【京都ランチ】お米を味わい尽くす！地元で使いやすい「八代目儀兵衛」の新拠点

七条西大路エリアに誕生した八代目儀兵衛の新拠点「OMOYA」。米屋ならではの技を詰め込んだ土鍋ごはんと多彩なお供を、落ち着いた空間で味わえる一軒です。観光地・祇園にある店舗とはひと味違う、地元目線で使いやすいランチを体験してきました。

話題！八代目儀兵衛の新拠点

JR西大路駅から徒歩15分ほど、住宅街が広がる七条西大路エリアです。交差点を西へ約100m進んだ場所に、2025年9月オープンの注目施設が誕生しました。
お米ギフト事業・飲食店などを展開する「京の米老舗八代目儀兵衛」の新社屋が完成し、1階の「OMOYA」には、米が主役の飲食店、テイクアウトのにぎりめし販売、精米販売を併設。オープン当初から話題を集めています。

OMOYAは選べる予約時間帯も多く、地元の方も多く訪れている印象です。
店内は1階のみ、テーブル席のみの構成。和の雰囲気で、落ち着いて食事が楽しめます。

今回はランチタイムの体験取材で伺いました。

ランチメニューは下記の6種で、価格帯は1,780円〜2,480円。

・ごはんのお供極み御膳
・和牛の甘み焼き御膳
・彩りお造里御膳
・国産豚の生姜焼き御膳
・京風鯖の味噌煮こみ御膳
・厳選干物の炙り御膳

すべての御膳に、＋500円で0.01mm本枯鰹節出汁をセットにすることも可能です。

こちらでは、祇園店とは異なり、1合炊きのオリジナル釜を使用。1人につき1合ずつ炊き上げて提供されます。

1合炊きは非常に難しく、釜の厚みや温度、炊飯時間など、微調整を繰り返しながら何度も試作を重ねたそうです。

お米の美味しさを再確認！

食事は、お米の美味しさを再確認してもらうため、おかゆからスタート。あわせて、ちりめん山椒、塩、鰹節が用意されます。

とろりとした米粒から感じる、お米本来の甘みと旨み。少量の塩を加えると、味わいの輪郭がよりはっきりと立ち上がります。

続いて、メインとなる炊き立て土鍋ごはんと、お供セットが運ばれてきました。
ごはんが主役だけに、お供も多彩で彩り豊か。

予約時間にあわせて、最も美味しいタイミングを見計らって、ごはんを炊き上げます。

炊き立てのお米はツヤツヤと輝き、甘い香りがふわりと広がります。日本に生まれてよかったと、思わず実感する瞬間。お米そのものの美味しさを楽しめます。

使用されているのは、八代目儀兵衛の最高峰ブレンド米「翁霞（おきなかすみ）」。
単一銘柄ではなく、甘み、香り、粒感など特長の異なるお米を掛け合わせることで、最良のバランスを追究したブレンドです。

ごはんをよそい、豚汁（または粕汁）も加わり、充実した御膳が完成。今回は豚汁を選択しました。

紀州梅、焼鮭、肉味噌、なめこ、明太子など、色とりどりのお供が豆皿に少しずつ盛られています。
それぞれ味わいも食感も異なり、ごはんとの相性や変化を楽しめます。

※時期により、お供の内容は変わることがございます。

不思議なことに、お供を変えるたびに、お米の味わいも違って感じられます。

釜の中のごはんも、時間の経過とともに少しずつ変化。炊き立てから食べ終わりまで、お米の美味しさを余すことなく堪能できます。

豚汁は見た目通り具沢山で食べ応え十分。体も温まり、ごはんとの相性も抜群です。

オプションの0.01mm本枯鰹節出汁は、フラスコのような器具で、ゆっくりと抽出。
自然の力で落ちる出汁は驚くほどクリアで、芳醇な香りが立ち上ります。

鰹節をかければ、これ以上ないだし茶漬けに。

卓上には万能しょう油も用意されており、出汁に数滴加えることで、さらに味わいが変化します。ぜひ試してほしいポイントです。
玉子、からすみ、明太子などの追加トッピングも用意されているので、お好みで。

ごはんは1人1合ありますが、お供も豊富で、むしろ足りないくらい。まさに「お米が主役」のランチ体験で、大満足の内容でした。