四条烏丸近く、和食もいただける隠れ家ワインバー「葡萄酒堂（わいんどう）」

四条烏丸近く、食事もしっかりしている隠れ家ワインバー「葡萄酒堂（わいんどう）」なり。イタリアン、和食をいただける珍しいお店。

路地奥に佇むイタリアンのワインバー

四条烏丸近く四条通東洞院下ル、約70ｍ。東側の路地前にこういう看板を発見したら、路地奥へどんどん進むと・・・

四条通から一本下がっただけの街中なのに、ご近所は普通にお住まいのお家で、路地奥に一軒ポツンと灯りが見えるのが本日のお目当て、「葡萄酒堂」（わいんどう）なり。　この辺りが「元悪王子町」というなんだか凄い町名。とりあえず、居酒屋・ダイニングバーカテゴリーで書き始めているのですが、分類が極めて難しい一軒なのだ。店内に。

バー的にぐっと照明を落とした店内。カウンター席が6席、4人掛けテーブルが３卓。京町屋リノベ物件ですが、かなりゆったりとした造り。

メニューが面白いので、このblogでは珍しく全部出すのですが、こちらが日替わり系のおすすめフード類。和食？イタリアン？と悩むのですが、メインは和食を出すイタリアワインバー、という設定のお店。

レギュラーメニューも入れ替え制の様で、こちらが和食系。魚・肉ともバランスよく。

少々ピンボケですが、こちらがワインアテ系料理。3人で回されているので和食・洋食それぞれご担当が居られるのかなあ！と思いつつ、折角なのでチャンポンで色々食べてみようよということに。

で、泡グラスで今日の労働に乾杯～！し、お料理を待つのですな。

まずは、イタリア系メニューから、天然鰤と炙り帆立のカルパッチョ。お刺身は薄切りではなく、しっかり角切り的刺身がゴロゴロと入っているのが面白いのですが、期待通りのお味でなかなか美味しい。上から掛かっている黒いのは醤油では無くて、バルサミコ。支払いから考えると￥1000ぐらいの値付けですが、全然納得。

しっかりした和食メニュー

で、和食系から焼き八寸￥1820×2なり。結構良いお値段なのですが、これが芸細やか＆これだけでかなりのボリューム。小鉢に入っているのは右から、トマトと焼きズッキーニのジュレ掛け、焼き万願寺、角切りシマアジの南蛮漬（エスカベッシュかな）、中央には、焼きたての鰆の西京焼、左奥の小皿は鴨ロース、右手はだし巻きと、揚げたて！鱧の骨せんべい、という布陣。
いやはや盛りだくさん＆ちゃんとしております。ワイン目当てなら結構しっかり呑めそうな量でしょうな。これとナッツかドライフルーツでもあれば1時間は楽しめそう。

これはグラス追加で～！ということに。グラスワインは税込み￥968～という価格帯。伊シチリアの白、「Vaccaro Luna Grillo」でした。グリッロ100%のフレッシュなモノ。これもあちこちでお見掛けするかも。

私注文は、ロゼ泡で伊アブルッツオから、「Marramiero Brut Rose」を。ピノ・ネロ80％、シャルドネ20％ですが、泡が長く続く良いものですな。￥1320なり。

で、先の八寸の後に、これを注文できるなんて面白くありません？　栗豚のリエット￥740なり。チョイ塩強めですが、これまた間違いのない一品。

ワインの写真を忘れていて、結局2人で6・7杯ほど呑んだような気がするのですが（汗）、ボトルの写真がこれが最後でした。フリウリの赤で、「Borgo dei Vassalli Refosco」なり。レフォスコ100%で結構しっかり系だったような。

で、再び和食に戻ってくるのですが、鱧とトウモロコシの天ぷらで￥1430なり。鱧はふかふか食感、トウモロコシはかき揚げではなく、わずかな衣で寄せて揚げてあるような感じ。これまた間違いない一品。

どういうわけだか、これで〆る！と決めていたので速攻注文した一品。
スペイン産ガリシア栗豚のカツ、ジャポネソースで￥2178なり。200gと言うしっかり量で、御覧の火入れ。脂が美味しい一品。ジャポネソースとは大根卸し入りの甘口ソースで、ステーキソース的な感じなのですが、カツとよく合っていて美味しいです。お腹も結構パンパン。

お料理が豊富でしっかり食べOK！ですので、軽くバー使いでも一軒目使いでも、遅めの時間帯でもOKというユーティリティプレーヤー。ちなみにランチもお得で美味しいとの噂。
ワインでしんみりグダグダするのには非常に適切な隠れ家物件。場所も非常に便利な位置ですので、イタリアワイン好きなら覚えておくと良いカモです！　ご馳走様でした。