京都水族館の徒歩圏内に待望の“使える”カフェ『S'wich（スイッチ）』オープン

趣向を凝らした展示で人気の京都水族館。年パスを購入している人も多いのは？最近開発が進む梅小路エリアですが、ちょっと小腹が空いたときにオススメの新店を発見しました。通し営業なので、「小腹が空いたけれど、ランチタイムを逃しちゃった」というときにも使えます。

ロケーション

さまざまな趣向を凝らした企画を打ち出し、人気の絶えない「京都水族館」。ファミリーで車でお出かけする人も多いのでは？ “駐車場あるある”ではあるのですが、大宮通を挟んで西側（水族館側）の駐車場は安くて終日1000円、高いところだと1500円ほどします。でも、大宮通を挟んで東側に入れば、終日800円のコインパーキングがいっぱいあります。信号を渡っただけの場所にもあるのでオススメ。

最大料金が決まっているパーキングって、気持ちがゆっくりしていいですよね。ちょっとお茶したくて、周辺をウロウロしていると、見つけました。『S'wich - Coffee, Sandwiches & Bar』。祝いの花がたくさん並んでいるので、まだオープンしたばかりみたいです。

上は滞在型のホテルになっているようで、エントランスの横に入り口があります。真冬はちょっと寒いですが、“密”が気になる人には嬉しい、開放的なテラス席あり。

メニュー

朝から何も食べていなかったので、サンドイッチを食べることに。

ローストチキンやプルドポークのサンドイッチがオススメのようですが、パクチー入りとのことでバインミーを注文。バインミーは、ベトナムのサンドイッチ。ベトナム人シェフ直伝のレシピをアレンジしているそうです。

ボリュームたっぷりのパインミー。作り置きじゃなくて、チキンをソテーするところから作ってます。少し時間はかかりますが、そのぶん美味！いくつものスパイスが混じり合い奥行きのあるエスニックな味わい。それにシャキッと歯ごたえと酢の鋭さを感じるピクルス、爽やかな酸味は仕上げに絞る生ライムの爽やかさが加わり、これで680円はお値打ち！

それとラテ。こちらのコーヒーは、オーストラリアのエスプレッソを基本にしているそう。知りませんでしたが、オーストラリアはコーヒー先進国とも言われ、独自のコーヒー文化を醸成してきた国。最近流行りのフラットホワイトなどもオーストラリアで人気の飲み方です。

器もすごく洒落ています。いろんなところで作家モノの器を集めて使われているそう。

本当はバインミーと一緒に写真を撮りたかったのですが、かなり本格的に、いちから調理されるため泡が消えてしまいました。ランチの注文の順番としては、バインミー→ドリンクが正解かも。

本当はトイレに行きたくて、ちょっとお茶するだけのつもりが想像以上のクオリティだったので、気になっていたもうひとつのメニューsweet poteto fries を注文することに。やっぱり！想像していたとおり普通のさつまいものフライじゃないです。食感を変えるために、太め細めと切り方を変えた芋（この日は紅はるか）をカリッと素揚げしてスパイスをからめてあるのですが、芋の食感、スパイスの複雑な広がり、塩気がデザートにもなるし、お酒のあてにもなりそう。

メニュー黒板のすみっこのほうに見えるspicy hot chile（50円）を追加！これが、ただ舌を刺す激辛さではなくて、底から湧き上がってくる旨みがあって、実に美味。なんと、これ、手作りだそう。そのうち、瓶詰め？を販売するかもしれないとのことなので、激辛好きは、今後の動向に注目しましょう。

カウンターには、ハーブやフルーツを漬け込んだおしゃれな酒瓶が並んでいます。例えばいちごやローズマリーに粒胡椒を漬け込んだもの、グレープフルーツにジンジャーやカルダモンを漬け込んだものなど。とってもおいしそうです。夜22時までの通し通し営業なので、お酒を楽しみに来るのもいいですね。

京都駅から歩いても10分くらいなので、次に来るときは酒ですね。

梅小路・京都水族館周辺で見つけた2020年新店カフェ。穴場です。