【京都ランチ】海鮮スポットであえて食べたい本格十割蕎麦！眺望も◎「橋立そば処まる丹」

おおきに～豆はなどす☆今回は京都府宮津市にある本格十割蕎麦専門店。美味しいお蕎麦とボリューミーな天ぷらに舌鼓。店の目の前には若狭湾が広がり眺望も◎

海鮮が自慢の土地であえて食べたい本格十割蕎麦

京都府宮津市、通称『海の京都』と言われるエリア。この日は観光で宮津に訪れ、いつもなら海のまちでランチするなら海の幸、海鮮一択！という、自分で勝手に設定した圧に従い、それらしいものを食べるわけですが（笑）

ですが、この日はかなり残暑厳しく、ツルッと冷たいものが食べたかったので、お蕎麦にしよう！と。で、ネットで探していると興味深いお店、本格十割蕎麦専門店『橋立そば処まる丹』を発見。お邪魔することに。

お店は若狭湾沿いにあり、眺望も素晴らしい場所。

うどんそば丼一式のお店ではなく、十割蕎麦専門店とのこと。なので、メニューも十割蕎麦が中心。そして、作り置きせず数量限定、なくなり次第終了。なので、来店前に電話確認したほうがいいみたいですね。

店内はこじんまりとしたスペースにテーブルごとに仕切りが設けられ、注文以外はカーテンで閉じられ、半個室のような雰囲気。コロナ対策を徹底されてる様子。そして、窓際の席には開放的な若狭湾の眺望。

お蕎麦は北海道産の蕎麦を石臼で自家製紛し、つなぎなし十割で蕎麦切りされているとか。出汁は鰹、目近、鯖節ベースに、そば膳醤油で仕上げた『かえし』で、数日間寝かせたものを使用というこだわり。期待値高まります。

メニューは冷or温とぶっかけ。冷たいお蕎麦では、丹後産の食材を積極的に使用されています。あと、京丹後産の白飯や伊根産の生卵など、地のものも。

で、今回は丹後産岩のりざる蕎麦1300円の＋大盛り550円、天ぷら蕎麦1500円を注文。

まずは友人チョイスの丹後産岩のりざる蕎麦大盛り。岩のりはこちら。蕎麦出汁に添加して食べるみたいです。

そして、私の注文した天ぷらざる蕎麦。天ぷら、十割蕎麦、小鉢1品が付きます。

それにしても天ぷらがかなりボリューミー。メニューには海老2尾、野菜4品とありましたが、明らかにそれ以上のものが乗っています（笑）

お蕎麦はいかにも手打ちの、ちょっと扁平で細さも若干まばらで、これこそが手打ちの風情というか。つなぎなしって切れやすく短くなりがちですが、ある程度の長さをキープしつつ仕上げられていて技が光ります。まずはそのままで一口。程よく蕎麦の香りが口に広がり、なんとも優しい口当たりと風味。

そして、蕎麦出汁に浸して。甘み少なく、各魚介節しっかりとした風味の効いた蕎麦出汁。

すかさず、揚げたての海老天。天ぷら用つゆの他、抹茶塩も添えられています。わりと大きな海老で、それが2尾とはかなりボリューミー。

さらに、これは鮎か？と聞くと、珍しいオスのシシャモとか。美味しいシシャモでした。こんな使い方もあるのか、と。

さらに、イカ2切れ。んまい！

さらにさらにちくわドーンと！
そして、野菜天には蓮根、カボチャ、まるごとピーマンなど、想定の倍ぐらいの量（笑）

途中、キュウリの酢の物を箸休めにほっこり。

友人の岩のりをもらい、味変。岩のりのしっかりとした存在感で磯の風味。これもなかなかの美味しさ。

最後、蕎麦湯が出てきましたが、蕎麦湯用の薬味として青ネギと柚子皮が添えられていました。

蕎麦湯濃厚で、恐らく蕎麦湯用にあえて作られたものだと思われますが、この柚子皮入りの蕎麦湯がとてもいい！最後まで蕎麦の余韻に浸れるというか。

店内に何故か京都大学の吉田寮のフライヤーや写真集があり聞くと、ご主人の知り合いに京大出身の方が多く、ご主人も以前よく出入りしていたんだとか。

海の京都・宮津で、思いがけなく美味しいお蕎麦に出会え、海鮮の店に行かずここにしてよかったな、と（笑）印象に残る美味しさでした。オススメです！

ヨ～イヤサ～♪