2024年7月27日更新

【京都】祗園にある高級ジビエ料理店の新店はなんと『ジビエ立ち飲み』

木屋町四条下ル、高級ジビエ料理店「Gibier MIYAMA」の二号店「お料理 MIYAMA」オープン！昼酒を引っ掛けにやってきたのだ。

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15時から使える本格ジビエ立飲み店

梅雨の晴れ間で曇天なのですが、風があるのでそんなに暑くない、いい日和なのだ。

やってきたのは木屋町四条下ル。細い路地沿いに飲食店が立ち並ぶのですが、祇園や先斗町よりはかしこまらない雰囲気で、京都でも特に好きな場所。ここで15:00オープンのお店で少々遅めのランチ、いや、昼酒を引っ掛けにやってきたのだ。これは非常にいいなあ！と思ったので気合シッカリ目でご紹介。

胡蝶蘭の鉢植えが並ぶのですが、7月4日にオープンしたばかりの「お料理 MIYAMA」なるお店。祇園にある高級ジビエ料理店「Gibier MIYAMA」の二号店は、なんと、ジビエ立ち飲み！という設定なのだ。飛び込みで行ったのですが、本日１人目の客として店内に。

立ち飲みとは思えないスッキリ、且つ既に老舗の風格がある風に仕上がった店内。詰めれば30名は楽々ッぽい感じですな。

窓の外には高瀬川の緑が目に入る、春は絶景桜ポイントなわけで。当日は男前３名で運営中。変わった形のテーブル前に陣取り、さあ何を頂こうかと思うのですが・・・

とりあえず、飲み物メニューをチェックし、ワタシは「生ビール」￥600、相方は「デュワーズハイボール」￥600（以下、全て税込み価格です～）を注文し・・・

昼酒満喫状態で、さあ何を頂こうかと悩むわけで。これが「ジビエ立ち飲み」らしいメニューが豊富に並んでいて、かなり目移り！

こんな感じです。とりあえず色々食べてみよう＆この後もう一軒は行こう！と狙っているので、４点ほどを悩んで注文。

突き出しからしてお洒落。生カボチャスライス(多分、コリンキー）と胡瓜をマリネした一品。こりこりと歯ごたえ良好ですな。突っついていると・・・

一品目登場。良いアテだなあ！と超感心した「鹿味噌パリピ」￥500なり。しっかり甘口味噌味を付けた鹿肉リエットを生ピーマンに乗っけて、パリっと頂く趣向。旨い肉味噌を付けると、癖の強い生ピーマンがこんなに旨くなるなんて！とちょっと嬉しくなるお味でした。

更に二品目登場。これがまためっちゃイイ！と思った「熊鴨パテ」￥850なり。そもそもパテが肉の旨味しっかりで塩分の乗せ方も丁度良く旨いのですが、その旨さを倍加されているのが、パテに添えてある緑色の薬味。ハーブが入っているようで、じんわりほの苦く、めちゃ肉の旨味を引き出している感じ。　思わず「これは何ですの？」と聞いてしまったのですが、タラゴンとエシャロットが入っているペーストだそうです。

これは酒が進むわー！と、相方は「赤ワイングラス」￥700を、ワタシは「三岳ソーダ割り」￥500を注文し、更にまろやかな気分に。

三品目がこれがまた食べたことが無いお味でした。「とりあえず雉つくね豆腐」￥700なり。桃太郎のお供の「キジ」が肉団子になっているのを食べたのは初めてですが、そんなに癖は無く美味しいです。

これも雉を育てている業者さんがいるかと思って聞いてみると、ご店主は店名の通り、美山出身で狩猟免許も取得されていて、自分達で熊や鹿、雉などの美山の幸を撃ってくるシステム！で運営されているようです。冬期はこの建物の２階で熊鍋コースを出すお店もやられる模様。　

四品目、「地鶏唐揚げ　毛沢東」￥600。サイズは小ぶりですが、地鶏だけあってしっかり肉の食感あり、自家製毛沢東スパイスは、超粗びきタイプで、ナッツ成分多めで辛さはかなりシッカリ目。これまたニッコリ！なのだ。

五品目。「帆立焼きひも醤油マヨ」￥550なり。日本酒に合いそうなモノも色々とスタンバイ。今日は、この後もう一軒心当たりがあるので今日はこれぐらいにしておこう！ということに。

店内に張り付けてある開店祝いのポスターが気になったので調べてみたのですが、京都の花街のしきたりの１つで、「お日柄」という祝いの品。真ん中上側に「一、日柄」と大書され、縁起物の宝船や鯛の絵を描いたおめでたいもので、京都では舞妓の見世出し、襟替えの時などにご贔屓筋や親しい妓から贈られる風習があるようです。

以上で、生ビール１にハイボール１、赤ワイン１に芋ソーダ割り１と軽めに吞んで、￥5650なり、という全然大大大納得価格（PayPay支払いOKでした）。まだこの時間帯は知られていないようで、客は我々だけで超ノンビリ出来ました。ちょっと変化球、且つ美味いアテで軽めに呑みたい時は、ぜひ！と言う感想ですな。オススメいたします～