【京都ランチ】聖護院・京都大学病院前の創業100年余『にしんそば』名店「かく谷老舗」

おおきに～豆はなどす☆今回は左京区聖護院、京都大学医学部付属病院前にある、創業100年余りの歴史を誇る蕎麦の老舗。大名物・にしんそばがいろんなメニューで楽しめる趣向。

京都大学病院前の老舗蕎麦店

左京区聖護院、京都大学病院前。ここに創業100年余の蕎麦店『かく谷老舗』があります。元々先々代が石川県から京都へ移り住み、蕎麦店を構え、現在3代目になるお店とか。

この日は身内のお見舞いに病院を訪れ、そのランチでこちらへ。

昔ながらの京都らしい蕎麦メニューがいろいろと並ぶお店。中でも店の大名物はにしんそばとか。

さらに、こちらは京都の老舗蕎麦らしく『京蕎麦二八会』の加盟店。なので、安定の美味しさを提供するお墨付きのお店。

入店した時はちょうど昼のピーク終わりくらいの時間帯。なので、昼休みを利用して食事する客と入れ替わりのように入店。この周辺で仕事をする人、病院関係者などでにぎわっていました。

店内はテーブル席とお一人様カウンター席があり、54席ほど。

メニューはお蕎麦を中心に、うどん、丼、定食など、バリエーション豊か。中でもにしんそばがイチ押しで、それ以外ににしん定食など、にしん煮を軸にしたメニューが並びます。

さらに、お昼限定のセットメニューや平日のみのかやくご飯のセットなどあり、その選択肢の中にもにしんそばがあります。

今回は4人で利用し、中には元々京都出身の親戚もいて、にしんそば懐かしいな～と皆口々に注文。で、私もせっかくなので、いろんな味が楽しめる蕎麦小鉢3種類、天ぷら、にしん、やまかけトッピングの都萌そば1300円を注文。

一人はもちろん大名物・にしんそば1100円。夏場でしたが、それまで冷房の効いた部屋にずっといたのと、懐かしいにしん煮の味わいを噛みしめ、美味しく食べていました。

もう一人はかやくご飯とにしんそばのセット950円。こちらもにしんそばなんて何年ぶりやろ、とつぶやきながら。まあ京都人にとって、にしんそばは故郷の味的メニューなのかもしれませんね。

さらに、にしん煮と昆布巻が別皿に乗ったにしん定食1200円。かけそばの美味しさもわかる定食。

そして、私の注文した都萌そばがこちら。3種類あると、ちょっとうれしい豪華さ（笑）

海老天が乗った天ぷら蕎麦は揚げたてで天ぷらサクサク。上品に青味は三つ葉。出汁が美味しい。見た目薄い色目ながら、うるめ、鯖、宗田、利尻昆布からとったキリリと旨味シャープな出汁。蕎麦はもちろん自家製で、細めの上品な蕎麦。こちらも端正な味わいで美味。

お店では、蕎麦、うどん、出汁、にしんなど、できる限り自家製にこだわっているとか。

こちらはあっさりとした味わいの山かけそば。さらに出汁の味がクリアで、うずら玉子と山かけ効果でスルスルとのど越しよく食べられる一品。

そして、自慢のにしんそば。
甘辛く、そして柔らかく炊かれた身欠にしんは口の中でホロホロと崩れ、にしんらしい独特の味わいを楽しめます。さらに、にしんそばの魅力は、にしん煮が出汁にも浸透し、蕎麦全体に旨味の重厚感を与えているところ。地元にいると、いつも年末くらいしかあまり食べないにしんそばですが、こうして改めて夏場食べるのもいいなぁと。

そして、繁華街の老舗に比べリーズナブルににしんそばを楽しめるのも魅力的。ぜひお試しあれ。ヨ～イヤサ～♪