【京都ランチ】名物タルトタタン☆市役所横の穴場高コスパフレンチ「ヌーベルバーグKYOTO」

おおきに～豆はなどす☆今回は中京区、京都市役所西にあるフレンチカフェレストラン。フランス伝統菓子タルトタタンが名物で、ランチではコース料理に組み込まれ高コスパの穴場店。

市役所横の穴場フレンチ

中京区、京都市役所西の寺町通沿い。ここに創業10年ほどになるフレンチカフェレストラン『ヌーベルバーグKYOTO』があります。ずっと前から気になっていたお店です。

以前、個人的にフランスの伝統焼き菓子タルトタタンにハマっていた時、こちらの名物であることを知り来店したいと思っていました。テイクアウトでも販売されていて、店内でもカフェメニューとして提供。ですが、15時以降に前を通りかかると運悪くいつも品切れでした。

そんな人気のタルトタタンですが、昼のランチメニューのデザートとして食べることもできます。ならば、ランチ利用で今回いただこうと。ランチも比較的お手軽な価格で、しかもタルトタタンが食べられ一石二鳥。

店内はカジュアルなカフェスタイルの雰囲気を想像していましたが、そのカフェ空間の奥にさらにちょっと落ち着いた空間があり、そこでランチをいただくことに。この日はちょっとランチ時間のピークを過ぎた頃の来店だったので、比較的空いていました。

室内には値段の表示された絵画が飾られ、レストラン営業をされつつ画廊のような役割も果たす空間。目の保養にもなりました。

ランチメニューも数パターンなり、お手頃な日替わりカレー1000円からランチコース2200円まで幅広く。といっても、コース2200円が最高価格で、オードブル、スープ、メイン、デザートまでしっかり構成されてこのお値段。

今回はランチコースで、自家製パン又はライスでパンをチョイスし、この日のメインは白身魚又は養老山麓豚のステーキで、豚ステーキをチョイス。

で、デザートはタルトタタンの他、もう一つをここからチョイスでき2種類。今回はプリンにしました。

まずはオードブル。
サラダ仕立てのサーモンマリネが登場。それにしても前菜の量としてはボリューミーなのが印象的。

サーモンはわりと肉厚スライスのものが4枚。その下に千切りの人参、紫キャベツ、レタスなどの他、白いんげん豆。充分にマリネされ、食べ応えもある前菜。

続いてスープ。自家製パンも添えられています。

自家製パンはもっちりとしたコシのあるフォカッチャのバゲット型のような。噛むごとに味わい深い、自家製の美味しさ。さらにこだわりなのが、添えられているリンゴジャムも自家製のようでした。リンゴ本来の風味が感じられる美味しいジャム。

さらにスープはかなり具沢山なミネストローネ風。
塊状の豚肉、キャベツ、玉ねぎ、人参の他、キドニー、ガルバンゾー、白いんげんと豆類も充実。野菜の優しい風味が溶け込んだスープ。

メインの養老山麓豚ロースのステーキ。付け合わせはシンプルにローストポテト。品種はインカのめざめのような、ねっとりとした食感と味の濃さ、皮のパリパリ感が美味でした。

養老山麓豚、こちらも繊維細かく適度な脂、そしてソースも肉や野菜の旨味を凝縮させたような。ブラックペッパーも効き、美味しくいただきました。

そしてデザートのタルトタタンとプリン。
飲み物は、この日外が暑かったのでアイスコーヒーをチョイス。

タルトタタン、いいビター感にほのかに酸味のあるサワークリームですかね。リンゴと砂糖で時間をかけてシンプルに焼き上げた、ホールでも食べられそうな美味しさ（笑）あとで調理場を覗くと、タルトタタン専用の鍋がいくつも並んでいて、その人気ぶりがうかがえました。

プリンはしっかりとした生地で、味も濃厚。カラメルソースのビター感とタルトタタンのビター感に共通の美味しさを感じました。

ここまででも、結構満足でしたが、最後のアイスコーヒーに驚きの配慮。薄まらないように氷もコーヒーで作られていました。こんな多彩な手づくりとボリュームのランチが2200円。この立地でかなり破格だと思いますけど（笑）

店内には恐らく地元のお客がほとんど。観光客が特に好むような映える料理はありませんが、どれもしっかりしたポーションで美味しく、頻繁に利用したくなる良心的お手軽さ。

今シーズンの春の京都、またコロナ禍前のような人出が復調し、ランチ時はちょっと名の知れたお店なら行列必至の様相。並ぶことをあまり好まない京都人にはお店の選択肢が狭められる季節でもあり（汗）そんな時の避難ランチに、また利用したいと思いました。ヨ～イヤサ～♪