♪