2023年1月17日更新

【京都ランチ】とにかく『河内鴨』が激ウマ絶品！本格石臼挽き手打ち蕎麦「蕎麦酒房櫟」

おおきに～豆はなどす☆今回は北区、平野神社にもほど近い西大路通沿いにある人気蕎麦店。ランチ時は行列をつくることもしばしば。ブランド鴨『河内鴨』は必食の美味しさ。

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店の看板食材『河内鴨』は必食☆

北区、平野神社からさらに西大路通を上がった場所にある人気蕎麦店『蕎麦酒房櫟（いちい）』。この日、初詣でこの近くを訪れた昼時にお蕎麦が食べたくてやってきました。

以前にも来店したことのある人気店で、休日は行列必至だろうと当日電話予約するも、1回転目の11時30分入店なら予約可能とのこと。でしたが、遅い時間帯のほうがお腹が空くだろうと、行列覚悟でやってきましたが、待つこと10分ほどでした。

蕎麦は手打ちで、打ち水や出汁には京見峠の湧き水を使用し、当日使う分だけ蕎麦の実を石臼で挽くというこだわり。ミシュランガイド掲載店にもなっていて定評あり。

店名からもわかる通り、お酒やアテも充実し、〆に蕎麦を楽しむ、という蕎麦好きならではの醍醐味も味わえるお店。以前は夜営業もされていましたが、現在はランチタイムのみ。

店内は京町家リノベーションのこじんまりとした空間を最大限活用し、1階にカウンター＆テーブル席、さらに2階には座敷席。店内はにぎわっていましたが、和モダンの落ち着いた基調のインテリア。この日2階は貸し切り状態で、客層としては老若男女に人気の様子でした。

で、この時空いてたのがカウンター席のみだったので、こちらへ。
ちょうど厨房の天ぷらを揚げる様子が見られる場所で、さらにガラス越しから西大路通も見えます。

そして、メニュー。冷or温蕎麦、さらに天丼とセットになったものもあります。さらに一品料理も。特筆は、知る人ぞ知る大阪ツムラ本店のブランド鴨肉『河内鴨』。鴨せいろや鴨南蛮、塩焼きやお刺身もあり、お店の看板食材になっています。

前回は食べなかったので、今回はぜひとも河内鴨を使ったメニューをチョイスすることに。河内鴨は最高級国産合鴨肉のトップブランドで、京都で食べられるお店はここだけとか。

要予約ですが、こんな鴨鍋もあります。ちょうどこの寒い時期にふさわしい味覚ですね。

で、今回は鴨せいろ1900円、天丼とお蕎麦（かけチョイス）1680円＋蕎麦大盛り480円を注文。鴨せいろ、若干相場より割高感もありましたが、そこはブランド鴨肉使用によるところかな、と思ったり。

で、まずは鴨せいろから。
和モダンな器に、鴨汁、お蕎麦、薬味がセットになっています。面白いのが、薬味としてネギ、わさびの他柚子胡椒も。柚子胡椒は鴨肉にお好みで使ってくださいとのこと。

鴨汁には焼かれた鴨ローススライス、三つ葉、青ネギ、柚子皮など。

お蕎麦はかなり極細で、比較的白い更科系のような上品さ。

まずはそのままで。
ふんわりお蕎麦の香りがし、しっかりとコシもありつつ、舌触りも滑らか。

そして、鴨汁にお蕎麦を浸す前に一切れ鴨ロース焼きを実食。
想像を軽く超える美味しさ。最近食べた鴨肉の中では一番印象的というか。

通常、鴨せいろに入っている鴨ロース肉はお店によって提供の仕方さまざまで、汁と煮込んだものだったり、うっすら火を通したものだったり、出来合いのものだったり（笑）ですが、こちらのものは直前に焼き鳥のように直火焼きされたようで、鴨肉の表面に浮き上がった脂の香ばしさと濃厚さの美味しいことと言ったら。さらに嚙みしめると肉汁あふれ口の中が鴨まみれ（笑）これは店が推すだけのことはある美味しさ。

さらに柚子胡椒を乗せて。ほぼほぼ焼き鳥店に来たような錯覚の美味しさ（笑）かなりクオリティーの高い鴨ロース。脂がとにかく美味。

そこに蕎麦を投入。美味しいに決まってますが（笑）若干、この濃厚さをこんな上品なお蕎麦にまとわせるのはもったいないような気もしたり。

最後は蕎麦湯割り。わりとあっさりめな蕎麦湯でした。

で、もう一方のメニューのうち、いくつか試食させてもらいました。こちらは天丼。具材いろいろありましたが、ブロッコリーの天ぷら、個人的に好きです（笑）美味い。

そして有頭エビ。坂角の海老せんべいを思わせるような天然海老エキスの濃厚さ。そしてバリバリと全て食べらえるようにカラッと香ばしく上げられた頭部分。これをアテに呑めるような（笑）上等の天丼。

さらに、自家製豆腐も大豆の風味強く、シンプルにそのままで食べたい滋味深い美味しさ。

どれもクオリティー高く、いいものをいただいた満足感。特に、河内鴨は必食ですね。昼のお蕎麦でここまで美味しい鴨に出会えるのも貴重なほど。人気店ですので、予約をしたほうが無難ですが、多少並ぶことも覚悟の上、お試しあれ！

ヨ～イヤサ～♪