2023年3月2日更新

【京都嵐山】数十年に一度の大雪。嵐山の風景渡月橋 / 祐斎亭 / 竹林の小径 / 亀山公園展望台

3月に入り、季節は春へと向かっていますが、振り返ると今年ほど雪が降った冬も珍しいと思います。基本的に、京都市街地は積雪する事が珍しく、特に1月末の「数十年に一度寒波の日」は滅多に積もらない場所でも雪景色を見る事が出来ました。その一つ、嵐山を散策したので、貴重な風景を紹介します。

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雪国になった嵐山

今年の冬は良く雪が降りました。そんな中で、数十年に一度と言われた寒波の日に、嵐山を訪れました。名所の雪景色を紹介します。
こちらは阪急嵐山駅前です。駅に到着すると、雪が降りしきり、時折吹雪のような状態でした。

嵐山公園中之島地区です。一面の銀世界。木々にも雪が積もっています。

渡月橋周辺

こちらは水墨画のような渡月橋、嵐山を象徴する名所です。雪が降り続き、視界が真っ白になっていました。粉雪過ぎて？木々につもる雪が少なかったようで、少し黒っぽい嵐山に見えました。

大堰川付近の屋形船に積もる雪景色です。屋形船の営業はお休みでした。屋根に積もる雪が風情ある風景でしたが、雪の重みで船が大丈夫なのか？ちょっと心配な位積もっていました。

嵐山公園亀山地区付近です。10センチ以上積もっていたと思います。木々にもしっかり雪が積もっていました。

亀山公園内には梅がたくさん咲いていますが、梅にも雪が積もっていました。

亀山公園展望台

しんしんと雪が降る中、展望台へ登りました。こちらも少し木々の雪が少なめでしたが、吹雪が止まり、視界が良くなりました。保津川を行き交う船は、星のや京都の送迎船だけでした。星のや京都も屋根にしっかりと雪が積もっていました。

山中にそびえる千光寺。屋根の雪が少しですが残っていました。
千光寺は、角倉了以が大堰川を開削する工事で亡くなった人々をとむらうために、嵯峨の中院にあった千光寺を移転し建立させました。ご本尊は千手観音像です。大悲閣は伊勢湾台風で半ば倒壊し、長年の間ワイヤーで支えられていたそうですが、2012年に改修工事を終え、美しい姿を取り戻しました。

竹林の小径

大河内山荘付近から見る竹林の小径です。展望台から公園内を通って移動してきました。周辺は雪が積もっていても、なかなか積雪しないようで、個人的には今まで何度も来ては空振りしてきました。地元の方によると、ここまでしっかり積もったのは4年ぶりだそうで、たくさんの方が散策されていました。ちなみに地面は凍っていて、雪が降り続いていました。天龍寺側へは急な坂があるので、通る方が転ばずに降りれたか？ちょっと心配になりました(笑)

竹林内をのぞいてみました。雪がしっかり積もっていて、竹の節にも残雪が結構ありました。ここは日影なので、一番長く雪が残るかも？昔話に出てくるような風景でした。

嵐山祐斎亭

昨年の雪の時は閉まっていましたが、今年はラッキーな事に祐斎亭が開館していました。

嵐山祐斎亭は、平安時代より貴族が別荘地として四季折々の風景を愛でてきた場所で、1200年前の風景と、染色アートを楽しめる場所です。
祐斎先生が長年おられて、こんなに積雪するのは初めてとおっしゃっていたそうです。

障子越しに見る雪景色です。少し開いている所から見える雪景色がアートのようで、素敵です。

まる窓の部屋です。祐斎亭の象徴的とも言える景色です。丸窓が存在する施設は他にもありますが、連結している窓は珍しいそうです。

部屋にはテーブルが設置されていて、映り込む窓を撮影できます。まる窓越しに見る雪景色は、息を飲む美しさでした。

テラスからは、保津川の景色が楽しめます。冬はこたつが置かれいて、ゆっくりと過ごす事が出来ます。こたつに入って見る雪景色は格別でした。

テラスのそばには、水鏡が設置されていて、嵐山の景色を撮影する事が出来ます。祐斎亭は芸術的にも堪能でき、撮影も楽しむ事が出来ます。3月からは事前予約が再開されたようです。

今回は貴重な嵐山の雪景色を紹介しました。また来年、こんな素敵な景色が観れたらいいなと思います。

嵐山大雪の日 on YouTube

大雪の日の嵐山を散策した動画です。載せきれなかった風景も映っていますので、良かったらご覧ください(^▽^)

スポット情報

名称：渡月橋
所在地：京都市右京区嵯峨中ノ島町

名称：京都府立嵐山公園
所在地：京都市右京区嵯峨および西京区嵐山

名称：亀山公園（展望台）
所在地：京都市右京区嵯峨亀ノ尾町

名称：竹林の小径
所在地：京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町

名称：嵐山祐斎亭
所在地：京都市右京区嵯峨亀ノ尾町6
関連ページ：https://yusai.kyoto/