京都イタリアン元祖！伝説シェフが週イチ営業☆市内一望の秘境天空レストラン「フクムラ山の家」

おおきに～豆はなどす☆今回は北区鷹峯の山中にある、知る人ぞ知る伝説のイタリアンシェフが週イチ営業する天空レストラン。開放的眺望とともに頂いてきました！

山中の秘境にある知る人ぞ知る天空イタリアンレストラン

北区鷹峯の山中。最初GoogleMapナビで案内された通りに車でアクセスしたのですが、立ち往生（汗）そのままバック走行で鷹峯街道に戻り、反対側の山道から攻めてたどり着いた場所。

ここに、日曜日のみ開催される青空マーケット『鷹峯メルカート』に出店される、京都イタリアンのパイオニアとも言うべき伝説シェフの天空レストラン『フクムラ山の家』。以前からその存在を知りつつ、ようやく訪問。イタリアンランチを食べようとやってきました。

少なくとも30年以上前に、四条富小路で自家製本格パスタが食べられるお店として、京都人の間で有名だったイタリアンレストラン『フクムラ』。なので、京都イタリアンパイオニアと称されるイルギオットーネ笹島シェフよりもっと前の時代で元祖とも言えたり。私自身、食べに行った記憶がうっすらあるくらい昔の話すぎて（笑）

ずっと山中を分け入り道案内板を見つけて進入すると、舗装された広い空間。そこにテントの張られたお店がいくつか並んでいます。

ここを目指して来ないとたどり着けないような立地のため、お店の方は皆ウェルカムな様子で駐車案内など誘導していただきました。デカ目の愛犬もしっぽフリフリでウェルカム。

こんな秘境的知る人ぞ知る空間ですが、日によっては駐車場満車になるほどの人出の時もあるそうです。

露店では、アンティーク品や雑貨、手づくりの皮革製品、さらに地元・岩倉で採れた新鮮野菜などを販売。美味しそうだったので、量り売りジャガイモやらインゲンを自宅用に購入しました。

お店の方々は皆まったりとした雰囲気で迎えてくれます。

そして、こちらが伝説シェフ福村さんが腕を振るう『フクムラ山の家』。ウェスタンハットを被った御年70代後半の方ですが、まったくエイジレスな印象（笑）

この日のオススメ料理は窯焼きローストチキン、ズッキーニ花のフリットいうことで、それらを注文し、さらに自慢の手打ち自家製パスタ3種類の中からフェットチーネ、リガトーニを選び、最適ソースにアサリ＆キノコクリーム、ベーコントマトソースで。他、チキン＆ポークのメルカトサラダも。

ドリンク類は冷蔵ケースからセルフで取り出し、会計の際に自己申告するスタイル。

ログハウス調のテラス席もあり。ですが、この日はお天気もよかったので、眺望のいい野外テーブルでいただくことに。

さらにワインも各種あり、冷蔵ケースにはデザート類も。スイーツに紛れて、平飼い地卵や自家製カラスミも販売。今回はありませんでしたが、自家製カラスミパスタもメニューに上る日もあるとか。

そして、京都市内を一望できる場所に配置された丸テーブルに料理が運ばれます。この日は曇り空ながら、さほど暑くもなく野外イタリアン日和。

まずは、揚げたてズッキーニ花のフリット。花の中にチーズが入っていて、周りの花びらと衣の食感、濃厚チーズの旨味がとても美味。

さらに、オススメの窯焼きローストチキンハーフ。ローズマリーなどのハーブやスパイス、ニンニクとともにシンプルな味付けで、じっくり焼き上げられたローストチキン。身はふっくらホロホロと柔らかく、皮の焼き目も香ばしく、肉汁をソースにいただく。パスタに絡めたくなるような肉汁の美味しさ（笑）

サラダにはコールドチキン＆ポークにレタスやキュウリ、トマトをミモザ風に。トマトが激ウマでした。旨味の濃縮された味わい。

ひとしきり食べたところで、パスタ登場。クリーム系にはフェットチーネがオススメということで、アサリ＆キノコのクリーム。自家製モチモチ食感のパスタに、程よくクリームとアサリの旨味の効いたニンニク風味で、唸る美味しさ。

さらにリガトーニのトマトソース。こちらもモチモチでトマト味濃厚。程よいフレッシュな酸味を楽しめ美味。

せっかくなので〆のドルチェでも、とズッパディロマーナ。
リキュールやシロップをたっぷり染み込ませたスポンジケーキに、クリームがデコレートされたもの。けっこうリキュールが効いてました（笑）

ハンドドリップで1杯ずつ淹れてくれるコーヒーも。3種類ほどあり、ロースト濃いものと酸味の強いものを注文。自家焙煎なんだと思いますが、フルーティーな酸味と繊細なコクのある、とても美味しいコーヒーでした。青空の下、食事をする開放感も美味しさのスパイス。けっこういろいろ食べて、この日の会計一人3600円ほど（コーヒー別500円）。

休日車を走らせて森林浴をしながらたどり着く、秘境の天空レストラン。そんな設定だけでワクワクが止まりません（笑）来店の際は営業の有無とともに、電話で予約されたほうがベター。8月と冬場は休止予定だそうです。秋にもまた訪れたいお店ですね。ヨ～イヤサ～♪